後継者の学校パートナー 人・組織・風土づくりの専門家 笠井智美です。
事業承継では、つい事業をどうするかということに目がいきやすいのですが、財務面をしっかり押さえていないと経営者とは言えません。
よもや、お金のことは親父がなんとかしてくれてるはずだなんて思ってませんよね?
こんにちは。後継者の学校パートナー
人・組織・風土づくりの専門家 笠井智美です。
人や組織の成長プロセスをデザインして、
そこに集う人たちが自ら望む未来を実現するお手伝いをしています。
今回は経営の4つの要素の中の、財務のお話です。
財務と聞くと、ちょっと気後れする方や、
細かい勘定科目とかがよくわからないとか、
なんとなく苦手意識が出てくる方もおられるかもしれませんね。
でも、心配は無用です。
押さえておいてほしいのは、税務申告のための数字ではなく、
経営に必要な数字を見ることです。
では、経営にとって、財務っていったいなんなのでしょう?
どんなにいい商品やサービスを提供できても、
どんなに可能性のある新規事業を思いついても、
お金が無かったら、何もできません。
お金が無かったら、価値を提供し続けていくことなんてできないし、
社員を雇い続けることも、社員の生活を支え続けることもできません。
そんなことくらい、もう知ってます?(^^:)
そうですよね、きっと・・・・
頭では。
そう、“頭でだけ”知ってるんですよね。
実際には、多くの後継者さんから、こんな声を聴いています。
財務諸表を見たことがないとか、財務諸表の意味がわからないとか、
財務諸表の読み方がよくわからないとか、
細かい数字だけ追ってしまうとか・・・・・。
財務の本質がわかっていないと、
数字を経営に生かすことはできません。
経営にとって、財務とは血液みたいなもの。
例えばフィギュアスケートの羽生選手が、どんなに鍛えて、
素晴らしい身体を創り上げて、
素晴らしい技をもっていても、
血液の流れが滞っていたら、4回転ジャンプどころじゃありませんよね。
血液の流れが滞って、あちこち壊死が始まっているのに、
トリプリサルコウなんて、とても飛べませんよね。
無理して飛んだら、かえって大怪我をするかもしれませんよね。
この場合の血液が、企業経営においての「財務」だと考えてみて下さい。
もしも、お金のないときに売り上げを上げたら、
いったいどうなるでしょう?
仕入の費用や経費も増えて、出ていくお金も多くなります。
取引先からの代金だって、すぐに頂けるとは限りませんよね。
月末払いなどの、売掛金になるケースは珍しくありません。
売れれば売れるほど、キャッシュが無くなっていくかもしれません。
つまり、企業活動における、自社の財務の体質を知らなければ、
経営はできないということなのです。
なのに、なのに、
後継者さんの多くは、自分が手に入れる会社の財務体質を知らないで、
継いでから大変な目に合うケースが、とても多いです。
財務体質次第で、
どんなにいい新規事業のアイディアがあっても、
業務拡大のチャンスが来ても、
「GO!」の判断をしてはいけない時もあるのです。
経営判断は、会社の状態にあったものでなければ、
逆に命取りになります。
財務体質次第で、継いではいけない会社だって、
あるかもしれないのです。
マンガの北斗の拳の主人公・ケンシロウの超有名なセリフ、
「お前はもう死んでいる。」みたいな感じです。
後継者であるあなたがぼんやり待っていたら、
「すでに死んでいる会社」を受け取るような事態に
陥るかもしれないのです。
たしか以前のブログの中で、事業承継は
「生きた会社」を受け取ることだとお伝えしましたよね。
覚えてますか?(^^:)
財務体質によっては、
事業承継というより、企業再生になってしまうケースもあるのです。
どうですか?
想像しただけで、恐ろしくなっちゃいますよね。
財務は会社の血液です。
いずれあなたが手に入れる会社が、
まさに今、血を流しながら、
長距離マラソンをトップスピードで走っているとしたら?
一刻も早く出血を止めなければいけません。
とにかく、まずは会社の財務体質を把握しましょう。
大丈夫ですよ(^^:)
ここまで脅しておいて、放置したりしませんから。
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