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後継者が経営者になるための自己成長は、自分の人生と向き合うことから

笠井さん後継者の学校パートナーの笠井智美です。

あなたが経営後継者になるのは何の為ですか?

あなたが自分の人生を懸けて会社を継ぐのは、何の為ですか?

この質問の答えが経営の軸となり、事業承継における様々な壁を超える力を解放する鍵となります。

 

 

こんにちは。後継者の学校パートナー、エグゼクティブコーチの笠井智美です。

コーチングやキャリアカウンセリングを使って後継者の自己革新のプロセスを促し、後継者の成長と組織づくりを連動させ、経営革新をサポートしています。
(笠井については、こちらから→http://tomomilog.seesaa.net/

今日は、事業承継と後継者の人生の関わりについてお伝えします。

 

さて、唐突ではありますが、
あなたは何のために事業承継をしますか?

 

家業を持つ家に生まれたから、親が社長だから、
周りから後継者だといわれて育ってきたから、
自動的に自分が継がなきゃいけない。この道しかない。
もう決まっていることだから。

ほんとにそうでしょうか?

 

そんなことはありません。

 

他人次第、環境次第で、あなたの人生を犠牲にする必要はありません。

もし、本当は継ぎたくないのなら、継がない覚悟をすればいいのです。

 

あなたが継がないと決めたなら、
他に誰が継ぐのか、経営のプロを雇うのか、
会社をM&Aするのか、廃業する準備に入るのか、
すべてが前倒しに動きはじめます。

 

あなたが経営後継者になるのは、何のためですか?
あなたが自分の人生を懸けて会社を継ぐのは、何のためですか?

 

この質問に答えをもたないのであれば、
会社を継ぐのはやめてもいいんです。

 

むしろ、やめたほうがいいかもしれません。

 

あなたが事業承継のプロデューサーとして、
適任者を探したらいいではありませんか。

 

そして、あなたが生きたい別の人生をしっかり生きたほうが、
きっとあなたは幸せになれるでしょう。

 

 

ところであなたが生きたい人生は、どんな人生ですか?

 

親のようにはなりたくない、親のような経営者になりたい。
親とは違う経営をしたい。

 

これらは、どれをとっても基準は親です。

親次第の人生を、これから先もずっと送りますか?

 

親や先代と比較しながら経営をしていくと、上手くはいきません。

観るべきところは、そこではないから。

 

 

あなたは、何を大事に生きていますか?

 

あなたにとって価値のある人生、
納得感がある人生とはどんなものですか?

 

あなたはその命を遣って、何を実現したいですか?

あなたはその人生を通して、どんなことを創り上げますか?

 

まずは、それを言葉にして下さい。

 

その自分と向き合ってこそ、

はじめて“継ぐもの”の価値が観えてきます。

“継ぐもの”の活かし方が観えてきます。

 

“継ぐもの”の価値が観えなければ、
本当の意味で継ぐかどうかを、検討することはできません。

 

継ぐかどうかを、あなた自身が検討しなければ、
事業承継の主体者になれるわけがありません。

 

ぜひ、ご自身の軸、基準をもつために、
自分の人生(キャリア)と向き合ってみて下さい。

 

ただ、これは1人でやるより、しっかりとトレーニングを受けているプロとやることをお勧めします。

 

なぜなら、以前ブログに書かせていただいたように、
人のもつ変化への抵抗感で自己防衛が起きて、

軸にたどり着かなかったり、
無意識に周りの人の望むことが出てきたりして、

フェイクで自分をごまかしてしまう可能性があるからです。

 

親族間の事業承継は、会社の経営に親子の情や確執が絡んできます。

親族だからこそ、親子だからこその難しさがあります。

 

それを超えるためには、明確な軸・志が鍵になります。

志が明確であればあるほど、公私を切り分けることが出来るようになってくるのです。

 

後継者が自分の人生をしっかり見つめ、
自分の内なる志を発見すれば、
それはやがて企業の存在理由である企業理念として、
従業員や取引先を巻き込んでいきます。

 

リーダーとして掲げるべき旗をもつために、
皆を導く方向性を示せるようになるために、
これから起きてくる様々な困難を乗り越える力を持つために、

「何のために継ぐのか? 何を実現するあなたなのか?」

親や親族や利害関係者の思惑を一旦横において、
自問自答してください。

このプロセスが、あなたの後継経営者としての能力を解放します。

 

志をもったあなたが発する言葉は、
その重みや伝わり方が変わってきます。

 

それが、この先の承継戦略を進めていく上で、
重要な意味を持つことは、想像に難くないですよね。

 

ぜひ、あなた自身の人生と後継経営の接点を見つけてくださいね。

 

 

後継者の学校
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