タグ別アーカイブ: 事業承継

経営と事業承継を前進させる”きっかけ”を得る無料講座

後継者の学校の大川原です。

後継者の学校で《無料》で開催している「入門講座」についてご紹介いたします。

 

後継者の学校の入門講座は、

「事業承継や会社経営を前にして、何をすればわからなかったけど何をすればよいのかわかった」と、ほとんどの後継者に評価をしていただいているように、事業承継と後継者経営を前に進ませる”きっかけ”を得るため学びの講座です。

 

90分の中で、後継者の事例も考えていただきながら、事業承継と経営に対する考え方をしっかりとわかっていただきます。

 

なぜ入門講座をするのか、

巷には、事業承継の仕方を学ぶ講座、後継者が経営を学ぶ講座はたくさんありますが、

一方で、後継者が学ぶ理由をしっかりと伝えている講座は数少ないと感じています。

 

「なんのために事業承継をするのか?」「なんのために学ぶのか?」

後継者自身がそういった根本的なものにきづけなければ、学んでも使えない知識になってしまう可能性があります。

 

ですので、事業承継や後継者経営を前に進めるために、仕事以外で学ぶことは必須ですが、

学ぶ前に、まずは、学ぶ理由(目的)、前に進む理由(目的)を得ることが必要だと考えています。

 

入門講座では、事業承継の本質や全体像に触れながら、後継者が事業承継や後継者経営を学ばなければならない理由について、わかるための講座です。

まずは、入門講座できっかけを作っていただけば、その後のすべての学びが、どんな学びであっても後継者の糧になると考えています。

 

 

 

 

入門講座では、具体的に以下のような内容をお伝えしています。

 

1・事業承継の実態について

・当たり前のことだけど、気づいていない事業承継の実態についてデータをもとに共有します

2・後継者の事例検討

・後継者A氏の事例を検討することで、必要なことが見えてきます

3.事業承継で陥る罠について

・後継者が事業承継ではまりやすい罠について説明します。罠にはまっていると最悪の状態になる可能性があります。

4.事業承継の本質について

・事業承継を進めるうえで、ほかでは語られないもっとも大事なことをお伝えします。

5.事業承継の全体像について

・これ他にはない事業承継の全体像について、説明します。

6.後継者が事業承継を進めるためにやるべきこと

・そのうえで、後継者がやるべきことを整理してお伝えします。

7.後継者の学校で学べること

・これらを踏まえて、最後に「後継者の学校」で学べること、得られるものについてご案内します。

※主催地域によって多少異なる場合があります。

 

これをを90分でお伝えし、事業承継の本質に気づいていただくための講座です。

 

だから、この入門講座を受けていただくことで、

後継者の皆さんが事業承継や会社経営を進めるために、何をすれよいのかわかっていただけるのです。

 

まずは、入門講座だけでも受けていただき、前に進むきっかけをつかんでいただければ幸いです。

 

【直近の「入門講座」情報】

 

○東京校

2016年7月25日(月)18:00~19:30

詳細はこちら↓
http://www.school-k-program.com/

 

○九州校

2016年7月2日(土)9:30~11:30 (特別講座)

詳細はこちら↓
http://www.school-k-program.com/#!preseminar-kumamoto-2/f2pnk

 

 

ベーシックプログラムについてはこちらをご覧ください。興味のある方は、見学も可能です。

http://www.school-k-program.com/#!basic-tokyo/acty5

 

将来輝く後継者のみなさまに出会えることを楽しみにしています。

また、当プログラムの卒業生の経営者の仲間もみなさんが参加して仲間になっていただくことを心待ちにしておりますので、

一度セミナーに来ていただければと思います。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

代表取締役 大川原 基剛

 

組織について

後継者の学校パートナー、中小企業診断士の岡部眞明です。

今回は組織について考えてみます。

理化学研究所(「理研」)の研究チームが合成に成功した元素の名前の案が発表され、その名「ニホニウム」が世界的に認証される手続きに入りました。

これはもちろん日本で、(アジアでも)はじめての快挙です。

未知の元素「ニホニウム」(原子番号113番)の合成(自然界にない元素なので)には、理研のRIビームファクトリーという原子や電子を光の速さ近くまで加速する加速器と呼ばれる装置が使われました。この実験は、亜鉛(原子番号30)とビスマス(原子番号83)を衝突・合体させてつくるそうですが、その確率がなんと100兆分の1という想像もできない低確率です。2003年9月に開始された実験が成功したのは9年後の2012年8月だとのこと、このほとんど成功確率「0」の実験を続け今回の快挙を成し遂げた、森田浩介チームリーダーはじめ皆さんの努力、知力そしてあきらめない意志力、高い使命感は賞賛しきれるものではありません。

「ニホニウム」の合成は、森田チームリーダー率いる超重元素研究グループによる研究の成果ですが、RIビームファクトリーという装置の開発は、1998年から始まっています。

開発当初の加速器は、研究者の方々の手造りといっていいくらいで、予算も多くはなく、装置を納める建屋も中学校の体育館程度でした。このような成果を収めるようになっても、隣りあった野球グラウンド(ここで試合をした経験があります。私事ですが…)をつぶして建設したもので、近隣は住宅地という、この手の装置の敷地としては大変狭いものです。。

予算や立地の制約をクリアして、コンパクトで安全性や性能を十分にクリアする設備で世界的な成果を出す組織の力を維持し続けることは何故可能なのでしょうか。

今回は、あえて人ではなく組織に焦点を当ててみます。

人間は社会的動物といわれます。私たちは、すべて何かの組織に属していますし、私たちの周りには、そこらじゅうに組織があります。私たちが暮らす現代社会は、知識や技術が高度化して、人間や組織などの関係も複雑さを増しています。そのような中で、ひとは何かの組織に属さなければ生きていけません。では生きていくために属する組織を選ぶ基準はどうでしょうか?

組織が成立つためには、構成する人が同じ目的を持っていること(=共通目的)、その組織目的を達成するために積極的に働こうとする意欲があること(=貢献意欲)、さらに、構成員の間で目的達成のため十分な意思疎通が図られていること(=コミュニケーション)が必要であるとされます。

そして、組織の構成員は、自分が組織のために働く貢献度合いより組織に属していることで得られる満足の方が大きい場合にその組織に属することになるといわれます(貢献≦誘因)。

組織は構成員の貢献によって成り立ちますが、その貢献より大きな魅力がなければ構成員を確保できないというジレンマを抱え続けているのです。このジレンマを克服するためには、組織構成員の貢献を足して、1+1>2の成果を出す構造をもち続けることが宿命なのです。

超元素研究グループの理研所属の研究員の方は十人程度ですが、その他に大学からの研究者、学生、外国人研究員など多くの方が、チームの一員として参加しています。これらの方々の貢献によって、今回の快挙があります。これらの方々は、理研からあるいはこの研究から十分なお給料をいただいているわけではなくチームに参加しています。それは、科学の進歩への貢献、自分の研究者としてのキャリアなどそれぞれの人により、このチームから受ける誘因は違っていると思いますが、個人としての貢献≦誘因の判断はそれぞれです。(狭い立地に安全性を高めた施設は、交通の便の良さという誘因を生みました。)

ここで、この十数行に登場しなかった組織成立の要件、コミュニケーションが登場します。

貢献の足し算を1+1>2にするには、コミュニケーションが有効に作用します。その要がはやはりリーダーシップなのです。

組織の誘因を高めるリーダーの手腕と相まって組織が有効に機能するのです。

森田チームリーダーの誠実な人柄からも納得できる組織論だと思います。

クリニックの事業承継⑩ データから見る歯科医院の事業承継

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

私はクリニックの相談にのらせていただくことが多いです。クリニックの経営は財務のこと人事採用教育のこと、相続問題にマーケティングのことなど相談事は多岐にわたります。クリニックの事業承継は一般と何が違うのでしょうか。そのあたりをつづっていきたいと思います。本日はデータから歯科医院の抱える事業承継の現実を見つめてみたいと思います。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

クリニックにおける典型的な例として「歯科医院」の現実に目を向けてみようと思います。

他の医科と比べて圧倒的に開業率が高く、診療所の数もそれなりにあることが理由です。

 

平成26年発表の厚生労働省発表の資料によると

日本全国の歯科医師数は103,972人。

そのうち診療所に勤務しているのが88,824人。

全国の歯科診療所数が68,592件

 

つまり全国の歯科診療所における平均歯科医師数は1.3人となります。

 

また、全国の診療所勤務医88,824人の平均年齢は52.2歳。

その28%は60歳以上となります。

 

下図を参照ください。

 

777

 

60歳以上の勤務歯科医師は少ないことを考慮すると、

約36%の歯科診療所の院長は60歳以上ということになります。

(88,824人x28%÷68,592件=36%)

 

多くの経営者は次世代経営が軌道に乗るまでの期間を

「10年はかかる」と振り返っています。

 

諸説あり、かつ個人差がおおいにありますが、

歯科医師が目と手先の正確さを保ち

トップとして臨床現場で活躍できる

限界年齢を仮に70歳とするならば

 

なんと歯科医院の3件に1件は「事業承継」に

直ちに取り組まなければならない状況ということになります。

 

70歳になって始めるよりは

60歳代で真剣に事業承継に取り組む方が

リスクは少ないと思われますが・・・

 

「いつまでもあると思うな親と金」などと

揶揄されることもありますが、

 

若先生も大先生も

今一度、胸に手を当てて考えてみてください。

 

また、本コラムをお読みの専門家の皆様、

目の前のリスクをぜひ伝えていただければと思います。

 

 

 

 

このエピソードに胸がざわついた

そんな後継者(経営者)の方! まずは

後継者インタビューを受けてみてはいかがですか?

無料で受けられて、気持ちがすっきりするとのお声をいただいております。 後継者インタビューについては下記から詳細をご覧ください。

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http://school-k.jp/interview/

 

 

 

「後継者と共に強い会社をつくるヒトとおカネの専門家」

児玉秀人でした。

 

メディカル、デンタルのサポートをしています。

「クリニックの財務が劇的によくなる秘密の方法」教えます。

 

財務状況を改善したら次はヒト。

「業績が30%向上する人事評価システム」教えます。

私が得意なのは以下です。

 

・人材採用・育成相談、人事評価システムの提供

・資金調達のための経営改善計画書の作成

・設備投資と事業計画に基づいた財務計画の策定

・Web戦略相談など

歯科後継者塾|歯科の事業承継を5日間で学ぶ

クリニックの事業承継⑨ それは突然やってくる

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

私はクリニックの相談にのらせていただくことが多いです。クリニックの経営は財務のこと人事採用教育のこと、相続問題にマーケティングのことなど相談事は多岐にわたります。クリニックの事業承継は一般と何が違うのでしょうか。そのあたりをつづっていきたいと思います。本日は「スティーブン・R・コヴィーの七つの習慣から事業承継を考えてみる」の続きです。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

スティーブン・R・コヴィーの「七つの習慣」という本の

「第三の習慣 重要事項を優先する」という章があります。

 

そのなかに出てくる緊急度と重要度に応じたマトリックスの中の

 

4つの領域

・緊急かつ重要

・緊急ではないが重要

・緊急だが重要ではない

・緊急でも重要でもない

 

 

多くのクリニックの後継者の方にお聞きすると

第2領域・・・つまり

【緊急ではないが重要】

に属するとお答えになります。

 

 

ところが・・・・です。

ある日突然ここに放り込まれるのが

「事業承継」なのです。

 

dai31

 

ある歯科医師の方が神奈川県で開業されました。

順風満帆の開業でしたが新しい生活にもまだ

ぎこちなさが残る開業1か月後にお母さまから

悲痛な電話が入ったのです・・・

 

お父さんが・・・倒れたの・・・

 

いつもは気丈な母親の不安とも悲痛ともいえる

その声を聴き、大急ぎで実家の静岡県に帰りました。

 

幸いお父様は大事には至らず

最悪の事態は避けられましたが

本当の地獄が始まったのはここからでした・・・

 

開業したての自分のクリニックを

友人や先輩、後輩の協力のもと

なんとか続けながら

 

週に3日は静岡の父親の医院へ

院長代理として勤務

 

東名高速を運転中に何度も意識が飛びそうになりました。

 

「心も体もボロボロです・・・」

疲れ切ったその表情は実際の年齢よりも

10歳は老けたように見えるのでした。

 

 

この先生は無謀な開業をしたのでしょうか?

 

この話を聞くと

「開業前に両親と話し合うべきだったのでは?」とか

「開業は浅はかだったのでは?」などと

 

思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、この先生は

開業前に何度も何度も父親と話をし、

ご両親とも納得の上で

 

「お前は神奈川で自分のやりたい診療をやりなさい」

 

そう言われての開業でした。

 

 

・・・・なのに、です。

 

このように、事業承継は

ある日突然にやってくるのです。

 

それは事実です。

 

 

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「後継者と共に強い会社をつくるヒトとおカネの専門家」

児玉秀人でした。

 

メディカル、デンタルのサポートをしています。

「クリニックの財務が劇的によくなる秘密の方法」教えます。

 

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「業績が30%向上する人事評価システム」教えます。

私が得意なのは以下です。

 

・人材採用・育成相談、人事評価システムの提供

・資金調達のための経営改善計画書の作成

・設備投資と事業計画に基づいた財務計画の策定

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コミュニティを承継する

後継者の学校パートナーの知識茂雄です。

被災地熊本の企業に今求められるは、この苦難を乗り越え立ち上がるためのレジリエンス(回復力、復元力)です。

そしてそのレジリエンスは様々なコミュニティとのつながりにより発揮されるものです。

事業承継とは、そのコミュニティとのつながりという大きな財産を承継するということでもあります。

 

平成28年熊本地震から50日が経過しました。

 

被災地熊本に住んでいると、50日経った今でも日常の生活から”地震”を切り離すことはできません。

 

未だ多くの人たちが避難生活を余儀なくされる一方で、街中では多くの人が行き交い日常を取り戻しつつあります。

 

熊本県内の多くの企業も大きな被害を受け、企業活動再開に向けてもがいています。

 

地元熊本に根ざした多くの老舗企業とて例外ではありません。

 

そういった企業が、先の見えない中で、それでも復興に向けて前を向いていけるのは、地域の期待と支えがあるからに他なりません。

 

今回の震災で150年近くの歴史を持つ醸造所も壊滅的な被害を受けました。

 

そして、その復興を先頭に立って支援しているのは、地元商店街の方たちです。

 

それはなぜか?

 

その企業が常に地元のコミュニティに対して貢献し続けてきた、すなわち公益性を追求し続けてきたからに他ならないと思います。

 

そして、そうやって築いてきた地域コミュニティとのつながりは、企業にとっても財産となるべきものです。

 

最近、心理学の世界では、レジリエンス(回復力、復元力)という言葉が注目を集めています。

 

まさに今、熊本の企業にはこのレジリエンスが求められています。

 

個人におけるレジリエンスは、人とのつながりを感じることによって得られるものだとも言われています。

 

「自分は一人ではない。」

 

こころの支えとなる他者の存在が、苦難を乗り越える原動力となります。

 

これは、企業においても言えることだと思います。

 

地域を始めとする様々なコミュニティとのつながりがあって初めて、企業はレジリエンスを発揮できます。

 

そしてそのつながりは、一朝一夕に築けるものではありません。

 

事業承継とは、このコミュニティとのつながりという大きな財産を承継することでもあるのです。

 

 

「後継者の学校」では、事業承継の本質を捉えた学びを提供しています。

 

まずは、「後継者インタビュー」を受けてみませんか?今抱えている悩みを語るだけでもすっきりしますよ!

 

ご興味のある方は是非ホームページ(http://school-k.jp/)からお問い合わせください!

歴史に学ぶ後継者経営 真田丸①(真田昌幸)

私主に日本の歴史から後継者経営に学べる題材をとって、皆さんと一緒に後継者経営を考えて参りたいと思います。今回からは、「真田丸」から題材をとって、真田昌幸の後継者としての成長を見て参りたいと思います。真田丸、お勧めですので見てください。昌幸、信之、信繁それぞれがそれぞれの承継をしていきます。

 

後継者の皆様

 

後継者の学校パートナーにして後継者の大河ドラマウオッチャーである、石橋治朗です。

大変、ご無沙汰いたしておりました。

 

最初から申し上げておりますが、私は主として日本の歴史から題材をとって、事業承継や後継者経営を考えてみたいと思っています。

 

今回は、今年のNHK大河ドラマ「真田丸」を取り上げて、後継者とはどうすればいいんだろうと考えてみたいと思います。

いや、今回だけではなく、今年いっぱいは折を見て「真田丸」からヒントを得たいと思います。

 

というのも、

 

真田丸、めちゃくちゃ面白いからなんです!!!

 

いや、のっけから失礼しました…

 

大河ドラマ好きな人、ことに戦国モノ好きな人からの評判がよろしくない「真田丸」

私も、三谷幸喜の歴史物というところに偏見を抱いて、一通り録画はしていたもののこれまで放置しておりました。

しかも、うっかり大事な第1回目(しかも2時間もの)を撮り忘れる始末。

まあ、どうせ三谷幸喜だからいいか、とこれまたやる気のなさを全開にしておりました。

 

そうはいうものの、このブログでどうしても真田一族を取り上げたいと常々思っておりまして、ブログで取り上げるためには真田丸を見ないわけにはいかないだろう、面倒だなあ~という渋々な消極的な態度で、ようやく3月決算の申告が一段落しつつあったこの週末に第2話を見てみたわけです。

 

しかし!

 

あまりの面白さに、第7話まで一気に見てしまいました…

なぜ、なぜに第1話を撮り忘れたのか!!と地団駄を踏む始末。

NHKは確か、オンデマンドがあったよな~それで見るかと気持ちを取り繕ったものの、どうやってオンデマンドを見たらいいか知らないのです…

 

私のお粗末はともかくとして、さすがに三谷幸喜は凄いですね。

脚本に独特の軽さはあるものの、基本となる歴史考証や人物の造形はしっかりしています。ちゃんと主だった資料はきっちりと読み込んでいるように思いました。もちろん、そこはドラマですから考証に縛られず現代の視聴者に見せるようなフィクションも盛り込んでいますが。

 

また、選んでいる役者もいちいちぴったりで驚きです。織田信長と明智光秀だけはちょっと?でしたが、二人ともそれぞれ5分くらいしか登場しないのでさほど支障はありません。

 

なによりも、今で言うと真田昌幸は中小企業の親爺のような、一昨年の黒田官兵衛に比べるとかなり地味でくすんだ風貌なので、ハーフでダンディな草刈正雄ってどうよ?と危惧していましたが、いつの間にか草刈正雄が中小企業の親爺風になっていたとは知りませんでした(笑)

クルミをもてあそびながら火鉢を前にブツブツとしかめっつらでじっと考えてる姿が、全く違和感ありません。

 

そのように、ドラマとしても素晴らしいのですが、なによりもこのブログにとって有難いのは、6話までの展開(本能寺の変後の信州の混乱)が真田昌幸の後継者としての成長を描いてくれていることです。

(6話までというのは2月上旬ですので、リアルタイムでご覧になっている方々はお忘れかもしれません。そこはご容赦ください)。

 

そう、真田昌幸は主人公である信繁やその兄の信之の父であると同時に、真田家の後継者なんですね。

しかも普通の後継者ではありません。

昌幸は実は父真田幸隆の三男であり、極めて優秀な兄が二人もいたので、一度は武田家の親類筋の養子に入ります。

しかしながら、二人の兄がいずれも長篠の戦いで戦死したため、真田家に後継者として戻ったというやや複雑な経緯があり、それがおそらくは真田昌幸の姿勢や考え方に影響を与えています。

第1話を見ていないのでなんとも言えないですが、それも加味して脚本を作っているとするならば、いや作っているのでしょうが、三谷幸喜凄いです。

その複雑な経緯が、見事に第6話まで伏線として生きてきます。

 

で、もっとありがたいのは、おそらく信之や信繁の承継もドラマ化してくれるだろうということです。

二人は、昌幸から別のものをそれぞれ受け継いで、それぞれに花開かせます。

それはまた、大河ドラマが進むにつれて、折を見て取り上げます。

 

 

次回からはまず、真田昌幸の成長をみて参りたいと思います。

 

 

ブログを読んで興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非後継者の学校の説明会にご参加下さい。

その前に、まず後継者インタビュー(無料)を受けてみて下さい。時間はそれほどかかりません。だいたい、30分~1時間ほどです。

事業承継に関する自身の悩みが整理され、すっきりすると好評です。お気軽にお問い合わせいただければと思います。

 

後継者の学校

http://school-k.jp/

クリニックの事業承継⑦ 経営者(大先生)のすべきこと

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

私はクリニックの相談にのらせていただくことが多いです。クリニックの経営は財務のこと人事採用教育のこと、相続問題にマーケティングのことなど相談事は多岐にわたります。クリニックの事業承継は一般と何が違うのでしょうか。そのあたりをつづっていきたいと思います。本日は経営者(大先生)のすべきことについてです。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

クリニックの事業承継、主体となるべきは後継者になります。

しかし、多くの専門家たちの姿勢として

事業承継は「大先生」が主導するべき

だと考えています。

 

それはなぜでしょうか?

 

専門家はその専門性を生かして

クリニックをサポートするから

 

・・・です。

 

例えば税理士さん

税理士さんは税務の専門家です。

 

税金を正しく計算し、正しく申告することが

税理士さんの本分です。

 

事業承継においてその専門性を生かすとすれば

やはり「相続税」についてではないでしょうか。

 

無論、相続税については避けては通れない

重要な要素ではあります。

 

その時に税理士さんに活躍してもらうことは

当然と言えます。

 

 

しかし、事業承継とは

「院長(理事長)が交代すること」

だけではないはずです。

 

そのには5つのフェーズがあります。

 

1つ目は後継者選択

2つ目は後継者確定

3つ目に院長交代

4つ目に後継者経営

5つ目に次世代経営

 

このすべてを俯瞰して最適な判断をしていくことが重要です。

 

ここではひとつづつ詳しくは書きませんが、

3つ目の「院長交代の際に必要となる専門的サポート」を

提供するのが専門家ですから

 

そこに依頼側の大先生との認識のギャップがあります。

 

そして次世代経営をしていくのは

大先生ではありません。

若先生になります。

 

ずばり、大先生のやるべきこととは

「若先生の自立を促すサポーター」であることです。

出しゃばらないことです。

 

手続きなどお金さえ払えばすぐに頼めます。

焦ることはありません。

若先生に任せてみましょう。

 

良かれと思って若先生をスポイルしてませんか?

 

 

 

このエピソードに胸がざわついた

そんな後継者(経営者)の方! まずは

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「後継者と共に強い会社をつくるヒトとおカネの専門家」

児玉秀人でした。

 

メディカル、デンタルのサポートをしています。

「クリニックの財務が劇的によくなる秘密の方法」教えます。

 

財務状況を改善したら次はヒト。

「業績が30%向上する人事評価システム」教えます。

私が得意なのは以下です。

 

・人材採用・育成相談、人事評価システムの提供

・資金調達のための経営改善計画書の作成

・設備投資と事業計画に基づいた財務計画の策定

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事業承継期に後継者が知っておくべき統治基盤、オーナー経営者とは?

笠井さん後継者の学校パートナー 人・組織・風土づくりの専門家、笠井智美です。

あなたが継ごうとしている会社は、実際誰の会社なのか、ご存知ですか?

オーナー経営者として、事業承継の前に知っておかなければならない株のことを、

考えてみましょう。

 

こんにちは。後継者の学校パートナー

人・組織・風土づくりの専門家 笠井智美です。

人や組織の成長プロセスをデザインして、

そこに集う人たちが自ら望む未来を実現するお手伝いをしています。

 

 

前回は財務のお話でした。

そもそも景気が変動するのは当たり前。

いい時ばかりは続きません。

その時に耐えうる力を、

会社に蓄えていくことが大切だというお話をさせていただきました。

 

 

さて、今回は経営の4つの要素のひとつである、

「統治基盤」についてお伝えします。

 

統治基盤とは、企業を統治するための基盤のことです。

 

企業は誰かがオーナーとして所有し、

誰かが経営者として経営することによって統治されています。

 

本来は、企業の統治において、オーナーと経営者の立場は別なのです。

 

パブリック企業は、所有と経営が分かれていることが前提です。

しかし、オーナー企業は、所有と経営の一致が前提となります。

 

つまり、社長が経営していて、会社のオーナーでもあるというのが、

オーナー経営者なのです。

 

事業承継をするということは、

あなたが「オーナー経営者」として、会社を統治する基盤を確立し、

その基盤を確保していくことでもあります。

 

 

地盤が緩いところ、土台が弱いところに、どんな立派な家を建てても、

長年住むうちに、傾いてきたり、歪みが出たり、壁にひびが入ったりするでしょう。

災害など、何かあった時に一気に崩れてしまうかもしれません。

 

会社も一緒です。

 

経営の打ち手には優先順位があり、

土台が弱いところにどんな手を打っても無駄になってしまうのです。

 

 

経営の土台となる統治基盤には、

4つの押さえどころと、2つの側面があります。

 

今回は、1つ目の押さえどころ「オーナー」としての側面から、

株式の重要性について、お伝えします。

 

例えば、生前贈与で税金を少なくしましょうと、

税理士さんにアドバイスを受けたとします。

 

でも、そのために株が分散してしまったら、

発言権のあるオーナーが複数いる状態になり、

あなたは何の決定権もない経営者になってしまうかもしれません。

 

それでは、オーナー経営者とは言えないですよね。

 

同族が上手くいっている時は、それで問題ないかもしれませんが、

こじれてしまうと、サスペンス劇場みたいに、

ドロドロの関係になってしまうものです。

 

そして、同族株主それぞれに配偶者や子どもがいれば、

その方が所有している株は、

いずれ相続されて、もっと分散していきます。

 

株主の誰かが借金を背負ってしまい、

株が人手に渡ってしまうことだってあり得ます。

反社会的勢力のもとに、渡ってしまう可能性だって、

ゼロではありませんよね。

 

一株でも、悪意がある人が持つと、大変なことになりうるのが、

こわいところです。

 

もしも、株を所有する同族間で主導権争いが起きれば、

場合によっては連帯保証した会社の借金だけ背負わされて、

経営者の座を追われる可能性だってあります。

 

 

オーナー経営者じゃないと立場が弱いってこと、

わかっていただけましたでしょうか?

 

何もなく、みんな仲良くしているときは、

さして影響はないのだけれど、

ずっと、皆が幸せに生きていくために、

オーナー社長として、やっておかなくてはいけない基盤整備があるのです。

 

現経営者だって、不死身ではありません。

いつ、認知症や事故などで意識が無いという状況になるか、

予想はできません。

 

不測の事態で、人の心が揺さぶられ、魔がさし、

何かが噴出してくるかもしれません。

 

後継者の学校では、プログラムの中で、さらに詳しく学んでいきます。

 

皆の幸せのために、株主名簿の確認は、お早めに!

 

 

後継者の学校は、後継者を経営者に育てるプログラムをご用意しています。

詳しくはホームページをご覧ください

 

後継者の学校
http://school-k.jp/
後継者の経営、後継者の勉強、後継者主導の事業承継を学びたいなら「後継者の学校」へ

 

気になる方は、ぜひ一度、後継者インタビューをお試しくださいね。

後継者インタビューお申し込みはこちらから
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与えられた立場と持っているチカラ

後継者の学校パートナー中小企業診断士の岡部眞明です。

今回は自慢話です。

私たちの後継者の学校と提携関係にある「軍師アカデミー」という団体のある会員の方、Tさんのお話です。

彼女は、今回地震見舞われた熊本県にあるトラックの荷台部分を製作する会社の社長の娘さんです。弟さんが次期社長として役員をなさっていますが、ほぼ、現社長であるお父様のトップダウンで物事が決まっています。

弟さんも、他社へ修行に行ったりして、業界や会社のことを一生懸命勉強していますが、どうしても、お父様の存在が大きく悪戦苦闘する日々が続きます。

社員の皆さんも、社長の指示待ちで、仕事に対しても消極的であったようです。

そんな中、Tさんは社長と弟さん、そして社員の間に立ち、社長の考えを弟さんに伝え、役員の考えを社員に伝え、社員の思いを社長や役員に伝える、いわゆるパイプ役、緩衝役を務めます。

しかし、会社の雰囲気はよくなりません。

そこで、Tさんは気づきます。「こんな風にしていること自体がみんなの積極性を奪っている。」

それから、社員の皆さんが積極的に仕事をしてもらうために、弟さんが次期社長として成長してもらうために、軍師アカデミーで学習したことを実践します。軍師として・・・、社長の娘として・・・、後継者の姉として・・・。

いろいろな取り組みをなさっていますが、私がここでする自慢話は2つです。

Tさんのなさったことその①・・・《お誕生日プレゼント》

それまで、社員の方のお誕生日には、退社時に粗品的なものをお渡しをしていたそうです。

それを朝礼の時に時間をずらし、全員の前で大々的に贈呈することにしました。お祝いの品は、Tさんが一所懸命選びます。そして、もちろんかわいらしいラッピングと女性らしい心づかいのメッセージを添えて・・・。

Tさんのなさったことその②・・・《ちょっと、いいことメモ》

社員の皆さんが、普段、仕事をしているなかでしている何気ない行動。そのちょっとした行動、「いいなぁ」と感じたことをノートにメモをします。そして、社員の方とお話しする機会があったとき、それ伝え、社員の方を褒めるようにしました。

「最近は、社内の掃除はもちろん、皆さんが積極的になって、会社が明るくなってきました。」と、Tさんは話します。

『「私は、社員の方がこの会社に入ってよかった。」家族の方や皆さんに「あの会社は、いい会社だよね。」といわれるようになりたいんです。』

そうおっしゃるTさんの決意は周りの人を包み込むような優しくも強いものを感じさせてくれました。

そのような仲間がいることが私の自慢です。

 

話は変わって、古事記のお話。

登場人物は、ご存じの「大国主命(オオクニヌシノミコト)」。

一生懸命、国造りに励みますが、「自分のやっていることが本当に皆のためになっているのか。」と不安になります。

そんなあるとき、「すくなさま」(=少名毘古那神(スクナビコナノカミ))を手伝って、国造りを行うことを命じられます。

大国主命はたくさんのよいことをしてきましたし、そのたびに「大国主命」のおかげですと感謝されてきました。

ところが、「すくなさま」は、名前のとおり小さな小さな、見えないくらい小さな神様でしたので、いっぱい良いことを施しても、みな自分たちでやったと結果とってしまいます。

けれど、大国主命は、すくなさまと一緒にした仕事に、みんなが本当に喜んでいるのを見て、本当に満足します。それまでの、不安な気持ちは吹っ飛んでしまいます。

 

この二つのお話、Tさんと大国主命。共通するところは、自分の与えられた立場とそのもっている力を正しく認識し信じること、また、その力は自分に力ではなく、与えられた力であることに気づくことだと思います。

経営者は大きな力を持っていますが、その力は社員やお客様あってのこと。当たり前のことにきちんと気づきくことは、大国主命やTさんならずとも難しいことではないと思いますが、それを実践するまでには、さらに深い気づきが必要です。

今回は、自慢話から始まりましたが、日本人に昔からある心と経営を考えてみました。

 

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後継者にまつわる小説あれこれ(その11)

司法書士の木村貴裕です。

小説は気軽に読めて、でも何か気づきを得たり、力がわいてくることってありますよね。

ほんの少しでも何か感じてもらえそうなものをこれから少しずつ紹介したいと思います。

後継者の学校パートナーブログですので、もちろん後継者や事業承継に関するものを。

 

後継者の学校パートナーで司法書士の木村貴裕です。

私は通勤時間をもっぱら読書にあてております。

地下鉄なので外の景色を眺めても面白くもなんともないという理由もありますが。

 

経営書ではなくあまり肩のこらない小説ばかりなのですが、結構事業承継にからむ話もあります。

後継者や後継者候補の方に何か少しでも感じてもらえるものがあればと思い、今まで読んだ中から、後継者や事業承継に関係するものを何冊か紹介します。

 

今回紹介するのは、

 

「盗賊会社」星新一 著(新潮社)

 

星新一さんと言えばショートショート。

ショートショートと言えば星新一さん。

なんですが、これ平成生まれの方とかにも通じますか?

 

昭和43年に刊行されたものが文庫になっているのですが、「色あせない」という言葉はまさにここで使いたい。

 

「本質的なもの」とか「真理」とか言ってしまうと何かたいそうで違ってしまいそうな、でもそう表現したくなるような、生活や商売、現象や心理など、今の話ばかり。

 

今回は表題の「盗賊会社」を取り上げます。

れっきとした泥棒を営業とする会社の社員が主人公の話です。

 

カバーの内容紹介を抜粋すると、「そんな仕事があったのかと内心うらやましがる人も多いかもしれない。平凡な日常のくり返しにあきあきしている人ならば・・・」。

 

話の中身は、仕事の内容も当然ですが、労使交渉の場面もあったりします。

ここで経営者側の言い分がでてきます。

読者としては、大変もっともな言い分だと妙に感心したりして。

でも、、、

 

ここからは、ショートショートに変な解説や解釈を入れるのは愚の骨頂とお叱りを受けるのを覚悟して少しだけ続けます。

 

面白そう(?)な仕事なのに、社員である主人公はあまり生き生きしていません。

仕事として、職場として、何かが欠けているのです。

 

経営者としては、従業員がともに頑張ってくれるような何かを示したり、伝えなければならないのでしょうね。

 

話を少し事業承継にずらせますが。

創業期はがむしゃらに突き進んできた、ともに会社を成長させてきた、ということで従業員と一体感があり、その何かは要らなかったかもしれません。

 

でも後継経営者は、その一体感を従業員と共有できる立場にはいません。

その何かが重要になってくると思います。

 

はい前回同様ですが、続きは後継者の学校で一緒に考えてみませんか。

 

後継者の学校では、後継者や後継者候補が、従業員と新たな関係をつくりだすためのプログラムを用意しています。

 

ご興味のある方は、一度ご連絡下さい。

 

36編からなるこの文庫は、1編がどれも6ページほど。

ショートショートなので当たり前なのですが、一駅かからないくらいの読みやすさ。

読書離れと言われますが、久しぶりにまたは初めて手に取るには最適の読み物だと思います。

 

このブログも一駅で読めるようにと思っているのですが、短いと中途半端になって、伝えたいことが表現できていないのではという不安で一杯です。

人に何かを伝えるって本当に難しいですね。

 

この話が少しでも何かのきっかけになれば幸いです。

 

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