事業承継成功の秘訣は、先人たちへの感謝の気持ち

こんにちは。後継者の学校パートナー 人・組織の専門家 笠井智美です。笠井さん

事業承継成功の秘訣は、先人たちへの感謝の気持ちを持つことです。

様々な環境の移り変わりを経て、生き続けてきた会社、困難を乗り越えてきた会社の歴史の物語を味わうことで、あなたの後継者としての使命が見えてくるかもしれません。

 

こんにちは。後継者の学校パートナー 人・組織の専門家 笠井智美です。

前回は、経営の4つの要素(事業、財務、人・組織・風土)から、

あなたが手に入れる会社の現状を把握して問題を分析し、

課題と可能性を見つけることが、

事業承継のファーストステップだというこということをお話ししました。

 

 

さて、経営の4つの要素の説明の前に、

まずは、あなたが手に入れる会社についてのイメージを、

掴んでいただきたいと思います。

 

 

会社のホームページなどで、

その会社の沿革が紹介されていますよね。

 

 

沿革というのは、

物事の移り変わりや今日までの歴史、変遷のことです。 (デジタル大辞泉より)

 

 

創業者がどういう思いを持って創業し、

その会社がどんな法人としての人生を歩んできたか。

 

 

会社は法人とも言いますが、

法人というのは、ある一定の目的をもつ団体や財団に、

個人(自然人)と同じ権利能力を法によって

認められている存在のことです。

 

 

法人としての山あり谷ありの人生、

つまり会社の歴史を時系列で観ていくことによって、

どんな時代背景の中で、どんな時代に向かっているときに、

会社の事業がどう成長したのか、どう行き詰ったのかなど、

外部環境・内部環境と照らし合わせながら、

整理していってほしいのです。

 

 

できれば創業者や先代、古くからの番頭さんなど、

生き証人のインタビューを交えて、

その会社のドキュメンタリー番組を作るような感覚で

取り組んでほしいのです。

 

当時の会社や従業員さん、街の様子などの写真もあれば、

ぜひ見せてもらってくださいね!

 

そうすることによって、

今後の外部環境や内部環境の分析を踏まえた事業展開への感覚が、

研ぎ澄まされていきます。

 

 

激流を乗り超えて、今の会社の歴史を築き上げてきた方たちのお話を伺うと、

先人たちへの感謝や尊敬の念が、きっとあなたに湧いてくるはずです。

 

 

その気持ちは、あなたのコミュニケーションに自然に現れ、

今後の事業承継に伴う経営改革を進めていく上で、

周りの人の協力を得たり、

様々な交渉をするときに、大きな力を発揮します。

 

 

後継者さんの中には、

お父さんと会社に関して、あまり話す機会がなかったという方もおられます。

 

また、特に後継者さんが息子さんの場合は、

父としては息子の成長を喜びながらも、男としてのプライドや対抗心から、

後継者さんとの今後に関する話し合いを、

なんとなく避けてしまうというケースもあります。

 

 

親子間での承継の場合は、このような家族の心情と、

会社のことが絡み合って混同してしまうことで、

事業承継が複雑になり、進みにくくなってしまうのです。

 

 

もうすでに、若い後継者さんには、効率の悪いこと、無駄なこと、

変えたほうがいいことなどの会社の改善点が、

観えているかもしれません。

 

しかし、もっと良くしたいという気持ちのあまり、

ついつい指摘から入ってしまって、

相手に聴く耳を持ってもらえず、

先に進めなくなってしまっては本末転倒です。

 

「あいつは、まだまだや!」と鶴の一声で、

権限を渡してもらえないということが起きてしまうかもしれません。

 

経営権もないのに、個人保証で借金だけ背負わされてしまったり、

会長が口を出し続け、

社員がどちらの言うことを訊いたらいいのか迷ってしまい、

業務に支障をきたしてしまうなんてことにもなりかねません。

 

そんな状態では、社内のガバナンスが効かなくなって、

思わぬ不正や事故を招くことにも繋がります。

 

指摘から入って、内部に敵を作ってしまうことを防ぐためにも、

会社の沿革を知り、

「なぜ今そうなっているのか?

どんな背景や意図やビジョンがあって、今そうなっているのか?」を理解し、

相手を尊重しながら、

あなたが操縦しやすい会社に、

少しずつチューンナップしていくことが重要です。

 

 

ぜひ、会社の沿革をできるだけ詳しく整理してみてください。

きっと、いろんなことが観えてくると思いますよ!

 

 

そんなこと、ちょっと改まっては切り出しにくいですか?

 

 

たとえば、社内用の動画を創るとか、冊子を作るとか、

なんかそんなことと絡めてみるのもいいかもしれませんよ。

 

事業承継成功に向け、先人たち(経営者や既存の従業員さんたち)への

感謝の気持ちをもってスタートしましょう。

 

後継者の学校
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Photo credit: Christopher.Michel via Visual hunt / CC BY

新年 明けまして おめでとうございます

新年、明けましておめでとうございます。

後継者の学校の代表の大川原基剛でございます。

 

新年となりまして、一本目のブログは、後継者の学校で代表を務めるわたくし大川原から

2016年の後継者の学校についてお伝えさせていただきます。

 

後継者の学校プログラムに参加していただき、その後後継者から経営者になり、私どもが継続的にサポートさせていただいている方々は、とても頼もしい経営者になりつつあります。

彼らを見ているとやはり後継者の経営は、やはり創業者の経営とは違うものだと実感をしていますし、単に経営の知識や手法を教えるだけでは、たりないものだと実感しているこのごろです。

そういった経験も踏まえて、わたしたち後継者の学校は、より後継者の育成・成長に特化させ、他にはないオリジナルのサービス・プログラムを展開していこうと考えております。

 

昨年2015年は、パートナ-を増強し、パートナーブログを始めて毎日発信して参りましたが、

今年は、それを具体的な動きに変えていきたいと思います。

 

ひとつは、「事業承継」と「後継者の経営」「後継者育成」という視点でブログ以外でも情報を提供させていただく場所をつくっていきます。

そして、東京・大阪・九州の3か所で後継者の学校プログラムを開催します。時期は、2016年は4月開催で予定しています。

さらに、後継者の学校プログラムの応用版、経営するための具体的な手法・スキル・技を学ぶアドバンスコースを開催します。こちらも4月開校を予定しております。

 

こうした取り組みを進めながら、後継者が経営者となるために、成長する場、学ぶ場、楽しむ場として、後継者の学校を発展させていきたいと考えておりますので、皆さまにはご指導、ご鞭撻をしてただければ幸甚でございます。

 

われわれ後継者の学校は、本年も後継者、経営者と共に一歩一歩前進し成長し行きますので、よろしくお願い申し上げます。

株式会社 後継者の学校

代表取締役 大川原 基剛

 

 

後継者の学校プログラムの内容について気になる方は、下記から詳細をご覧ください。

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