後継者にまつわる小説あれこれ(その10)

司法書士の木村貴裕です。

小説は気軽に読めて、でも何か気づきを得たり、力がわいてくることってありますよね。

ほんの少しでも何か感じてもらえそうなものをこれから少しずつ紹介したいと思います。

後継者の学校パートナーブログですので、もちろん後継者や事業承継に関するものを。

 

後継者の学校パートナーで司法書士の木村貴裕です。

私は通勤時間をもっぱら読書にあてております。

地下鉄なので外の景色を眺めても面白くもなんともないという理由もありますが。

 

経営書ではなくあまり肩のこらない小説ばかりなのですが、結構事業承継にからむ話もあります。

後継者や後継者候補の方に何か少しでも感じてもらえるものがあればと思い、今まで読んだ中から、後継者や事業承継に関係するものを何冊か紹介します。

 

今回紹介するのは、

 

「被取締役新入社員」安藤祐介 著(講談社)

 

被取締役は、「とりしまられやく」と読みます。

過去にドラマにもなったようですが、残念ながら私は知りませんでした。

 

小中高といじめられ続け、何をしても失敗続き、28歳独身で不細工な、(ひどい表現ですが)史上最低のダメ男が、なぜか一流企業に採用される。

それは、ある特命を遂行するためだった。

 

ということで、その任務は、天性のダメ人間ぶりを発揮し、ストレスのはけ口になることにより他の社員の心に余裕を持たせ、それにより社内の士気向上を図り、ひいては業績アップにつなげていくという無茶苦茶なもの。

当初は上層部の思惑通りに事が運ぶのですが、、、

 

今回は主人公でなく、ある大手企業で社長まで上り詰めた優秀な父を持つ、主人公の同僚に焦点をあてたいと思います。

 

彼は、コネで入社したという負い目もあり、父を見返したい一心で仕事に取り組んでいます。

(ちょっとチャラい印象なのですが。)

順調に見えた矢先、あることをきっかけにダメ人間だった主人公が仕事で成果を出し始めるのと反対に、焦りも手伝ってか失敗の連続に。

 

退職まで考えた後、自分を改めます。

「悟りでも開いたのではないかと思うくらい、人に対する接し方が、劇的に変わった。(文中まま)」

 

上司の陰口を言わなくなり、先輩を敬い、時には頼り、肩の力が抜けた感じで仕事に取り組みます。

 

主人公が与えた影響が大きいようです。

 

主人公が後半で一つの大きな仕事を成し遂げるのですが、その時の主人公の心境に、

「自分ひとりではなく、チームプレーで成し遂げた仕事だ。」

「自分にできないことは、他の人間の力を借りればいい。」

とあり、それを

「そんな当たり前のこと」と考えている場面があります。

 

後継者や後継者候補の方は、当然これから一人で仕事をしていくのではありません。

目標に向かって周りの人と一緒に仕事に取り組んでいくことになります。

 

小説の主人公も、同僚も、それぞれのプロジェクトでは中心となって、いわゆるリーダーとなって仕事に取り組みます。

リーダーシップを発揮しなければならない場面です。

 

人は当然それぞれ違います。

でも特に肩書きを与えられると「リーダーは、」「トップは、」こうでなくてはと、身近で優秀な人と同様になろうとしてしまいがちです。

 

皆さんは、リーダーシップとはどのようなものだと考えますか。

あなたの考えているリーダーシップが、あなたを縛って、悪いことにあなたにリーダーシップを発揮させていないのかもしれませんよ。

 

続きは、後継者の学校で。

 

最後は、ちょっともったいぶってみました。

 

後継者の学校では、後継者や後継者候補が、リーダーシップを発揮するためのプログラムを用意しています。

 

ご興味のある方は、一度ご連絡下さい。

 

小説の帯に「元気が出るお仕事小説」とありますが、偽りなしです。

一度手にとってみてください。

 

この話が少しでも何かのきっかけになれば幸いです。

 

後継者の学校
http://school-k.jp/
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気になる方は、ぜひ一度、後継者インタビューをお試しくださいね。

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