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「巨人の星」に学ぶ昭和の事業承継②

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。この物語には昭和の事業承継が詰まっています。今回は主人公の星飛雄馬のケースです。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

皆さん、「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。

先日、ある経営者との雑談で「ここに事業承継に関する様々な事例が隠れているよね」という話で盛り上がったので、ここで整理していきたいと思います。

 

今回は主人公の星飛雄馬のケースです。

まずこの物語の時代背景と飛雄馬の家族関係を整理しておきます。

原作は梶原一騎、作画は川崎のぼる。発表時期は1966年から1971年とされています。

ちなみに「巨人の星」の続編「新巨人の星」の発表時期は1976年から1979年です。

ちょうど今、後継者として事業承継に関わる世代が生まれた年かもしれません。

 

主人公 星飛雄馬の母はすでに他界しており、家族は、父 一徹、姉 明子の3人家族です。

そうです。ご想像の通り、今回は星一徹から星飛雄馬への事業承継です。

 

 

星飛雄馬の父、一徹は元巨人軍の選手でした。

名三塁手として戦前は巨人軍で活躍していました。ところが世は大東亜戦争のさなか。一徹も従軍を余儀なくされます。

戦場では手りゅう弾を投げまくり、肩を壊してしまいます。

 

終戦とともに野球選手へと復帰しますが、かつての矢のような送球は出来ず、努力の末ある方法を生み出すのですが、それが反則だと言われ、巨人軍を去ります。

そしてこの一徹の夢を飛雄馬が継ぐことになるのです。

 

このケースは後継者である飛雄馬の意志は全く尊重されていません。

子供の頃から野球選手になり巨人軍で活躍するべく特訓されます。飛雄馬は父を信じて猛特訓に耐え抜きます。

ここで姉の明子だけが心配そうに見守るのですが、この時代、女性が口出しすることなどできないのです。

 

ちなみに後継者である飛雄馬は相当後になって、このことを後悔することになります。

アームストロング・オズマに「お前は人間じゃない。俺と同じ野球マシンだ」と言われ、

野球選手、巨人入団は自らの意志ではないのか悩みます。

 

そして、悩んだ末になんと・・・

クリスマスパーティを開きます(笑)

このエピソードは切なすぎます。

なにせ、誰も来てくれないというオチですから・・・

http://gentle-breeze.org/anime/9092/

 

 

昭和の時代の事業承継、飛雄馬のケースは完全に受け身の姿勢でした。

しかし、事業承継とは「事業」を継ぐこと。飛雄馬は何を継いだのか?

 

父一徹の夢を継いだだけなのか?

 

そのへんについては次回。

 

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「後継者と共に強い会社をつくるヒトとおカネの専門家」

児玉秀人でした。

メディカル、デンタルのサポートをしています。
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「業績が30%向上する人事評価システム」教えます。

私が得意なのは以下です。
・人材採用・育成相談、人事評価システムの提供
・資金調達のための経営改善計画書の作成
・設備投資と事業計画に基づいた財務計画の策定
・Web戦略相談など

経営の技☆ 資金繰り改善!資金状況はグラフで捉える!

後継者の学校の代表の大川原基剛です。

資金繰り・・・中小企業の経営者が悩むポイントのひとつですよね。「資金の調達・運用。資金のやりくり。かねぐり。」 そしてその足元で資金がどんな状態でどのような動きをしているか把握するために必要な「資金繰り表」ですが、これがクセモノです。さてどうやって攻略しましょう。

 

こんにちは

後継者の学校の代表の大川原基剛です。

 

今回も、後継者経営に役立つ経営の技、「資金繰り」について少し紹介していきたいと思います。

 

中小企業の経営者が悩むポイントのひとつですよね。資金繰り・・・

資金繰りとは、「資金の調達・運用。資金のやりくり。かねぐり。」 (fromデジタル大辞泉)となりますが、これをしっかりとやっていくためには、足元で資金がどんな状態でどのような動きをしているか把握する必要があります。

 

把握できていないと、調達をどこからいつどのようにするか、運用をどうするか、やりくりどうするかなど、決められないでしょう。

 

ということで、用いられるのが「資金繰り表」というものですが、これがクセモノなのです。

 

資金繰り表って、経営するには必須のツールですし、金融機関からも提出を求められたりしますので、経理部門などが一生懸命にシコシコつくるのですが、実は資金繰り表って決算書類(P/LやB/S)と違って統一されたルールってないのです・・・

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そんな資金繰り表だから、いろいろと問題があります。

 

・資料づくりのための材料が不足しているので作るのがめんどう

・未来の資金予測をしてもあっているかどうか検証が大変

・作成者の能力によって表が作成されるので見にくい

・金額だけの表示だと見づらいし、大きいのか小さいのか判断しづらい

などなど・・・

 

ということで、経営判断をするための資料としてはとても不確かなものになりかねないのです。

果たして、不確かな資料で調達をどこからいつどのようにするか、運用をどうするか、やりくりどうするかなど、決められるでしょうか?

 

ということで、ここからがお伝えしたいことです。

 

ズバリ!資金の動きを把握するためにまずすべきことは、資金の動きをグラフにすることです。

ああ、そんなことか・・と思わずにまずはやってみてください。

 

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月内の動きをみるためには、一日の終わりの残高をならべてみればよいですし、

年間の動きをみるためには、月末の残高をならべてみればよいのです。

 

それを過去と照らし合わせたりなどをして、

 

その資金の動きのトレンドを見てください。必ず事業の資金の動きにはトレンドがあります。

 

数字で見ると、どんな動きをしているのかピンとこないと思いますので、まずグラフにしてみてください。

そうすると、資金の動きが簡単にわかるようになります。

そして、なんでこのような動きをしているのか、そこを考えてみてください。

 

なれてくると資金の動きが体の内部を駆け巡る血液のように感じることができると思います。

そうなれば資金繰りについては、70%くらいはできたのと同じようなものです。

 

あとは、その動きを踏まえて、調達や運用、やりくりを考えればよいのです。

 

ちなみにこのやり方は、私がある会社の財務として、子会社数社を含めて30の銀行口座の資金を動かし、管理していた頃、その資金を効率的かつ効果的に動かし、資金の調達・運用。資金のやりくりを最大限経営に活かすために編み出した技なので、超実践的な技といってもよいです。

 

ぜひお試しください。

 

 

※ちなみに、「キャッシュフロー計算書」というのがありますが、これはまったくの別物です。

一年間の資金の増減要因を明確にするため、ルールに沿って作成する決算書類となります。

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「後継者を導く江田島平八」

後継者の学校代表の大川原基剛でした。