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後継者が採用において事業承継前に知っておきたい事①

坂本さん後継者の学校のパートナーで人を中心とした経営支援専門家の坂本です。

事業承継前に採用についておさえておくと良い内容をシリーズとしてお伝えいたします。少人数の中小企業にとって中途採用は一大イベントです。採用した中途社員が陥りやすい罠の1つである「過去を継続 思考の罠」とは・・・早速、ご説明します。

 

いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。後継者の学校のパートナーで人を中心とした経営支援専門家の坂本です。今回は中途採用をした時に陥ってしまう「過去を継続 思考の罠」についてのお話をさせていただきます。

 

後継者が事業承継を行う前に「人」に関する悩みはたくさんあると感じております。その中でも採用面については大変な苦労をしているとお聞きしております。私が専門家としてサポートしている中で中小企業の中途採用で苦労されている事を色々と見てきました。中途採用をしたけど、上手くいかなかった・・・大手企業や有名企業から来てもらった人が活躍をしなかった・・・他にも事例があると思います。

 

実は、少人数規模である中小企業への転職においては気を付ける必要がある8つの罠があると私は考えます。本日はその1つ目である「過去を継続 思考の罠」についてご説明致します。

 

中途入社の社員が仕事をスタートした際に、後継者として気を付けておいて欲しい事は、前職での経験を引きずってきている可能性が高いという事です。会社が変わればやり方や習慣も違うのですが、文字通り、「過去を継続してしまっている思考が続いている」という事が問題になってきます。それが、言い訳や前の会社は○○でした・・・というセリフに繋がってきます。

 

また、中途社員として年齢と経験を重ねているとゼロベースに戻すことに苦労をされる方が多くいらっしゃいます。言葉では「はい!!分かりました!!」と言ったとしても、なかなかできない。これが、今までの習慣でもあり、思考がすぐに切り替わらないという事なのです。

 

もし、後継者が、このような仕組みを事前に知っていれば、少しの期間、慣れるまでじっくりと見守れますが、ここを知らないと「あいつは使い物にならない。」「期待外れだ・・・」という敵対心が生まれてしまうのです。自然にゼロベースで動ける方も多くいらっしゃいますが、ある程度の規模からの転職者は少し時間が必要です。逆に数名で仕事をしてきた方は、何でもやる事に慣れているので、プライドなどが無ければ自然に仕事に取り組んでいかれるケースも多くあります。是非、一方的に決めつけるのではなく、採用した方を大事に考えてじっくり向き合う事をして下さい。

 

どんな優秀な方でも慣れるまではある程度の時間がかかります。ポイントは社員数が多い会社からの転職者は引きずりやすい傾向にあるので、事前に教育担当者にも簡単にレクチャーをしておくと人間関係がおかしくなる事を事前に防ぐことが出来てきます。

 

本日は、罠の1つ目である「過去を継続 思考の罠」をご紹介いたしましたが、次回は2つ目についても丁寧にお伝え致します。お楽しみ下さい。

 

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