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環境整備で、経営脳を育てる

こんにちは。笠井さん

後継者の学校パートナー
「人・組織の専門家」笠井智美です。

会社の中に神経を行き届かせるための最高のトレーニングは社内の環境整備。自社を良くするヒントは、自社の中にあります。なぜそうなっているのかを読み解きながら、経営脳を鍛えましょう。

 

こんにちは。後継者の学校パートナー 人・組織の専門家 笠井智美です。

前回は、「あなたが手に入れる会社のイメージを掴むために、

会社の沿革をできるだけ詳しく整理してみてください。」

ということをお伝えしました。

 

そして、できれば創業者や先代や番頭さんなど、

会社の歴史を創ってきた方たちにインタビューをして、

時代背景がわかる写真なんかも揃えてみて、

ドキュメンタリー番組のプロデューサーになったぐらいのつもりで、

会社の歴史を整理してみることをご提案させていただきました。

 

どうでしょう?

 

やってみました?

 

実際にやってみた方には、

いろいろなことが観えてきたのではないでしょうか?

 

 

出来事を追うだけでなく、会社の歴史を知るごとに、

ご自身の中に湧いてくるものを、しっかり感じてくださいね。

 

 

意識しないと逃してしまうくらいの感覚ですが、

繰り返すうちに感度が上がってきます。

 

 

その湧いてくる感覚をとらえ続けることが、

前々回の私のブログでお伝えした、

事業承継のファーストステージをクリアするための

“もう一つの鍵”を見つけるヒントになりますよ。

 

 

では、そろそろ経営の4つの要素の現状を把握することについて、

お伝えしていきますね。

 

様々な見方はあるでしょうが、

私たち「後継者の学校」では経営の要素を、

事業、財務、人・組織・風土、統治基盤という、

4つのカテゴリーに分けて観ていきます。

 

 

まずは、「事業」についてどんなことを観ていくのかを、

ざっくりとお伝えするとこんな感じです。

 

・お客様はどんな人?(顧客・市場)

 

・どういう人が、

どういう理由で当社を選んでくれているのか?(提供価値)

 

・その人は、どんなライフスタイルを送っているのか?

(環境・社会情勢・将来性)

 

・経営資源や流通経路はどうなってる?

(自社の強みや業務プロセス、チャネルなど)

 

 

これらの観点で、今、自社の事業がどうなっているのかを、

客観的に把握していきます。

 

「へぇ・・・そうなんだ。」と

頭でわかったつもりになってはいけませんよ!

知識は知識のままにしておいては使えません。

 

知っているだけでは、現実は何も変わらないのです。

 

 

いずれあなたが手に入れる会社が、これから先、

どんな土俵で価値を生み続けていくのかを見極めるための、

大事な作業です。

 

できるだけ詳細で正確な情報が必要になってきます。

 

現状把握を誤れば、それに基づく分析も、戦略も戦術も、

全て変わってしまいますのでね。

 

 

その為には、まず環境整備ですよ!

 

現状を把握するには、

書類を揃える必要がありますからね。

 

 

そして、環境整備をしながら書類を整え、

在庫や商品、備品など、

事務所や倉庫の中を整理・整頓していくと、

自然に会社の隅々まで、あなたの体が広がっていきます。

 

会社の中に神経が行き届き、

会社がどんどん自分のものになっていく。

 

そんなイメージです。

 

大掃除が終わったところでしょうが、

ぜひそこから1歩進めて、環境整備を進めてみてください!

 

 

 

何かいろいろやることが重なって、

頭の中がごちゃごちゃしている時って、

気が付くと部屋の中まで散らかっているという

ご経験はありませんか?

 

時間や物や空間とのコミュニケーションでもある環境は、

あなたの脳の中の状態が外に

現れているということでもあります。

 

 

逆もまた真なりで、環境を整備すると、

頭の中が整理されていき、

脳の中が大事なことに気付きやすい状態になっていきます。

 

あなたは経営後継者として、

これからさまざまな判断や決断をしていきますよね。

 

誰も経営者に指示なんかくれません。

 

 

環境整備で、物や書類を捨てるか捨てないか、

残すのなら何のために残すのか、

仕事の流れや効率を理解した上で、

どう物を配置し活かすのか、などを考え判断していくことは、

経営者としての判断力や決断力を、

小さなサイズで鍛えるトレーニングにもなります。

 

 

どんなに経営を知識として学んでも、

その知識を使いこなすための思考や行動など、

いわゆる経営者としての身体能力みたいなものがなければ、

どんな素晴らしい知識も、活かすことはできません。

 

ぜひ、実際に環境を整備して、頭の中をクリアにし、

ファイリングを整えながら、

仕事の流れやお客様の情報を掴んだり、

「何を捨てて、何を捨てないか」を分けながら、

経営者として必須な判断力や決断力を、

小さなサイズからトレ-ニングしていってくださいね。

 

後継者の学校
http://school-k.jp/

後継者の経営、後継者の勉強、後継者主導の事業承継を学びたいなら「後継者の学校」へ

 

気になる方は、ぜひ一度、後継者インタビューをお試しくださいね。

後継者インタビューお申し込みはこちらから

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http://school-k.jp/interview/

 

Photo credit: CannedTuna via Visual Hunt / CC BY-NC-ND

「経営者になるための基礎を学ぶ、後継者の学校プログラム【ベーシックコース 】東京校」

ここが経営者への道のスタートラインです。

創業者のマインドを超える、後継者のプライドをもって未来をつくっていきましょう。

後継者の学校プログラム 【ベーシックコース】のご案内です。

 

こんにちは、後継者の学校で代表をしております大川原です。

 

 

今年、後継者の学校は九州(熊本)が加わり、よりたくさんの後継者のみなさんの力になれるよう精進してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

 

そして、今年も2016年4月から後継者育成プログラム、

後継者の学校プログラム 【ベーシックコース】と【アドバンスコース】を開講いたします!!!

 

場所は、東京、大阪、熊本で開催予定です。

 

取り急ぎ、今回は東京開催予定のベーシックコースと

直前に開催する公開セミナー「後継者のための事業承継セミナー」のご案内をさせていただきます。

 

経営や事業承継を体系的に学んだことのない後継者にとっては、いまがその学ぶチャンスです。

この機会を活かして、成長の糧としていただければと思います。

 

 

  • 公開セミナー「後継者のための事業承継セミナー」

 

-セミナー開催日程-

① 2016年1月21日(木)18:00~19:30

② 2016年2月4日(木)18:00~19:30

③ 2016年2月25日(木)18:00~19:30

④ 2016年3月10日(木)18:00~19:30

  •  2016年3月24日(木)18:00~19:30

 

事業承継セミナーご案内WEBページ

 

http://okawara.wix.com/school-k-program

 

 

  • 後継者の学校プログラム【ベーシックコース】

 

全10テーマの日程は以下の通りです。

テーマ1  2016年4月7日   (木) 18:00~21:00

テーマ2  2016年4月21日 (木) 18:00~21:00

テーマ3  2016年5月12日 (木) 18:00~21:00

テーマ4  2016年5月26日 (木) 18:00~21:00

テーマ5  2016年6月9日   (木) 18:00~21:00

テーマ6  2016年6月23日(木) 18:00~21:00

テーマ7  2016年7月7日   (木) 18:00~21:00

テーマ8  2016年7月21日 (木) 18:00~21:00

テーマ9   2016年8月4日   (木) 18:00~21:00

テーマ10  2016年8月18日 (木) 18:00~21:00

 

開催場所:品川近郊

 

後継者の学校プログラム【ベーシックコース】ご案内WEBページ

http://okawara.wix.com/school-k-program#!blank/acty5

 

 

ご不明点やお問合せなど、以下のメールアドレスからご連絡ください。

info@school-k.jp

 

 

株式会社 後継者の学校

代表取締役 大川原 基剛

 

 

後継者の学校プログラムの内容についてホームページが気になる方は、下記から詳細をご覧ください。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

http://school-k.jp/program/

 

 

プログラム参加はちょっとなあ・・・という方は、

まず、後継者インタビューを受けてみてはいかがですか?

無料で受けられて、気持ちがすっきりするとのお声をいただいております。

後継者インタビューについては下記から詳細をご覧ください。

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「巨人の星」に学ぶ昭和の事業承継⑥

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。この物語には昭和の事業承継が詰まっています。今回は主人公の星飛雄馬の親友、伴忠太のケースです。彼の事業承継とは?

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

皆さん、「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。

 

先日、ある経営者との雑談で「ここに事業承継に関する様々な事例が隠れているよね」という話で盛り上がったので、ここで整理していきたいと思います。

 

今回も主人公の星飛雄馬の親友 伴忠太(バンチュウタ)のケースです。
伴忠太は昭和のガキ大将です。

伴もまた、当時の花形産業である「自動車産業」の「伴自動車工業」の後継ぎとして生まれました。

 

星雲高校時代は柔道部に所属し、父の伴大造はPTA会長であり、なぜか飛雄馬の入学の面接をしていました。。

親分肌で根性があり、野球部をシゴキ自宅に招いて飯を食わせるなど「威張っているけど仲間想い」な昭和の番長でした。

 

飛雄馬と出会って敵対するが、飛雄馬の根性に惚れ込み、以後親友となります。 野球の素人であるにもかかわらず持ち前の根性で飛雄馬の剛速球を捕球できるようになるなど、若い時から努力家で義理と人情を重んじる性格でした。

 

高校卒業後も親友の飛雄馬と一緒に巨人の入団テストを受け、補欠合格します。 その後も飛雄馬の女房役として大リーグボールの躍進に貢献しますが、飛雄馬の父一徹により中日への移籍を強いられます。友情に熱い伴は悩みますが、やがて飛雄馬のために・・・最後のライバルとなるのです。

 

伴はのちに「伴自動車工業」(後の伴重工業)に常務として入ります。

 

しかし、仕事よりも元プロ野球選手としての活動が多く、後継経営者として活躍する場面はあまりありません。

 

自社のスポンサーするテレビ番組に出演するタレントに惚れ込んでしまいます(笑)

 

 

では、伴忠太の事業承継の特徴とは?

 

 

・伴は経営よりも人心掌握にたけており、営業が得意

・「事業承継」を「相続」と思っているため、社長の聖域へ踏み入れる事に遠慮がある

・若い時から父の威光を苦にも感じず、継ぐことにためらいがない

 

 

つまり伴忠太は事業承継することは当たり前という環境で育っています。

後継経営者というよりは「親父の会社を相続する」という風に思っています。

 

「後継者の罠」に見事に嵌っていますね。

 

 

このエピソードに胸がざわついた

そんな後継者(経営者)の方! まずは

後継者インタビューを受けてみてはいかがですか?

無料で受けられて、気持ちがすっきりするとのお声をいただいております。 後継者インタビューについては下記から詳細をご覧ください。

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「後継者と共に強い会社をつくるヒトとおカネの専門家」

児玉秀人でした。

 

メディカル、デンタルのサポートをしています。

「クリニックの財務が劇的によくなる秘密の方法」教えます。

 

財務状況を改善したら次はヒト。

「業績が30%向上する人事評価システム」教えます。

私が得意なのは以下です。

・人材採用・育成相談、人事評価システムの提供
・資金調達のための経営改善計画書の作成
・設備投資と事業計画に基づいた財務計画の策定
・Web戦略相談など

 

Photo credit: DRD4-7R via Visual Hunt / CC BY-ND

実録 事業承継~後継者が決して忘れてはいけないこと③

後継者の学校パートナーの河合由紀子です。

前回は、後継者はどんな存在なのか、また、後継者が存在する意味について考えてみました。後継者はその存在だけで会社の未来を明るくします。しかし、後継者が忘れてはならない大切なことを忘れてしまい、間違った考え方に陥ってしまうとどうなるでしょう。本日は、後継者が決して忘れてはいけない大切なことについてお伝えしたいと思います。

 

後継者の学校大阪校を担当しております税理士の河合です。

このブログでは、私自身の事業承継の経験を踏まえ、またお客様の事業承継の現場からより具体的なお話をご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。

本日は、前回に引き続き後継者が事業を承継していく際に、決して忘れてはいけないことについて書かせていただきます。

 

忘れていた大切なこと

ある後継者が陥った間違いについて、前回書かせていただきました。後継者が「社長のやり方は古くて時代遅れだ」と感じることはよくある話です。これは当然といってもいいかもしれません。違和感を持つことは悪いことではありません。ただ、後継者は既に形になっている生きた事業を引き継ぐと言う意味で、明らかにゼロから創業する場合と異なります。

従業員がいて得意先や仕入先、金融機関などの取引先があり、お金が回り、商売が成り立っているのです。それを引き継ぐという立場にある後継者は、確かにその存在自体素晴らしいものですが、すでに目の前に引き継ぐことのできる会社が存在することも素晴らしいことなのです。だから、引き継ぐ会社がどのようにして成り立ってきたかを知り、そして、まずはこれまで会社を支えてきてくれた人々に『感謝すること』が最も大切なことなのです。

 

感謝が大切な理由

従来のやり方に違和感を覚え、改革しなければ我が社は生き残れないと必死になる後継者は多いです。引き継ぐ会社の事を愛し、危機感を感じ、みんなが幸せになるためにと頑張っているのに、オヤジからは反対され、古参の社員からは疎まれ、重要な人物が退職し、と様々な障壁にぶつかるという事態に、悩み苦しんでいる後継者の方によくお会いします。

こういった方は、真面目で優秀な方が多いです。しかし、目の前の問題をどうにかしようと思うあまり、これまでの歴史、なぜ引き継ぐことのできる会社があるのかを真剣に考えたことがない、あるいは気にしていない方が多いように感じます(実は私もその一人でした。)。口先では感謝していると言うものの、心底感謝しているかというと、感謝しきれていないのです。

「なんでこんな状態になるまで放っておいたんだ。」「企業とは名ばかりの個人事業の延長じゃないか。」心のどこかで先代や古参の社員がやってきたことを否定してしまう自分がいて、それが普段の言動に反映されてしまうのです。しかし、逆の立場だったらどうでしょうか。これまで一生懸命やってきたことを否定されて、後から入ってきた後継者のやり方に右へならえと賛同する気になるでしょうか?

もう一度言います。まずは『感謝』です。協力を得るには、後継者が感謝の気持ちをもつこと!これが、後継者が決して忘れてはいけないことなのです。時には腹も立つでしょう。思い通りにいかず、「頑固おやじ!」「石頭!」と思う時もあるでしょう。でも、引き継ぐことができるものを残してくれたことには、感謝しても余りあるのではないでしょうか。ついつい、分かっていても忘れてしまう、当たり前だけれどなかなかできないことかもしれません。普段から、これまでがあるから今があり未来があるという思いを持って、感謝できるところを意識して探すのも心の鍛錬に良いかもしれません。

 

後継者の学校では、細かいテクニックではなく押さえるべきポイントをしっかり理解し、実践に移していただける仕組みがたくさん入っています。

また、お得に参加できる「放課後勉強会」や無料で受けられる「後継者インタビュー」好評実施中です。ご興味のある方は是非ホームページ(http://school-k.jp/)からお問い合わせください!

備えるか備えないか

後継者の学校パートナーの熊倉智光です。

知り合いからの相談事例ですが、

娘婿に事業承継をしたら2,3年後には大赤字に転落してしまったようです。

事業承継の現場ではよくあることです。

なんでこんなことが起きてしまうのでしょう。

 

こんにちは、後継者の学校の熊倉智光です。

 

 

さて、

今日は私の知り合いからの相談事例をご紹介したいと思います。

 

とある運送会社で社長は60歳を過ぎた女性が勤めていて事業も安定していました。

 

そろそろ、事業を承継したいとのことで、娘婿に全てを任せたみたいです。すると2,3年後に大赤字に転落。

 

慌てて前代表が舵取りを取り直すということがあったようです。

 

私の知り合いは以前から、事業承継に時間を掛けてじっくり取り組みべきだと進言していたようですがそれを全く聞き入れずに来たようです。

 

『身から出た錆』

 

と、言っていましたがその一言で固唾けるにはあまりにも恐ろしい失敗だと思います。

 

日本人は、予防や備えに乏しい人種と言えます。これは、震災や近年の労働トラブル、相続対策についても垣間見えるところだと思います。

(生命保険の加入率は高いそうです)

 

後継者の皆様は周囲でそう感じるとこはありませんか??

 

事業承継については、必要性は感じてはいるものの、優先順位が低いようです。

それは現経営者の考えであり、これから事業を、人を引き継ぐ後継者の立場としてそれでいいのかはよく考える必要があります。

 

そうでないと、上述したような事態に成りかねない。事業が順調で引き継いでも急下降なんてよくある話しです。

 

常に、自分に満足せず、まだまだ、まだまだという姿勢が経営者の資質に必要ではないでしょうか。

 

後継者の皆様、後継者の学校では、後継者インタビューを推奨しています。

 

無料ですので、お気軽にご連絡ください。

 

明日の御社の経営を語りましょう!

 

 

今回はここまでですが、後継者の学校でもこのあたりの学びができますので、

プログラムの内容について気になる方は、下記から詳細をご覧ください。

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http://school-k.jp/program/

 

プログラム参加はちょっとなあ・・・という方は、

まず、後継者インタビューを受けてみてはいかがですか?

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後継者インタビューについては下記から詳細をご覧ください。

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後継者にまつわる小説あれこれ(その1)

司法書士の木村貴裕です。

小説は気軽に読めて、でも何か気づきを得たり、力がわいてくることってありますよね。

ほんの少しでもそのようなものを感じてもらえるものをこれから少し紹介したいと思います。

後継者の学校パートナーブログですので、もちろん後継者や事業承継に関するものを。

 

後継者の学校パートナー司法書士の木村貴裕です。

私は通勤時間をもっぱら読書にあてております。

地下鉄なので外の景色を眺めても面白くもなんともないという理由もありますが。

 

経営書ではなくあまり肩のこらない小説ばかりなのですが、結構事業承継にからむ話もあります。

後継者や後継者候補の方に何か少しでも感じてもらえるものがあればと思い、今まで読んだ中から、後継者や事業承継に関係するものを何冊か紹介します。

 

まず初回は、

 

「退職勧奨」江上剛 著(実業之日本社)

 

五十代後半の組織で働く男たちを主人公にした短編集です。

8つの物語の最後が「跡継ぎ」というそのものずばりの話。

 

100年近く続く豆腐屋の三代目を父に持ちながら、別の世界に身を置く主人公。

組織で順調に昇進していく中、家業を継いで欲しいと口には出さない父の本音に思いをはせ、その間で葛藤する姿が描かれています。

 

家業を継がずに全く別の職種に身を置く方は結構いるのではないでしょうか。

でも心の隅では、やはり最終的には継ぐべきかと漠然とした悩みを抱えている方も少なくないかも知れません。

 

この物語では、家業に少し古くさいものを感じたり継ぐのが当然という状況に反発し別の道を歩むことになった自身と、それでも家業やそれを守ってきた父を尊ぶ気持ちの間でゆれる姿に心動かされるものがあります。

 

その父が病に倒れたことを機に、主人公が思い悩んだ末に出した結論とは・・・という感じなのですが、それはこの小説を手にとってのお楽しみということにしておきます。

 

そのほかも、経営者の身の引き方や、組織内で意に反する仕事に葛藤苦悩する姿など、主人公たちをとりまく組織や家族の話です。

アラフィフ以上の方は色々身につまされる内容かもしれませんが、読後感は明るいものが多いので気軽に読んでもらえると思います。

 

この話が少しでも何かのきっかけになれば幸いです。

 

後継者の学校のプログラムの内容について気になる方は、下記から詳細をご覧ください。

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「組織の把握②」 【マンガ・事業承継】

後継者の学校の小峯です。

マンガで事業承継の本質について、なるべくわかりやすくお伝えしていきますので、

よろしくお願いいたします。今回は、組織の把握②についてお伝えします。
まんが7

 

こんにちは

 

後継者の学校の小峯です。

 

後継者の方が背負うプレッシャーの1つに、

「社長らしく振舞うことを求められている」という誤解があります。

 

でもちょっと待ってください。こんなこともあるのです。

先代の社長を支えてきたある年配の社員さんの心の中を覗いてみました。

 

「自分は先代社長にお世話になって、今まで一生懸命頑張ってきた。

この会社に対して少なからず貢献してきたと思う。」

 

「今度は息子さんが社長になるのか。

お世話になった先代に恩返しするためにも頑張って支えよう。」

 

ところが、新社長は、社長に就任するなり、

「今までの事業ではもう先がない。

これからは、新事業で勝負をかけるんだ!おれについてこい!」

・・・なんて話を始めました。

 

その言葉は、会社の将来を真剣に考えての言葉だと思います。

ですが、年配の社員さんの気持ちは穏やかではありません。

 

なんだか、今までの頑張りを否定された気になってしまいます。

なんだか、

これからの会社に自分の居場所がなくなったような気がしてしまいます。

 

経営者が持つ権限は「受け取る」ものではなく、

自ら経営者としての力をつけて

経営者としてふさわしいと社内外で

「認めてもらう」ことで初めて手に入れることができます。

 

『後継者の学校』では、

後継者の方が先代社長とは異なる独自のやり方で、

リーダーシップを発揮し、組織をまとめていくための

うまい考え方や実践手法をお伝えしています。

 

ご興味のある方は、

お気軽にお問い合わせください。

 

 

後継者の学校のプログラムの内容について気になる方は、下記から詳細をご覧ください。

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プログラム参加はちょっとなあ・・・という方は、まず、後継者インタビューを受けてみてはいかがでしょうか?

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事業承継成功の秘訣は、先人たちへの感謝の気持ち

こんにちは。後継者の学校パートナー 人・組織の専門家 笠井智美です。笠井さん

事業承継成功の秘訣は、先人たちへの感謝の気持ちを持つことです。

様々な環境の移り変わりを経て、生き続けてきた会社、困難を乗り越えてきた会社の歴史の物語を味わうことで、あなたの後継者としての使命が見えてくるかもしれません。

 

こんにちは。後継者の学校パートナー 人・組織の専門家 笠井智美です。

前回は、経営の4つの要素(事業、財務、人・組織・風土)から、

あなたが手に入れる会社の現状を把握して問題を分析し、

課題と可能性を見つけることが、

事業承継のファーストステップだというこということをお話ししました。

 

 

さて、経営の4つの要素の説明の前に、

まずは、あなたが手に入れる会社についてのイメージを、

掴んでいただきたいと思います。

 

 

会社のホームページなどで、

その会社の沿革が紹介されていますよね。

 

 

沿革というのは、

物事の移り変わりや今日までの歴史、変遷のことです。 (デジタル大辞泉より)

 

 

創業者がどういう思いを持って創業し、

その会社がどんな法人としての人生を歩んできたか。

 

 

会社は法人とも言いますが、

法人というのは、ある一定の目的をもつ団体や財団に、

個人(自然人)と同じ権利能力を法によって

認められている存在のことです。

 

 

法人としての山あり谷ありの人生、

つまり会社の歴史を時系列で観ていくことによって、

どんな時代背景の中で、どんな時代に向かっているときに、

会社の事業がどう成長したのか、どう行き詰ったのかなど、

外部環境・内部環境と照らし合わせながら、

整理していってほしいのです。

 

 

できれば創業者や先代、古くからの番頭さんなど、

生き証人のインタビューを交えて、

その会社のドキュメンタリー番組を作るような感覚で

取り組んでほしいのです。

 

当時の会社や従業員さん、街の様子などの写真もあれば、

ぜひ見せてもらってくださいね!

 

そうすることによって、

今後の外部環境や内部環境の分析を踏まえた事業展開への感覚が、

研ぎ澄まされていきます。

 

 

激流を乗り超えて、今の会社の歴史を築き上げてきた方たちのお話を伺うと、

先人たちへの感謝や尊敬の念が、きっとあなたに湧いてくるはずです。

 

 

その気持ちは、あなたのコミュニケーションに自然に現れ、

今後の事業承継に伴う経営改革を進めていく上で、

周りの人の協力を得たり、

様々な交渉をするときに、大きな力を発揮します。

 

 

後継者さんの中には、

お父さんと会社に関して、あまり話す機会がなかったという方もおられます。

 

また、特に後継者さんが息子さんの場合は、

父としては息子の成長を喜びながらも、男としてのプライドや対抗心から、

後継者さんとの今後に関する話し合いを、

なんとなく避けてしまうというケースもあります。

 

 

親子間での承継の場合は、このような家族の心情と、

会社のことが絡み合って混同してしまうことで、

事業承継が複雑になり、進みにくくなってしまうのです。

 

 

もうすでに、若い後継者さんには、効率の悪いこと、無駄なこと、

変えたほうがいいことなどの会社の改善点が、

観えているかもしれません。

 

しかし、もっと良くしたいという気持ちのあまり、

ついつい指摘から入ってしまって、

相手に聴く耳を持ってもらえず、

先に進めなくなってしまっては本末転倒です。

 

「あいつは、まだまだや!」と鶴の一声で、

権限を渡してもらえないということが起きてしまうかもしれません。

 

経営権もないのに、個人保証で借金だけ背負わされてしまったり、

会長が口を出し続け、

社員がどちらの言うことを訊いたらいいのか迷ってしまい、

業務に支障をきたしてしまうなんてことにもなりかねません。

 

そんな状態では、社内のガバナンスが効かなくなって、

思わぬ不正や事故を招くことにも繋がります。

 

指摘から入って、内部に敵を作ってしまうことを防ぐためにも、

会社の沿革を知り、

「なぜ今そうなっているのか?

どんな背景や意図やビジョンがあって、今そうなっているのか?」を理解し、

相手を尊重しながら、

あなたが操縦しやすい会社に、

少しずつチューンナップしていくことが重要です。

 

 

ぜひ、会社の沿革をできるだけ詳しく整理してみてください。

きっと、いろんなことが観えてくると思いますよ!

 

 

そんなこと、ちょっと改まっては切り出しにくいですか?

 

 

たとえば、社内用の動画を創るとか、冊子を作るとか、

なんかそんなことと絡めてみるのもいいかもしれませんよ。

 

事業承継成功に向け、先人たち(経営者や既存の従業員さんたち)への

感謝の気持ちをもってスタートしましょう。

 

後継者の学校
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後継者の経営、後継者の勉強、後継者主導の事業承継を学びたいなら「後継者の学校」へ

 

Photo credit: Christopher.Michel via Visual hunt / CC BY

新年 明けまして おめでとうございます

新年、明けましておめでとうございます。

後継者の学校の代表の大川原基剛でございます。

 

新年となりまして、一本目のブログは、後継者の学校で代表を務めるわたくし大川原から

2016年の後継者の学校についてお伝えさせていただきます。

 

後継者の学校プログラムに参加していただき、その後後継者から経営者になり、私どもが継続的にサポートさせていただいている方々は、とても頼もしい経営者になりつつあります。

彼らを見ているとやはり後継者の経営は、やはり創業者の経営とは違うものだと実感をしていますし、単に経営の知識や手法を教えるだけでは、たりないものだと実感しているこのごろです。

そういった経験も踏まえて、わたしたち後継者の学校は、より後継者の育成・成長に特化させ、他にはないオリジナルのサービス・プログラムを展開していこうと考えております。

 

昨年2015年は、パートナ-を増強し、パートナーブログを始めて毎日発信して参りましたが、

今年は、それを具体的な動きに変えていきたいと思います。

 

ひとつは、「事業承継」と「後継者の経営」「後継者育成」という視点でブログ以外でも情報を提供させていただく場所をつくっていきます。

そして、東京・大阪・九州の3か所で後継者の学校プログラムを開催します。時期は、2016年は4月開催で予定しています。

さらに、後継者の学校プログラムの応用版、経営するための具体的な手法・スキル・技を学ぶアドバンスコースを開催します。こちらも4月開校を予定しております。

 

こうした取り組みを進めながら、後継者が経営者となるために、成長する場、学ぶ場、楽しむ場として、後継者の学校を発展させていきたいと考えておりますので、皆さまにはご指導、ご鞭撻をしてただければ幸甚でございます。

 

われわれ後継者の学校は、本年も後継者、経営者と共に一歩一歩前進し成長し行きますので、よろしくお願い申し上げます。

株式会社 後継者の学校

代表取締役 大川原 基剛

 

 

後継者の学校プログラムの内容について気になる方は、下記から詳細をご覧ください。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

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ラグビー日本代表にみるリーダーシップ

後継者の学校パートナーの中小企業診断士岡部眞明です。

年末に放送された番組(フジテレビ、ミスターサンデー)の中で、興味ある内容がありましたので紹介させていただきます。ラグビー好きの私が、興味をひかれたのは「五郎丸の日記」に関するものです。

 

正確ではありませんが、番組の内容をたどります。

番組は、日本代表の副キャプテンでバックスリーダー五郎丸歩選手のワールドカップ期間中の日記をもとに進められます。

今回のワールドカップに臨むにあたって、エディ・ジョーンズヘッドコーチは、高い質と練習量、そして私生活までも含めた選手の管理を徹底します。また、選手自身にも徹底した自己管理と自覚を求めます。どの国のまねでもないジャパンウェイを求めて。

あの南アフリカ戦の勝利から3日後のスコットランド戦での敗戦の際には、「君たちはなにも成し遂げていないのに、英雄にでもなったつもりか。」と苦言。また、五郎丸選手のパフォーマンスが悪かった時には、ホテルのドアに入れた叱責のメモに、電話をするようにとコメントを入れたにもかかわらず、連絡がとれたのは翌日以降で、しかも、話ができたのは数日後で叱責の話は一切なし。

五郎丸選手は、ワールドカップという舞台に臨むプレッシャーと戦って押しつぶされそうになっています。非情な指揮官に怒りが爆発寸前でいた。

そんな時、支えになってくれたのは、チームメイトであり、メンタルトレーナーであったのです。仲間たちの少しの心遣いやアドバイスに支えられて、走り、トライし、キックを積み重ねていったのです。

そして、何よりの支えは、ワールドカップのために犠牲にしてきた家族でした。いつもは試合のため家を空けることが多く、家のことは奥様に任せっぱなしで、家に帰っても長男はよりついてこないし、二男の出産時は海外遠征だったといいます。

今回のワールドカップには家族が応援のためロンドンに行かれたそうですが、家族の到着を待つ五郎丸選手は、初めて待つ人の気持ちに気づきます。改めて、家族への感謝の気持ちを強く感じたのです。

五郎丸選手が、注目されていますが日本代表の選手は皆同じ気持ちだったのではないでしょうか。

話は、また、南アフリカ戦です。

29-32と3点ビハインド、南アフリカのペナルティに対し日本のマイケル・リーチキャプテンが選んだのは、スクラムでした。ペナルティキック(3点)での同点ではなくトライ(5点)での勝利を選んだのです。その時のヘッドコーチの指示は同点狙いのペナルティキック、ヘッドコーチは、怒りで当たり散らしたようですが、結果は、皆さんご存じのとおりです。

五郎丸選手もキックはまるで頭に浮かばなかったそうです。

このとき、全日本の選手は、自ら考え判断し、日本代表のプライドを持ってジャパンウェイを貫いたのです。

番組の中で、エディ・ジョーンズヘッドコーチは、五郎丸選手へのメモの件について、自分で深く考えてもらうことが重要なことで、深く考えるきっかけを作ることに意味があったとコメントしています。

また、マイケル・リーチキャプテンが自分の意見に従わなかったのは100%正しい判断だったと言っています。

この試合で、マンオブザマッチに選ばれた五郎丸選手のコメントです。

「(他のチームと)違っていることは、このチームを愛しているということ。本当に、みんなの支えがあってここまで来たのだ。光が当たったからと言って(マンオブザマッチのこと)、適当なコメントなど出せるはずがない。光が当たったから、枝を少しづつのばしていこう。そして花を咲かそう。桜の花を。」また、「ラグビーに奇跡なんてない。必然だけだ。」(それより)「試合が終わって、長男が駆け寄ってくれたことがとても嬉しかった。」

この話に何を見ますか?家族や仲間の絆?五郎丸選手の謙虚さ?エディ・ジョーンズヘッドコーチの非情さ?

いろいろな要素含まれています。当然ですね、世の中におきるできごとは単純なものは一つもありません。

私は、このチームにリーダーの役割の重要性をみました。自分の評価におもねることなく選手に接したヘッド・コーチ、チームのプライドを選んだキャプテン、チーム愛に徹した副キャプテン、そこには信念のリーダーたちがいました。そこから、チーム全体やその家族への思いが広がっていく様が見えてきます。会社に似ていませんか?

後継者の学校は、人を見つめます。

 

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Photo credit: roy costello via VisualHunt.com / CC BY