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債務者の口座って知ってますか?

後継者の学校パートナで弁護士の佐藤祐介です。

債務者の口座情報は,強制執行をするうえで大切な情報です。今回,これに関するニュースを見ましたので,それを記事にしてみました。

 

久しぶりにブログの記事を,書かせていただきます。

前回は,商標についての記事を書き,以降続きを書こうと思っていたのですが,今回,気になるニュースを見つけたので,当初の予定を変更し,それを記事にしたいと思いました。

 

気になるニュースというのは,法務省が,債務者の預貯金口座を,裁判所を通じて特定できる新たな制度を導入する方針を固めたというものです。

 

上記を理解していただくために前提の説明をします。

債権者が債務者に対して,「お金を返せ」と訴えを起こし,裁判で勝ったとしても,債務者が任意にお金を支払わない場合,それだけでは債務者の財産(不動産や預貯金等)に食って掛かることはできません。

別途,「強制執行」という手続が必要なのです。そして,この強制執行の1つとして,預貯金の差押えというものがありますが,これは,債権者の方で,銀行名と支店を特定する必要がありました。

とはいえ,債務者の口座なんて知らないことも多く,これまで特定が出来ずに未回収に終わったケースも多くあるだろうと思います。

 

今回の上記ニュースはこれまでの不都合性を解消するものになると思われます。債権回収もしやすくなると思われ,経営者や後継者の方にとっても朗報といえますので,今回はこのタイムリーなニュースを記事にしてみました。

 

なお,後継者の学校では,今回私が書いた記事に限らず,広い視点から,後継者が事業承継をするにあたり不可欠な知識を分かりやすく学ぶことができます。

興味のある方は,お気軽にHPをご覧になったり,各パートナーにお声がけいただければと思います。

また,後継者の学校では,各パートナーが後継者となる又は今後なるかもしれない方々に,無償で「後継者インタビュー」というものを行っています。

(詳しくはhttp://school-k.jp/interview/ をご覧ください。)。

後継者の方々にとって「気づき」の場面となるとして,これまでに多くの方々から好評をいただきました。こちらも興味が湧いた方は,お気軽にインタビューをご検討ください。

 

税金と国家経済の話

後継者の学校パートナー、中小企業診断士の岡部眞明です。

先日、安倍総理が消費税の10%への増税時期を平成31年10月までの再延期を発表しました。

今回の措置には、「財政再建が難しくなるのでは」とか「デフレ脱却のために増税はしない方が良い」など、賛成、反対の意見が多くでました。

今回は、税金と経済について考えてみます。

私たちの経済活動の大きさを量るときよく使うのは、国民総生産(GNP)があります。GNPはとは、私たちの経済活動で創り出された価値の合計のことです。

式で表すと、

Y=C+I+G+MX・・・①

(Y:国民総生産、C:消費、I:投資、G:政府支出、MX:貿易)

となります。

これは、国民総生産をその需要の面からみたもので、国民総生産は、支出と投資、政府の支出、貿易の大きさに左右されることを表しています。

さらに、私たちにかかわる消費をもう少し詳しく見ると、

C=C0+C1(Y-T)・・・②

(C0:基礎消費、C1:限界消費性向(0<C1<1)、T:税)

私たちは、一般的に収入が多い方がたくさん消費すると考えられますが、基礎消費とは収入に関係なく生きていくためにどうしても必要となる支出のことです。また、限界消費性向とは所得が「1」増えたときに、そのうち消費にまわす割合のことです。

ということで、この式は、私たちの消費のための支出は、基礎消費と、所得から税金を引いたものに、限界消費性向を掛けたものとなるということを表します。

両方の式を合わせると、

Y= C0+C1(Y-T) +I+G+EX-IM

となりますが、Yが両方にありますので、これをまとめると

(1-C1)Y= C0-C1T+I+G+MX

1

となります。

ここで、税金を⊿Tだけ挙げて、それを政府が⊿Gだけ使う場合に(他の投資(I)と貿易(MX)は変わらないと仮定します。)に変化する国民総生産を⊿Yとすると、基礎消費(C0)は変わらないはずですから、③の式は

4  

となります。

ここで、限界消費性向(C1)が0.5のとき、減税(増税)を100した場合、国民総生産(⊿Y)の値は、100だけ増加(減少)させることができます。

5

 

 同様に、政府支出を100だけ行った場合は、

6

これは、減税よりも予算を使った財政出動の方が、国民総生産に与える影響が大きい、つまり景気刺激効果があるということを表しています。これが、国が不景気になると補正予算で景気をあげようとする理由です。

勿論、経済はこんな式だけで割り切れる単純なものではありませんし、財政赤字の問題もあります。この話の過程でも、限界消費性向が他の要素に影響を与えることは③の式から明らかです。

頭の整理になったでしょうか?

いずれにしろ、安倍総理の判断が正しいことを祈るばかりです。

モヤモヤした方もスッキリした方も
後継者の学校では無料インタビューを行っています。

詳しくは下記ホームページよりご覧ください。

後継者の学校
http://school-k.jp/

 

コミュニティを承継する

後継者の学校パートナーの知識茂雄です。

被災地熊本の企業に今求められるは、この苦難を乗り越え立ち上がるためのレジリエンス(回復力、復元力)です。

そしてそのレジリエンスは様々なコミュニティとのつながりにより発揮されるものです。

事業承継とは、そのコミュニティとのつながりという大きな財産を承継するということでもあります。

 

平成28年熊本地震から50日が経過しました。

 

被災地熊本に住んでいると、50日経った今でも日常の生活から”地震”を切り離すことはできません。

 

未だ多くの人たちが避難生活を余儀なくされる一方で、街中では多くの人が行き交い日常を取り戻しつつあります。

 

熊本県内の多くの企業も大きな被害を受け、企業活動再開に向けてもがいています。

 

地元熊本に根ざした多くの老舗企業とて例外ではありません。

 

そういった企業が、先の見えない中で、それでも復興に向けて前を向いていけるのは、地域の期待と支えがあるからに他なりません。

 

今回の震災で150年近くの歴史を持つ醸造所も壊滅的な被害を受けました。

 

そして、その復興を先頭に立って支援しているのは、地元商店街の方たちです。

 

それはなぜか?

 

その企業が常に地元のコミュニティに対して貢献し続けてきた、すなわち公益性を追求し続けてきたからに他ならないと思います。

 

そして、そうやって築いてきた地域コミュニティとのつながりは、企業にとっても財産となるべきものです。

 

最近、心理学の世界では、レジリエンス(回復力、復元力)という言葉が注目を集めています。

 

まさに今、熊本の企業にはこのレジリエンスが求められています。

 

個人におけるレジリエンスは、人とのつながりを感じることによって得られるものだとも言われています。

 

「自分は一人ではない。」

 

こころの支えとなる他者の存在が、苦難を乗り越える原動力となります。

 

これは、企業においても言えることだと思います。

 

地域を始めとする様々なコミュニティとのつながりがあって初めて、企業はレジリエンスを発揮できます。

 

そしてそのつながりは、一朝一夕に築けるものではありません。

 

事業承継とは、このコミュニティとのつながりという大きな財産を承継することでもあるのです。

 

 

「後継者の学校」では、事業承継の本質を捉えた学びを提供しています。

 

まずは、「後継者インタビュー」を受けてみませんか?今抱えている悩みを語るだけでもすっきりしますよ!

 

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歴史に学ぶ後継者経営 真田丸①(真田昌幸)

私主に日本の歴史から後継者経営に学べる題材をとって、皆さんと一緒に後継者経営を考えて参りたいと思います。今回からは、「真田丸」から題材をとって、真田昌幸の後継者としての成長を見て参りたいと思います。真田丸、お勧めですので見てください。昌幸、信之、信繁それぞれがそれぞれの承継をしていきます。

 

後継者の皆様

 

後継者の学校パートナーにして後継者の大河ドラマウオッチャーである、石橋治朗です。

大変、ご無沙汰いたしておりました。

 

最初から申し上げておりますが、私は主として日本の歴史から題材をとって、事業承継や後継者経営を考えてみたいと思っています。

 

今回は、今年のNHK大河ドラマ「真田丸」を取り上げて、後継者とはどうすればいいんだろうと考えてみたいと思います。

いや、今回だけではなく、今年いっぱいは折を見て「真田丸」からヒントを得たいと思います。

 

というのも、

 

真田丸、めちゃくちゃ面白いからなんです!!!

 

いや、のっけから失礼しました…

 

大河ドラマ好きな人、ことに戦国モノ好きな人からの評判がよろしくない「真田丸」

私も、三谷幸喜の歴史物というところに偏見を抱いて、一通り録画はしていたもののこれまで放置しておりました。

しかも、うっかり大事な第1回目(しかも2時間もの)を撮り忘れる始末。

まあ、どうせ三谷幸喜だからいいか、とこれまたやる気のなさを全開にしておりました。

 

そうはいうものの、このブログでどうしても真田一族を取り上げたいと常々思っておりまして、ブログで取り上げるためには真田丸を見ないわけにはいかないだろう、面倒だなあ~という渋々な消極的な態度で、ようやく3月決算の申告が一段落しつつあったこの週末に第2話を見てみたわけです。

 

しかし!

 

あまりの面白さに、第7話まで一気に見てしまいました…

なぜ、なぜに第1話を撮り忘れたのか!!と地団駄を踏む始末。

NHKは確か、オンデマンドがあったよな~それで見るかと気持ちを取り繕ったものの、どうやってオンデマンドを見たらいいか知らないのです…

 

私のお粗末はともかくとして、さすがに三谷幸喜は凄いですね。

脚本に独特の軽さはあるものの、基本となる歴史考証や人物の造形はしっかりしています。ちゃんと主だった資料はきっちりと読み込んでいるように思いました。もちろん、そこはドラマですから考証に縛られず現代の視聴者に見せるようなフィクションも盛り込んでいますが。

 

また、選んでいる役者もいちいちぴったりで驚きです。織田信長と明智光秀だけはちょっと?でしたが、二人ともそれぞれ5分くらいしか登場しないのでさほど支障はありません。

 

なによりも、今で言うと真田昌幸は中小企業の親爺のような、一昨年の黒田官兵衛に比べるとかなり地味でくすんだ風貌なので、ハーフでダンディな草刈正雄ってどうよ?と危惧していましたが、いつの間にか草刈正雄が中小企業の親爺風になっていたとは知りませんでした(笑)

クルミをもてあそびながら火鉢を前にブツブツとしかめっつらでじっと考えてる姿が、全く違和感ありません。

 

そのように、ドラマとしても素晴らしいのですが、なによりもこのブログにとって有難いのは、6話までの展開(本能寺の変後の信州の混乱)が真田昌幸の後継者としての成長を描いてくれていることです。

(6話までというのは2月上旬ですので、リアルタイムでご覧になっている方々はお忘れかもしれません。そこはご容赦ください)。

 

そう、真田昌幸は主人公である信繁やその兄の信之の父であると同時に、真田家の後継者なんですね。

しかも普通の後継者ではありません。

昌幸は実は父真田幸隆の三男であり、極めて優秀な兄が二人もいたので、一度は武田家の親類筋の養子に入ります。

しかしながら、二人の兄がいずれも長篠の戦いで戦死したため、真田家に後継者として戻ったというやや複雑な経緯があり、それがおそらくは真田昌幸の姿勢や考え方に影響を与えています。

第1話を見ていないのでなんとも言えないですが、それも加味して脚本を作っているとするならば、いや作っているのでしょうが、三谷幸喜凄いです。

その複雑な経緯が、見事に第6話まで伏線として生きてきます。

 

で、もっとありがたいのは、おそらく信之や信繁の承継もドラマ化してくれるだろうということです。

二人は、昌幸から別のものをそれぞれ受け継いで、それぞれに花開かせます。

それはまた、大河ドラマが進むにつれて、折を見て取り上げます。

 

 

次回からはまず、真田昌幸の成長をみて参りたいと思います。

 

 

ブログを読んで興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非後継者の学校の説明会にご参加下さい。

その前に、まず後継者インタビュー(無料)を受けてみて下さい。時間はそれほどかかりません。だいたい、30分~1時間ほどです。

事業承継に関する自身の悩みが整理され、すっきりすると好評です。お気軽にお問い合わせいただければと思います。

 

後継者の学校

http://school-k.jp/

クリニックの事業承継⑧ 第三の習慣「重要事項を優先する」より

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

私はクリニックの相談にのらせていただくことが多いです。クリニックの経営は財務のこと人事採用教育のこと、相続問題にマーケティングのことなど相談事は多岐にわたります。クリニックの事業承継は一般と何が違うのでしょうか。そのあたりをつづっていきたいと思います。本日はスティーブン・R・コヴィーの七つの習慣から事業承継を考えてみます。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

スティーブン・R・コヴィーの「七つの習慣」という本は

お読みになったことがありますでしょうか?

 

ベストセラーですのでお読みになった方も

多いのではと思います。

 

でも、安心してください。

私も読みましたが

内容は全く覚えていません・・・・(苦笑)

 

知らなくてもこのブログを読むことに何の支障もありません。

 

この本の中に

「第三の習慣 重要事項を優先する」という章があります。

 

そのなかに出てくる緊急度と重要度に応じたマトリックスを

使った説明があるのですが

(下記のようなものです)

dai3

 

この4つの領域を使って

「クリニックの事業承継」を見ていきましょう。

・緊急かつ重要

・緊急ではないが重要

・緊急だが重要ではない

・緊急でも重要でもない

 

 

【緊急かつ重要】

これは言わずもがな目の前の診療ということになります。

クレームも炎上させないために緊急かつ重要ですよね。

 

【緊急ではないが重要】

新しいホームページなんかはここに入るのではないでしょうか。

今のがあるしな~でもそろそろ3年だし新しくしなければ・・・

みたいな感じです。

 

【緊急だが重要ではない】

これは業者さんからの電話なんかはここではないでしょうか。

電話だから出ないといけないし、でもその内容だったら

後でもよくないかな~???とか

Facebookなどの更新も速報性が重要だけれども

そんなに重要度は・・・という感じです。

 

【緊急でも重要でもない】

これは院長室の模様替えや

待合室の図書の入れ替えなど

やらなければいけないのだけれど

緊急性も重要性もさほどない・・・

こういうことあるのではないでしょうか。

 

 

さて事業承継はどこに入るのでしょうか?

 

多くのクリニックの後継者の方にお聞きすると

第2領域・・・つまり

【緊急ではないが重要】

に属するとお答えになります。

 

 

ところが・・・・です。

ある日突然ここに放り込まれるのが

「事業承継」なのです。

dai31

 

このエピソードについては次回また。

 

 

このエピソードに胸がざわついた

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児玉秀人でした。

 

メディカル、デンタルのサポートをしています。

「クリニックの財務が劇的によくなる秘密の方法」教えます。

 

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私が得意なのは以下です。

 

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後継者に知っていて欲しい会社の登記(その5)再掲

司法書士の木村貴裕です。

以前「後継者に知っていて欲しい会社の登記」というタイトルで連載していた記事のある回を再掲したいと思います。

来る10月1日から会社登記の添付書類に株主リストというものが加わります。

株主名簿とは少し違うのですが、でもそれが無いと始まらないなので、その回をもう一度取り上げます。

整備していない会社は早急に対処してくださいね。

 

こんにちは、後継者の学校パートナー、司法書士の木村貴裕です。

 

株式会社の「所有」と「経営」。

会社を所有している人、これが株主で、会社を経営している人が、役員。

 

役員はその会社の登記内容を確認すれば良いのですが、誰が株主かを知るにはどうすれば良いのかというところで前回は終わりました。

 

さて、株主を知る方法ですが、、、

いわゆる中小企業で、株主を外部から知る方法はほぼありません。

身も蓋もない答えですが。

 

知るには会社内部の資料を見るしかありません。

 

では会社内部の資料とは何でしょうか。

 

「株主名簿」という言葉が頭に浮かんだ方が多いのではないでしょうか。

はい、正解です。

でも、満点ではありません。

 

「私のとこの会社に株主名簿なんてあったっけ。」

と思われた方も多いのではないでしょうか。

特に後継者や後継者候補の方には。

 

会社法の規定に以下のようなものがあります。

「第125条 株式会社は、株主名簿を(中略)備え置かなければならない。」

このように定められているにもかかわらず、後継者の方が感じたとおり、たぶん多くの会社は備え置かれていないのが現状ではないでしょうか。

 

株主名簿もきちんと作成されていない場合に、ではどうやって株主を調べましょうか。

 

決算書類の中に「別表二」というものがあり、それに株主名や持株などが記載されています。

しかし、これはあくまで税務申告用に作成された書類で、困ったことに正確とは言い切れないものがあります。

 

あとは、会社設立時の定款などの書類(設立時に作成した定款を原始定款と言います。)、過去の議事録など、保存されている書類を丹念に読み解いていく作業が必要になるかもしれません。

当初の株主は誰で、その後誰かに株が譲渡されていないかなど。

場合によっては、亡くなっていたり、全く面識もなく連絡がとれなくなっている方が含まれているかも。

 

会社の所有者である株主。

その重要な存在が、普段の経営では意識されず結構放ったらかしにされているのが現状かもしれません。

それでも日々は困らず、会社は回っているので。

 

でも、何か事が起こったときに、その放っておいたツケを払わなければならないことになるやもしれません。

それもかなり大きなツケを払うのは、事業承継する後継者が多い。

 

不安になった後継者や後継者候補の方、その感覚は間違っていません。

株主名簿がきちんと作成されていて、それをご自身で確認したことがあるという方以外は少し不安になって当然です。

 

今回は心のもやもやを煽る形で終わります。

ごめんなさい

 

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クリニックの事業承継⑦ 経営者(大先生)のすべきこと

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

私はクリニックの相談にのらせていただくことが多いです。クリニックの経営は財務のこと人事採用教育のこと、相続問題にマーケティングのことなど相談事は多岐にわたります。クリニックの事業承継は一般と何が違うのでしょうか。そのあたりをつづっていきたいと思います。本日は経営者(大先生)のすべきことについてです。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

クリニックの事業承継、主体となるべきは後継者になります。

しかし、多くの専門家たちの姿勢として

事業承継は「大先生」が主導するべき

だと考えています。

 

それはなぜでしょうか?

 

専門家はその専門性を生かして

クリニックをサポートするから

 

・・・です。

 

例えば税理士さん

税理士さんは税務の専門家です。

 

税金を正しく計算し、正しく申告することが

税理士さんの本分です。

 

事業承継においてその専門性を生かすとすれば

やはり「相続税」についてではないでしょうか。

 

無論、相続税については避けては通れない

重要な要素ではあります。

 

その時に税理士さんに活躍してもらうことは

当然と言えます。

 

 

しかし、事業承継とは

「院長(理事長)が交代すること」

だけではないはずです。

 

そのには5つのフェーズがあります。

 

1つ目は後継者選択

2つ目は後継者確定

3つ目に院長交代

4つ目に後継者経営

5つ目に次世代経営

 

このすべてを俯瞰して最適な判断をしていくことが重要です。

 

ここではひとつづつ詳しくは書きませんが、

3つ目の「院長交代の際に必要となる専門的サポート」を

提供するのが専門家ですから

 

そこに依頼側の大先生との認識のギャップがあります。

 

そして次世代経営をしていくのは

大先生ではありません。

若先生になります。

 

ずばり、大先生のやるべきこととは

「若先生の自立を促すサポーター」であることです。

出しゃばらないことです。

 

手続きなどお金さえ払えばすぐに頼めます。

焦ることはありません。

若先生に任せてみましょう。

 

良かれと思って若先生をスポイルしてませんか?

 

 

 

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児玉秀人でした。

 

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事業承継期に後継者が知っておくべき統治基盤、オーナー経営者とは?

笠井さん後継者の学校パートナー 人・組織・風土づくりの専門家、笠井智美です。

あなたが継ごうとしている会社は、実際誰の会社なのか、ご存知ですか?

オーナー経営者として、事業承継の前に知っておかなければならない株のことを、

考えてみましょう。

 

こんにちは。後継者の学校パートナー

人・組織・風土づくりの専門家 笠井智美です。

人や組織の成長プロセスをデザインして、

そこに集う人たちが自ら望む未来を実現するお手伝いをしています。

 

 

前回は財務のお話でした。

そもそも景気が変動するのは当たり前。

いい時ばかりは続きません。

その時に耐えうる力を、

会社に蓄えていくことが大切だというお話をさせていただきました。

 

 

さて、今回は経営の4つの要素のひとつである、

「統治基盤」についてお伝えします。

 

統治基盤とは、企業を統治するための基盤のことです。

 

企業は誰かがオーナーとして所有し、

誰かが経営者として経営することによって統治されています。

 

本来は、企業の統治において、オーナーと経営者の立場は別なのです。

 

パブリック企業は、所有と経営が分かれていることが前提です。

しかし、オーナー企業は、所有と経営の一致が前提となります。

 

つまり、社長が経営していて、会社のオーナーでもあるというのが、

オーナー経営者なのです。

 

事業承継をするということは、

あなたが「オーナー経営者」として、会社を統治する基盤を確立し、

その基盤を確保していくことでもあります。

 

 

地盤が緩いところ、土台が弱いところに、どんな立派な家を建てても、

長年住むうちに、傾いてきたり、歪みが出たり、壁にひびが入ったりするでしょう。

災害など、何かあった時に一気に崩れてしまうかもしれません。

 

会社も一緒です。

 

経営の打ち手には優先順位があり、

土台が弱いところにどんな手を打っても無駄になってしまうのです。

 

 

経営の土台となる統治基盤には、

4つの押さえどころと、2つの側面があります。

 

今回は、1つ目の押さえどころ「オーナー」としての側面から、

株式の重要性について、お伝えします。

 

例えば、生前贈与で税金を少なくしましょうと、

税理士さんにアドバイスを受けたとします。

 

でも、そのために株が分散してしまったら、

発言権のあるオーナーが複数いる状態になり、

あなたは何の決定権もない経営者になってしまうかもしれません。

 

それでは、オーナー経営者とは言えないですよね。

 

同族が上手くいっている時は、それで問題ないかもしれませんが、

こじれてしまうと、サスペンス劇場みたいに、

ドロドロの関係になってしまうものです。

 

そして、同族株主それぞれに配偶者や子どもがいれば、

その方が所有している株は、

いずれ相続されて、もっと分散していきます。

 

株主の誰かが借金を背負ってしまい、

株が人手に渡ってしまうことだってあり得ます。

反社会的勢力のもとに、渡ってしまう可能性だって、

ゼロではありませんよね。

 

一株でも、悪意がある人が持つと、大変なことになりうるのが、

こわいところです。

 

もしも、株を所有する同族間で主導権争いが起きれば、

場合によっては連帯保証した会社の借金だけ背負わされて、

経営者の座を追われる可能性だってあります。

 

 

オーナー経営者じゃないと立場が弱いってこと、

わかっていただけましたでしょうか?

 

何もなく、みんな仲良くしているときは、

さして影響はないのだけれど、

ずっと、皆が幸せに生きていくために、

オーナー社長として、やっておかなくてはいけない基盤整備があるのです。

 

現経営者だって、不死身ではありません。

いつ、認知症や事故などで意識が無いという状況になるか、

予想はできません。

 

不測の事態で、人の心が揺さぶられ、魔がさし、

何かが噴出してくるかもしれません。

 

後継者の学校では、プログラムの中で、さらに詳しく学んでいきます。

 

皆の幸せのために、株主名簿の確認は、お早めに!

 

 

後継者の学校は、後継者を経営者に育てるプログラムをご用意しています。

詳しくはホームページをご覧ください

 

後継者の学校
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後継者の経営、後継者の勉強、後継者主導の事業承継を学びたいなら「後継者の学校」へ

 

気になる方は、ぜひ一度、後継者インタビューをお試しくださいね。

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実録 事業承継~コミュニケーション~

親子喧嘩は事業承継の代名詞。なんてことはありませんが、親子でコミュニケーションがうまくいっていない、ついつい言い合いになってしまっている、そんな場面に出くわされたことがある方は少なくないと思います。

私も職場での親族とのコミュニケーションがとても苦手でした。(そして今でもちょっぴり苦手です。)

でも、上手くいきにくい構造的な理由があるとしたら、その関係を良い方向に変えられるかもしれないと思いませんか?

 

後継者の学校大阪校を担当しております税理士の河合です。

中小企業の事業承継は親子間でされる例が多数あります。株の引継がスムーズにできること、社員から納得感が得やすいことなどがその理由として挙げられます。しかし、実際現場に入ってみれば、「こんなに揉めるなら継いでもらわなければよかった。」と嘆く社長や、「ここまで頭の固いオヤジだとは思わなかった。このままでは倒産してしまいかねないのに、全く自分の言うことが通じないなんて。」と悔しさに歯ぎしりする後継者が多いのが現実です。

 

何故うまくいかないのでしょうか?

うまくいかない理由は個々に様々な事情があります。その理由を大まかにまとめると、世代の違い、経験の違いから生じる考え方の違い、昔からの確執などが原因となって、徐々にすれ違いが生じ、言い争いが繰り返され、お互い疲れてほとんど話をしなくなるか、ひどくなれば後継者が辞めてしまうかという状況になります。

コミュニケーションの不足が原因という意見もあります。しかし、コミュニケーションは良好な関係であれば自然ととれますが、関係が良好でない場合、コミュニケーションはどんどん取りづらくなってしまいます。

 

親しき仲にも礼儀あり

親子だからといって、全ての気持ちが通じていることはありません。しかし、言わなくても分かっているだろうと勘違いしてしまうのが、親子です。これくらいいいだろうという考えは捨てなければなりません。

コミュニケーションをとる際のポイントは、経営者と後継者のどちらが一歩引くか、です。一歩引くと言っても、全ての事柄に対して、引かない側の主張が通り、引かない側が尊重されるべきという意味ではありません。むしろ引く側が、全体を理解し、客観的にコミュニケーションをコントロールするということなのです。

で、どちらが一歩引くか、ですが、『後継者』が一歩引くと円滑に物事が進みます。

その理由は【後継者の学校】で詳しく解説していますが、少しだけヒントを。

「プライドを傷つけられて、傷つけた人のために人は何かしてあげようと思うでしょうか?」

 

後継者の学校では、このようなテクニックではなく押さえるべきポイントをしっかり理解し、実践に移していただける仕組みがたくさん入っています。

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与えられた立場と持っているチカラ

後継者の学校パートナー中小企業診断士の岡部眞明です。

今回は自慢話です。

私たちの後継者の学校と提携関係にある「軍師アカデミー」という団体のある会員の方、Tさんのお話です。

彼女は、今回地震見舞われた熊本県にあるトラックの荷台部分を製作する会社の社長の娘さんです。弟さんが次期社長として役員をなさっていますが、ほぼ、現社長であるお父様のトップダウンで物事が決まっています。

弟さんも、他社へ修行に行ったりして、業界や会社のことを一生懸命勉強していますが、どうしても、お父様の存在が大きく悪戦苦闘する日々が続きます。

社員の皆さんも、社長の指示待ちで、仕事に対しても消極的であったようです。

そんな中、Tさんは社長と弟さん、そして社員の間に立ち、社長の考えを弟さんに伝え、役員の考えを社員に伝え、社員の思いを社長や役員に伝える、いわゆるパイプ役、緩衝役を務めます。

しかし、会社の雰囲気はよくなりません。

そこで、Tさんは気づきます。「こんな風にしていること自体がみんなの積極性を奪っている。」

それから、社員の皆さんが積極的に仕事をしてもらうために、弟さんが次期社長として成長してもらうために、軍師アカデミーで学習したことを実践します。軍師として・・・、社長の娘として・・・、後継者の姉として・・・。

いろいろな取り組みをなさっていますが、私がここでする自慢話は2つです。

Tさんのなさったことその①・・・《お誕生日プレゼント》

それまで、社員の方のお誕生日には、退社時に粗品的なものをお渡しをしていたそうです。

それを朝礼の時に時間をずらし、全員の前で大々的に贈呈することにしました。お祝いの品は、Tさんが一所懸命選びます。そして、もちろんかわいらしいラッピングと女性らしい心づかいのメッセージを添えて・・・。

Tさんのなさったことその②・・・《ちょっと、いいことメモ》

社員の皆さんが、普段、仕事をしているなかでしている何気ない行動。そのちょっとした行動、「いいなぁ」と感じたことをノートにメモをします。そして、社員の方とお話しする機会があったとき、それ伝え、社員の方を褒めるようにしました。

「最近は、社内の掃除はもちろん、皆さんが積極的になって、会社が明るくなってきました。」と、Tさんは話します。

『「私は、社員の方がこの会社に入ってよかった。」家族の方や皆さんに「あの会社は、いい会社だよね。」といわれるようになりたいんです。』

そうおっしゃるTさんの決意は周りの人を包み込むような優しくも強いものを感じさせてくれました。

そのような仲間がいることが私の自慢です。

 

話は変わって、古事記のお話。

登場人物は、ご存じの「大国主命(オオクニヌシノミコト)」。

一生懸命、国造りに励みますが、「自分のやっていることが本当に皆のためになっているのか。」と不安になります。

そんなあるとき、「すくなさま」(=少名毘古那神(スクナビコナノカミ))を手伝って、国造りを行うことを命じられます。

大国主命はたくさんのよいことをしてきましたし、そのたびに「大国主命」のおかげですと感謝されてきました。

ところが、「すくなさま」は、名前のとおり小さな小さな、見えないくらい小さな神様でしたので、いっぱい良いことを施しても、みな自分たちでやったと結果とってしまいます。

けれど、大国主命は、すくなさまと一緒にした仕事に、みんなが本当に喜んでいるのを見て、本当に満足します。それまでの、不安な気持ちは吹っ飛んでしまいます。

 

この二つのお話、Tさんと大国主命。共通するところは、自分の与えられた立場とそのもっている力を正しく認識し信じること、また、その力は自分に力ではなく、与えられた力であることに気づくことだと思います。

経営者は大きな力を持っていますが、その力は社員やお客様あってのこと。当たり前のことにきちんと気づきくことは、大国主命やTさんならずとも難しいことではないと思いますが、それを実践するまでには、さらに深い気づきが必要です。

今回は、自慢話から始まりましたが、日本人に昔からある心と経営を考えてみました。

 

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