後継者の学校パートナー 人・組織・風土づくりの専門家 笠井智美です。
あなたの会社や業界には、どんな“当たり前”が存在しているでしょう?自分たちが知らず知らずのうちに、基づいていること、信じ込んでしまっていることに気づくことで、経営革新の扉が開きます。
こんにちは。後継者の学校パートナー
人・組織・風土づくりの専門家 笠井智美です。
人や組織の成長プロセスをデザインして、
そこに集う人たちが自ら望む未来を実現するお手伝いをしています。
前回は、経営の4つの要素の中の、人・組織・風土づくりに必要なコミュニケーションについて、“褒める”と“認める”の違いを例に、お伝えさせていただきました。
社員さんが本来持っている能力を発揮するには、
どんなチーム作り、組織作りがいいのか、
まず、現状の社員さんたちの状態をよく観てあげることから始まります。
そして、そこにいる人達をよく観察していると、
会社の風土=会社としての「思考・行動の当たり前」も観えてきます。
「当たり前」というのは、ある意味“盲点”でもあります。
なぜなら、私たちの脳には、
情報を出来るだけ省エネで処理しようとする性質があり、
ある一定の“枠組み”で物事を捉えるからです。
そうなると、その“枠組み”の外のことは、視野に入ってきません。
見えていない=盲点ですよね。
だからこそ、枠組みの外には、可能性があると言えます。
「わが社にとって当たり前だから」、
「業界にとって常識だから」、となっていたら、
私たちは通常、わざわざ改めて「何故そうなの?」
「ホントにこれでいいの?」「他にないか?」なんて、
探ろうとしなくなります。
枠組みの中に映っている当たり前の景色を。
何の疑いもなく毎日見て過ごしていきます。
でも、もしその景色を違うところからみたら、
どう見えるでしょうか?
例えば日清食品のカップヌードルの開発秘話は、
当たり前の枠が外れたことで、
世界的な大ヒット商品が生まれたという見方ができます。
当時、拡大を続けてきた国内の即席めん市場が
翳りを見せ始めていました。
日清食品の創業者 安藤百福氏は、
丼にお湯を入れるだけで食べられるチキンラーメンを
海外で商品展開しようと、欧米に視察旅行に行きます。
アメリカのスーパーに商談に行き、試食をしてもらおうとしますが、
日本には当たり前にある「丼やお箸」がありません。
すると、商談相手はチキンラーメンを小さく割って紙コップに入れ、
お湯を注いでフォークで食べ始めたのです。
その光景に、安藤氏は衝撃を受けます。
フォークで食べられる容器入りインスタントラーメン「カップヌードル」は、
こんなきっかけで生まれ、世界に広がっていきました。
風土や文化などの“当たり前”が違うところに触れると、
自分たちが“無意識に基づいているもの”に気づきます。
そこに気づくと、違う枠組みからの景色も見ることができるのです。
経営革新は、自分たちの当たり前を、
「本当にそうか?」「他にないか?」と疑うことから始まります。
まだ、どっぷりと会社の中に浸かっていない、
後継者のあなただからこそ、
会社の盲点が見えるかもしれませんね!
後継者の学校は、後継者を経営者に育てるプログラムをご用意しています。
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