クリニックの事業承継④ 人事戦略

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

私はクリニックの相談にのらせていただくことが多いです。クリニックの経営は財務のこと人事採用教育のこと、相続問題にマーケティングのことなど相談事は多岐にわたります。クリニックの事業承継は一般と何が違うのでしょうか。そのあたりをつづっていきたいと思います。本日はクリニックの人事戦略についてです。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

クリニックの悩みの代表格は何といっても

「人材不足」です。

 

そしてその次に来るのは

「定着率の低さ」です。

 

ゆえに採用活動は困難を極め

北海道の北のはずれの

歯科衛生士養成校の有効求人倍率が

7倍を超えているというデータもあります。

 

ドクターの採用はもっと過酷で

院長の人脈勝負になっています。

特に体育会系人脈が最強のようです。

 

そうなってくると医院を承継する場合、

長年続けてくださるコメディカルスタッフの存在はありがたいものです。

 

ところがその大先生が手塩にかけて育てたスタッフさんたちに

受け入れられない若先生が多いのも事実です。

 

彼らもわかっているのです。

おいそれとスタッフをクビにできない状況を。

 

 

そして、医療介護の分野は定着率も悪く

看護師さんの平均勤続年数が1年を切っている

クリニックもあります。

 

後継院長はこのスタッフさんたちと

どう新たに契(ちぎり)を結んでいくのか・・・

 

そのキーは大先生にへの接し方にあります。

常に大先生を立て、尊敬していることを

スタッフ全員に伝える。

 

そして、大先生を支え続けてくれたことを

スタッフに心から感謝する。

 

これをやり続けたあるクリニックの院長は

継いだとき2000万円しかなかった売り上げを

5年で1億5千万円まで上げました。

 

その若い院長先生は本音でこう言います。

「僕はスタッフに生かされている自信がある」

 

 

素敵な姿勢ですね。

 

 

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児玉秀人でした。

 

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三菱自動車の燃費データ不正に考える

後継者の学校パートナー、中小企業診断士岡部眞明です。

三菱自動車の燃費データの不正が発覚しました。三菱自動車は、過去に2000年と2004年の2度のリコール隠しを行い刑事事件にもなっています。にもかかわらず、また、意図的に不正が行われてしまいました。

三菱グループからの支援を受け、再生を誓ってからわずか12年、順調に見えていた業績はこの不正に支えられていたことになります。

この事態に、「三菱ブランドを傷つける。」「いや、日本ブランドへの信頼をも毀損する。」と、我が国の産業界自体にも大きな影響を与えかねない事態になっています。

三菱自動車のブランドイメージは、リコール隠し以降そんなによくはないとおもいますが、三菱グループといえば、そのブランドイメージは「安定」「勝者」と、安心感とか信頼感につながります。三菱グループ内では、「三菱は国家なり」というくらい社会に貢献する企業としての自負や責任感は大きいものがあるようです。

三菱グループが共有する企業姿勢、企業活動の道しるべとされているものに「三綱領」というものがあります。

いわく、

「立業貿易(全世界的、宇宙的視野に立脚した事業展開を図る。)」

「処事光明(公明正大で品格ある行動を旨とし、活動の公開性、透明性を堅持する。)」

「所期奉公(事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献する。)」

(4代目三菱商事社長岩崎小彌太)。

まさに日本から世界そして地球規模までを視野にいれています。

三菱自動車はどうでしょうか。

「Drive@earth」「@earth TECHNOLGY 環境への貢献・走る歓び・確かな安心」

今となっては、ブラックジョークのようです。

明治の殖産興業、我が国の近代化を支え、成長してきた三菱の企業理念は素晴らしいものだと思います。先人たちが、誠実に企業離縁を守り、営々として積み上げてきた三菱の企業イメージ「安定」や「勝者」が、三菱自動車が守らなければならないものが、「社会」や「地球」から「勝者としての会社」や「安定した会社」という、自分たち自身が入社以前に持っていた三菱のイメージになっていしまっていたのではないでしょうか。

今回、世の中の注目は「三菱ブランド」「日本ブランド」のことで、ブランドとの関係が多かったように思います。企業がつくりだすブランドに対し、消費者側に作られる記憶の総合がブランドイメージです。

ブランドとは、「販売者ないし販売グループの製品やサービスを識別し、それらを競争他者から差別化するために付される名前、言葉、記号、シンボル、デザインないしはこれらの組み合わせからなるもの。」と定義されます。

形だけの差別化は、遅かれ早かれ模倣されコモデティ化されてしまいます。他社が絶対に真似できない差別化要因は何でしょうか、それは組織です。組織のメンバー(社員)、伝統的活動、能力、風土がつくりだす力です。その組織に方向性を与えるものが、企業理念です。

先輩は、現場でその高い理念を実践してきたからこそ、今日の「安定」「勝者」というブランドイメージを確立できたのです。そして、いまそのイメージにとらわれて、三菱自動車という会社は存続の危機を迎えています。理念と現場の具体的行動が遊離してしまった結果です。社員一人ひとりが、本当に地球環境のことや信頼される技術のことそしてお客様のことを考えていたら、虚偽の性能表示なんてありえません。それより、ダイハツやスズキに勝つこと、売上を優先したから、今回の結果があるのです。

「あの会社は変わらないよ。」そうかもしれませんが、いや、そうであればなおさら考える必要がありませんか。「自分の会社は大丈夫?」

対岸の火事とか他山の石という言葉あります。企業理念を美しい言葉で飾ることは、そんなに難しいことではありません。はやり言葉、今でいえば、地球環境、社会貢献、安全・安心・・・。三菱の理念は、素晴らしいものです。

企業理念が一つ一つの商品やサービス、社員一人ひとりの行動と結びついて具体的に力とすることが経営者の仕事です。そして、お客様や従業員とその家族、世の中を幸せにすることが使命なのです。

「ブランド価値は、玉ねぎにそっくりだ。何枚もの層をむいていくと、中心には芯がある。それは、ブランドの場合、最後の最後まで一緒にいてくれる顧客である。(P&G前CEOエドウィン・アーツ「ブランド論」(デービット・アーカー)より」

 

 

クリニックの事業承継③ 財務戦略について

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

私はクリニックの相談にのらせていただくことが多いです。クリニックの経営は財務のこと人事採用教育のこと、相続問題にマーケティングのことなど相談事は多岐にわたります。クリニックの事業承継は一般と何が違うのでしょうか。そのあたりをつづっていきたいと思います。本日はクリニックの財務戦略についてです。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

クリニックの財務戦略というと

一般の方は

「医者は儲かる」

 

そんな風に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

あるデータによれば、

東京のある区では赤字の医療法人は1件もないと言われています。

 

しかし、その一方で地方の病院やクリニックは

M&Aの対象になっています。

 

クリニックの財務が苦しくなる原因の多くは

「財務という概念がない」ことにあると思っています。

 

医療行為の原価のほとんどは人件費です。

薬品や材料等もありますが、比率は高くありません。

 

その一方で、診療科目にもよりますが設備投資には

大きなお金をつぎ込むことになります。

 

規模の割に大きい投資をする代表例は歯科医院です。

 

最近は開業ともなれば4000万から多ければ7000万円くらいのお金を用意しなければなりません。

 

それも個人で・・・

 

大学を卒業して30万円くらいのお給料で

7000万円貯めるのに何年かかるのでしょう・・・

そう考えると、親の医院を継ぐという選択肢は

悪くないかもしれません。

 

 

ところがそう甘くはないのです。

 

よっぽど流行っている医院は良いのですが、

多くの場合歯科医師は患者さんたちと一緒に年を取ります。

 

つまり患者さんの多くは先生と同年代ということになります。

高齢化とともに患者数も自然減している場合がほとんどです。

 

そこに若先生が帰ってくれば、若い人たちをもっと診て

全体に患者数を増やしたくなるのは自然ななりゆきです。

 

若先生が入ってきても若い人たちが望む治療を

(例えば予防に重点を置いた診療スタイルなど)

行おうとすれば、旧設備の撤去や内装の変更、配管の変更など

新築よりも費用が掛かることはざらです。

 

 

その無理な設備投資が経営を圧迫していることは

少なくないのです。

 

 

医院経営は年数がたち安定すれば

ROAも純資産比率も高めになる傾向があります。

 

ゆえに設備投資、もっと言えば資金の調達方法に

問題があるケースが多いのです。

 

開業時や承継時の多額の銀行借入がその理由です。

 

売上アップ、銀行借入無しで財務改善する方法教えています。

 

このエピソードに胸がざわついた

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「後継者と共に強い会社をつくるヒトとおカネの専門家」

児玉秀人でした。

 

メディカル、デンタルのサポートをしています。

「クリニックの財務が劇的によくなる秘密の方法」教えます。

 

財務状況を改善したら次はヒト。

「業績が30%向上する人事評価システム」教えます。

私が得意なのは以下です。

 

・人材採用・育成相談、人事評価システムの提供

・資金調達のための経営改善計画書の作成

・設備投資と事業計画に基づいた財務計画の策定

・Web戦略相談など

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