後継者には、継ぐことを “自分で選び直す時間” が必要です

後継者の学校パートナーの笠井智美です。笠井さん

事業承継って、何から手を付けていいのかわからない。

経営の勉強って、広すぎてどう始めたらいいのかわからない。

自分が継ぐつもりでいるけれど、この先やっていけるのか、本当は不安がいっぱい。

そんな思いを抱える後継者のあなたが、自分と向き合い、経営を学び、仲間とともに成長する場所。それが「後継者の学校」です。

今回は、後継者が能力を発揮するために必要な基礎の基礎。後継者としての成長回路のスイッチについて、お伝えします。

 

 

初めまして。後継者の学校パートナーメンバーの笠井智美です。

後継者のリーダーシップ開発、人・組織・風土づくりから、経営革新の支援をしています。

 

創業時とは大きく変わっている事業環境の中で、身の丈に合わない会社を受け継ぐ後継者の“心と行動のスイッチ”を入れ、経営者の腕力で引っ張っていくのではなく、社員が自律的に力を発揮できる組織をつくり、人の成長と会社の成長を連動させて、真の事業承継を成功させるサポートをしています。

 

資格等

・(一社)軍師アカデミー認定1級コンサルタント

・エグゼクティブコーチ、コミュニケーショントレーナー

・キャリアコンサルティング2級技能士

・BG inc.Partner コンサルタント

・プレゼンスクリエイト 代表
http://www.presence-c.com/プロフィール/

 

 

今回は自己紹介を交えて、後継者としての成長回路のスイッチについて、お伝えします。

 

 

私は、北一硝子や運河で知られる北海道 小樽市の出身です。

工務店と飲食店を営む両親のもと、幼い頃から商売の話を聴きながら育ちました。

三姉妹の長女の私は、「将来自分がお店を継がなくちゃいけないのかな?」

「職人さんをまとめなきゃいけないのかな?」と、

誰かに言われたわけでも無いのに、なんとなくそう思っていたのです。

 

受験勉強をしながら、いずれ家業を継ぐなら、こんな勉強しても無駄なんじゃないかと

悩みはじめた私は、思い切って親に尋ねてみました。

親の答えは「女の子に継がせるつもりはない。そんなことは、考えなくていいから、

あなたは好きなことをしなさい。」でした。

 

ほっとする反面、少し気が抜けたような変な感覚があったのを、今でも覚えています。

無意識に親の築いてきたもの対する“おぼろげな使命感のようなもの”があったようです。そう、無意識のうちに。

 

というわけで、私の呪縛は解け、銀行員を経て、結婚・出産・子育ても終わり、

自分の志の軸で選んだ仕事をさせてもらっています。

 

親はよく、小さな飲食店にやって来るお客さんの話を聴き、相談相手になっていました。

現在 相談業務をしている私は、相談にのるところだけ、受け継いだといえるのかもしれません。

 

後継者の方にお話を伺うと、「子どもの頃、なりたい職業を訊かれるのが嫌だった。」という方が多いです。もしかしたら、「継がねばならない」とか、「自分はなりたいものになれない」って、どこか自分で制限していたのかもしれませんね。

 

そして、後継者と呼ばれる今。それって、本当にあなたが選んだあなたの人生でしょうか?

納得感はありますか?

 

実は、後継者の学校のプログラムには、後継者が自身の成長回路のスイッチを入れるために、自分の人生(キャリア)を見つめる時間が盛り込まれています。

 

「自分は本当に継ぎたいのか?」

「何のために継ぐのか?」「これから先、どんな人生を送りたいのか?」

「何を大事にしていきたいのか?」「何を目指していくのか?」

親や家族、親戚や利害関係者の思惑から離れて、自分を明確にしていくのです。

 

そして、もう一つ向き合うことがあります。

自分が継ぐべき会社のこと、経営の状態を、あなたはどのくらい知っていますか?

 

もしかしたら、会社の実態がどうやったら掴めるのか、わからないまま、

日常の業務や経済団体の会合や飲み会に、忙しく追われてはいないでしょうか?

 

 

自分を知って、この先何を学び、どう力をつけていくかが見えてきます。

会社を知って、まず何からやって行ったらいいのかを、考えることができます。

 

自己の客観視と自社の客観視を行ったり来たりしていくうちに、

親次第、環境次第ではなく、自身が「生み出したい価値」という軸に照らして、

“継ぐこと”を自分で選ぶことが出来るのです。

 

肚が決まれば、人は強い!

やらされるのではなく、自分で選んで自分で決めた仕事だからこそ、

より力を発揮することができるのです。

 

既に社員も取引先もあり、事業が日々動いている、

自分の身の丈に合わない会社の経営者になる。

しかもいつ何どき、準備も勉強も追いつかないうちに

ある日突然「その日」がやって来るかもわからない。

 

創業者なら、小さい失敗を重ねながら、

自分と一緒に会社も成長して来たでしょう。

 

しかし後継者は、まだ未熟なのに会社や周りへの影響力や責任だけは、大きいのです。

つまり、最短距離での成長が求められます。

 

そして、事業承継を迎える時期の会社は、

ビジネスモデルも崩壊しかかっていることが少なくないです。

 

普通に経営するだけでなく、経営革新をするための経営力を身に付けるために

早く成長しなければいけない後継者は、

ご自身を、より力が発揮できる状態にしておく必要があります。

 

自分と向き合い、会社の実態を知り、未来を描く。

そんな“継ぐことを自分で選び直す時間”が、

あなたの成長回路のスイッチをONにします。

 

どうせ人生を懸けるなら、あなたが力を発揮できる、

あなたらしい経営をしたいですよね。

 

私たちと一緒に“後継者の学校”で、後継者としての成長回路に踏み出してみませんか?

 

気になる方は、ぜひ一度、後継者インタビューをお試しくださいね。

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