後継者の学校の代表の大川原基剛です。
資金繰り・・・中小企業の経営者が悩むポイントのひとつですよね。「資金の調達・運用。資金のやりくり。かねぐり。」 そしてその足元で資金がどんな状態でどのような動きをしているか把握するために必要な「資金繰り表」ですが、これがクセモノです。さてどうやって攻略しましょう。
こんにちは
後継者の学校の代表の大川原基剛です。
今回も、後継者経営に役立つ経営の技、「資金繰り」について少し紹介していきたいと思います。
中小企業の経営者が悩むポイントのひとつですよね。資金繰り・・・
資金繰りとは、「資金の調達・運用。資金のやりくり。かねぐり。」 (fromデジタル大辞泉)となりますが、これをしっかりとやっていくためには、足元で資金がどんな状態でどのような動きをしているか把握する必要があります。
把握できていないと、調達をどこからいつどのようにするか、運用をどうするか、やりくりどうするかなど、決められないでしょう。
ということで、用いられるのが「資金繰り表」というものですが、これがクセモノなのです。
資金繰り表って、経営するには必須のツールですし、金融機関からも提出を求められたりしますので、経理部門などが一生懸命にシコシコつくるのですが、実は資金繰り表って決算書類(P/LやB/S)と違って統一されたルールってないのです・・・
そんな資金繰り表だから、いろいろと問題があります。
・資料づくりのための材料が不足しているので作るのがめんどう
・未来の資金予測をしてもあっているかどうか検証が大変
・作成者の能力によって表が作成されるので見にくい
・金額だけの表示だと見づらいし、大きいのか小さいのか判断しづらい
などなど・・・
ということで、経営判断をするための資料としてはとても不確かなものになりかねないのです。
果たして、不確かな資料で調達をどこからいつどのようにするか、運用をどうするか、やりくりどうするかなど、決められるでしょうか?
ということで、ここからがお伝えしたいことです。
ズバリ!資金の動きを把握するためにまずすべきことは、資金の動きをグラフにすることです。
ああ、そんなことか・・と思わずにまずはやってみてください。
月内の動きをみるためには、一日の終わりの残高をならべてみればよいですし、
年間の動きをみるためには、月末の残高をならべてみればよいのです。
それを過去と照らし合わせたりなどをして、
その資金の動きのトレンドを見てください。必ず事業の資金の動きにはトレンドがあります。
数字で見ると、どんな動きをしているのかピンとこないと思いますので、まずグラフにしてみてください。
そうすると、資金の動きが簡単にわかるようになります。
そして、なんでこのような動きをしているのか、そこを考えてみてください。
なれてくると資金の動きが体の内部を駆け巡る血液のように感じることができると思います。
そうなれば資金繰りについては、70%くらいはできたのと同じようなものです。
あとは、その動きを踏まえて、調達や運用、やりくりを考えればよいのです。
ちなみにこのやり方は、私がある会社の財務として、子会社数社を含めて30の銀行口座の資金を動かし、管理していた頃、その資金を効率的かつ効果的に動かし、資金の調達・運用。資金のやりくりを最大限経営に活かすために編み出した技なので、超実践的な技といってもよいです。
ぜひお試しください。
※ちなみに、「キャッシュフロー計算書」というのがありますが、これはまったくの別物です。
一年間の資金の増減要因を明確にするため、ルールに沿って作成する決算書類となります。
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「後継者を導く江田島平八」
後継者の学校代表の大川原基剛でした。