クリニックの事業承継② 事業戦略について

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

私はクリニックの相談にのらせていただくことが多いです。クリニックの経営は財務のこと人事採用教育のこと、相続問題にマーケティングのことなど相談事は多岐にわたります。クリニックの事業承継は一般と何が違うのでしょうか。そのあたりをつづっていきたいと思います。本日はクリニックの事業戦略についてです。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

クリニックの事業戦略というと

巷では「マーケティング」とか「集患」とか言う話になりがちですが

ここでは本質の部分についてお伝えできればと思います。

 

 

ご存知の方も多いと思いますが

日本は国民皆保険と言って

すべての国民が健康保険にて

国から医療費の一部または全部の

補助を受けることができます。

 

 

医療の公平性という大前提においては

どの医療機関で受ける治療も

保険で決められている医療行為であれば

同じ品質同じ価格で受けられることになります。

 

本当にそんなことが可能でしょうか?

 

実は一昔前は同じではないにしても

比較的どこで受診しても

差は少なかったのではないかと思われます。

 

その理由は設備と医療技術です。

 

 

医療設備と技術の進歩は

すさまじいスピードで進化しています。

 

そのスピードについていき

研鑽、研究を重ねるドクターたちは

超人的な勉強を積み重ねています。

 

 

誰もがついていけるわけではありません。

そこには意図せず差が生まれても仕方がないのです。

 

 

そして医療は地域ビジネスですから

地域の皆さんに選ばれなければいけません。

 

 

以上の観点だけでも

 

クリニックを承継するということは

 

・治療の質を担保すること

・地域の皆さんに愛され続けること

・経営的に成立させていくこと

 

これを国の委託を受けた

保険診療という枠組みの中で行っていくのです。

(保険適用外の診療も多数ありますが)

 

大変な重荷です。

 

 

ですから事業戦略と一言で言っても

経営だけする経営者とは違い

研究者であり技術者でもあり

国家資格保有の医師でもあるということで

得意なこと(現場の治療行為など)に

没頭し、ないがしろになっていることも

少なくありません。

 

治療方針はあっても事業戦略がない医院はたくさんあります。

 

事業戦略とは

「だれに」「何を」「どのように」

提供することで

生き残っていくかを

決めることですから

 

「絶対に勝てる土俵」を

設定することが必須条件です。

 

 

病院やクリニックの場合は

「だれに」は

【地域の皆さんに】となることが多いです。

 

そして「何を」は

【安全安心の医療を】になり

 

「どのように」は

【OO科にXX年携わってきた知識と経験で提供する】

となってしまうことが多いのです。

 

選択・集中・差別化することはそう簡単ではないのです。

 

 

ここが国の制度に守られてきた難しさでもあるのですが

国民の医療費が40兆円を超えた今、そんな悠長なことは言ってられません。

 

超々高齢化社会はすぐそこまできており

保険制度の改革も平成30年には大きな節目を向かえることになります。

(その話はまた今度・・・)

 

 

事業戦略なしに医院を承継するとエライことになります。

 

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児玉秀人でした。

 

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