タグ別アーカイブ: 財務諸表

今さら訊けない・・・・財務3表って、なあに?

笠井さん後継者の学校パートナー 人・組織・風土づくりの専門家 笠井智美です。

後継者の方の中には、「実はまだ、財務の知識がないんです。」という方もおられます。今日は、財務の基礎中の基礎を、ちょっとだけ書いておきますね。

 

こんにちは。後継者の学校パートナー

人・組織・風土づくりの専門家 笠井智美です。

人や組織の成長プロセスをデザインして、

そこに集う人たちが自ら望む未来を実現するお手伝いをしています。

 

今日は、経営の4つの要素の中の、財務のお話の2回目です。

 

 

前回は、「財務は会社の血液である」というお話をしました。

財務を見ずして、経営判断はできません!

 

でも、財務ってどうやって見るのでしょう?

 

簿記から勉強しないと無理ですか?

 

 

いえいえ、そんなことはありません。(^^)

 

財務諸表の仕組みと、

経営のために必要な、見るべきポイントを押さえておけば大丈夫です。

 

 

ところで、財務諸表ってどんなものでしょう?

 

これからご紹介する3つの書類が、

財務諸表のうち、財務3表と言われるものです。

この3つを押さえておけば、経営に活かすことができます。

 

細かい数字は必要ありません。

大切なのは、全体を俯瞰して、

経営の指標となる、財務の本質を抑えることです。

 

言葉は少し堅苦しい感じがするかもしれませんが、

これをお読みになって、

こんなものなんだなぁ、と概略が掴めればいいですよ。

 

さぁ、これから財務3表さんたちをご紹介しますので、

ぜひ、お友達になってくださいね!

 

≪貸借対照表(B/S)≫

 

一定時点の財政状態がわかります。

持ってるもの(総資産→土地や建物や機材やお金)がどれだけあって、

返さなきゃいけないお金(負債)がどれだけあって、

正味の自分の会社のお金(純資産)が、どれだけあるのか?

ということが書いてあります。

創業から積み重なってきた集大成です。

 

 

≪損益計算書(P/L)≫

 

一定期間内にどれだけ儲けが出たかわかる書類です。

一定期間に、どれだけの収益が上がり、費用を差し引いた利益が、

どれだけ残ったか?ということが書いてあります。

1年間の成績表みたいなものです。

 

 

≪キャッシュフロー(C/F)≫

 

一定期間における現金預金の増減の状況を示すものです。

この書類で、現金が減ったのか、増えたのか、

それは何故なのか?ということを見ていきます。

営業活動、投資活動、財務活動がある中、どこで増減したのか、

その意味合いが大事なのです。

 

P/L 上で、いくら利益が出ていても、

営業活動で現金預金が増えていない場合は、

事業を見直さなきゃ、いけませんよね。

 

また、B/S上でいくら純資産が大きくても、

現金預金が底をつけば、会社は破たんしてしまいます。

 

まずは、現金預金の残高と、

キャッシュフロー(現金預金の増減)を見て下さいね。

 

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経営にとって、財務は血液みたいなもの

笠井さん後継者の学校パートナー 人・組織・風土づくりの専門家 笠井智美です。

事業承継では、つい事業をどうするかということに目がいきやすいのですが、財務面をしっかり押さえていないと経営者とは言えません。

よもや、お金のことは親父がなんとかしてくれてるはずだなんて思ってませんよね?

 

こんにちは。後継者の学校パートナー

人・組織・風土づくりの専門家 笠井智美です。

人や組織の成長プロセスをデザインして、

そこに集う人たちが自ら望む未来を実現するお手伝いをしています。

 

今回は経営の4つの要素の中の、財務のお話です。

 

財務と聞くと、ちょっと気後れする方や、

細かい勘定科目とかがよくわからないとか、

なんとなく苦手意識が出てくる方もおられるかもしれませんね。

 

でも、心配は無用です。

 

 

押さえておいてほしいのは、税務申告のための数字ではなく、

経営に必要な数字を見ることです。

 

 

では、経営にとって、財務っていったいなんなのでしょう?

 

どんなにいい商品やサービスを提供できても、

どんなに可能性のある新規事業を思いついても、

お金が無かったら、何もできません。

 

お金が無かったら、価値を提供し続けていくことなんてできないし、

社員を雇い続けることも、社員の生活を支え続けることもできません。

 

 

そんなことくらい、もう知ってます?(^^:)

 

そうですよね、きっと・・・・

 

頭では。

 

 

そう、“頭でだけ”知ってるんですよね。

 

実際には、多くの後継者さんから、こんな声を聴いています。

 

財務諸表を見たことがないとか、財務諸表の意味がわからないとか、

財務諸表の読み方がよくわからないとか、

細かい数字だけ追ってしまうとか・・・・・。

 

財務の本質がわかっていないと、

数字を経営に生かすことはできません。

 

 

経営にとって、財務とは血液みたいなもの。

 

例えばフィギュアスケートの羽生選手が、どんなに鍛えて、

素晴らしい身体を創り上げて、

素晴らしい技をもっていても、

血液の流れが滞っていたら、4回転ジャンプどころじゃありませんよね。

 

血液の流れが滞って、あちこち壊死が始まっているのに、

トリプリサルコウなんて、とても飛べませんよね。

無理して飛んだら、かえって大怪我をするかもしれませんよね。

 

この場合の血液が、企業経営においての「財務」だと考えてみて下さい。

 

 

もしも、お金のないときに売り上げを上げたら、

いったいどうなるでしょう?

 

仕入の費用や経費も増えて、出ていくお金も多くなります。

取引先からの代金だって、すぐに頂けるとは限りませんよね。

 

月末払いなどの、売掛金になるケースは珍しくありません。

 

売れれば売れるほど、キャッシュが無くなっていくかもしれません。

 

つまり、企業活動における、自社の財務の体質を知らなければ、

経営はできないということなのです。

 

なのに、なのに、

後継者さんの多くは、自分が手に入れる会社の財務体質を知らないで、

継いでから大変な目に合うケースが、とても多いです。

 

財務体質次第で、

どんなにいい新規事業のアイディアがあっても、

業務拡大のチャンスが来ても、

「GO!」の判断をしてはいけない時もあるのです。

 

経営判断は、会社の状態にあったものでなければ、

逆に命取りになります。

 

 

財務体質次第で、継いではいけない会社だって、

あるかもしれないのです。

 

マンガの北斗の拳の主人公・ケンシロウの超有名なセリフ、

「お前はもう死んでいる。」みたいな感じです。

 

後継者であるあなたがぼんやり待っていたら、

「すでに死んでいる会社」を受け取るような事態に

陥るかもしれないのです。

 

たしか以前のブログの中で、事業承継は

「生きた会社」を受け取ることだとお伝えしましたよね。

 

覚えてますか?(^^:)

 

財務体質によっては、

事業承継というより、企業再生になってしまうケースもあるのです。

 

 

どうですか?

 

 

想像しただけで、恐ろしくなっちゃいますよね。

 

財務は会社の血液です。

 

いずれあなたが手に入れる会社が、

まさに今、血を流しながら、

長距離マラソンをトップスピードで走っているとしたら?

 

一刻も早く出血を止めなければいけません。

 

とにかく、まずは会社の財務体質を把握しましょう。

 

 

大丈夫ですよ(^^:)

ここまで脅しておいて、放置したりしませんから。

 

 

後継者の学校で、手取り足取り?仲間と学んでいただけます。

 

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実録 事業承継~継ぐべきか継がざるべきか③~

事業承継は敷かれたレールに乗っかるだけではうまくいきません。それは何となく分かっているけど具体的にどうしていいか分からないまま時間だけが過ぎていく。そんな状態に陥っていませんか?継ぐべきか継がざるべきか、どこかで判断をしなければ、前に進めません。とはいえ、事業承継って多くの人が経験するものでもないし、誰に相談しても明確な答えも返ってこないし、どうしていいか分からないまま「悩んでいてもしかたない!ここは覚悟を決めて…えいやっ!継いでしまえ」。こんなお話、実は結構あります。でも継ぐ前に押さえないといけないポイント、明確にあるんです。

後継者の学校大阪校を担当しております税理士の河合由紀子です。

実家が事業をしているけれど、継ぐべきか継がざるべきか悩まれている方、結構いらっしゃいます。そして、「なんとなく」とか「当たり前だと思って」代表に就任してしまうパターンが結構あります。本日は、前回に引き続き、事業を継ぐべきか継がざるべきか判断する際の具体的な方法をお伝えします。

 

契約書って見たことありますか?

事業をしていると、様々な契約を結んでいます。

例えば事務所や工場が賃貸物件であれば、賃貸借契約、仕入先、得意先との取引に関する基本契約、大切な機器のリース契約、金融機関から借入をしている場合には借入に関する契約、従業員さんとの雇用契約などなどです。

これらは契約書として書面になっているものもあれば、口約束になっているものもあるかもしれません。人に関すること、お金に関すること、取引に関すること、モノ(有形・無形)に関すること、といった分類でそれぞれの契約をチェックしていってみましょう。

 

なぜ契約のチェックがいるのでしょうか?

以前のブログで、会社の実態を数字から把握していくことが、事業承継をするかしないか判断する際の一つのポイントになるとお伝えしました。しかし、決算書や総勘定元帳や請求書や領収書を見ても、掴めないものがあります。

例えば主要工場が賃貸物件で、あと3年で契約期間が満了するという契約になっていて、契約は更新されないという約束になっていたとすると、後継者が継ぐと決めるなら、3年後には移転しなければならないということを頭に入れておかなければなりません。そして、移転するための費用はどれくらいかかるのか、それにより財務面はどうなるのか知っておかなければなりません。また、書面上は契約の更新はしないとなっていても、交渉により更新できる可能性があるのかについても早めに探ることもできます。

他にも、例えばリース契約を結んでいたとすると、残り何年間でいくらの支払が必要なのか、帳簿上に出ている場合と出ていない場合がありますので、その総額を把握する必要があります。

一例をあげましたが、詳細に帳簿の内容を把握しても、帳簿には載っていないリスクが隠れている場合があります。継ぐか継ぐのをやめるか判断する際には、こういったリスクを改めて整理して把握することが重要です。普段当たり前のように思っていて、気にしていなかったことも、実は経営をしていく上でとても重要な事柄があります。それを整理し、リスクを把握するためにも契約書(契約書がない契約についても)のチェックは必須です。

 

後継者の学校では、このようなテクニックではなく押さえるべきポイントをしっかり理解し、実践に移していただける仕組みがたくさん入っています。

また、お得に参加できる「放課後勉強会」や無料で受けられる「後継者インタビュー」好評実施中です。ご興味のある方は是非ホームページ(http://school-k.jp/)からお問い合わせください!

「財務の把握②」 【マンガ・事業承継】

後継者の学校の小峯です。マンガで事業承継の本質について、なるべくわかりやすくお伝えしていきますので、

よろしくお願いいたします。今回は、財務の把握②についてお伝えします。

まんが5

 

こんにちは

 

後継者の学校の小峯です。

 

経営者としての本質的な財務の見方は、『後継者の学校』で開催しているセミナーなどで詳しくお伝えしていますが、

まずは「売上高」や「営業利益」を見てください。

これらは損益計算書に載っています。

そして、できれば数年分取り寄せて、どのように推移しているか調べてください。

 

今回、後継者の皆さんに特に意識して見ていただきたい指標は、「負債」です。

貸借対照表に載っています。

 

負債額がどれくらいあるのか知っていますか?

どれくらい毎月返済しているか知っていますか?

 

後継者インタビューでは半分以上の方が把握できていませんでした。

 

なぜ「負債」を把握することが重要なのでしょうか?

後継者の方はまだ経営者になる前の状態です。

しかし、経営者になるときには、連帯保証人として負債を背負うことになります。

 

その負債は背負っても大丈夫な金額でしょうか?

今ならば会社を生き返らせる別の一手が打てるかもしれません。

もしかしたら、今の会社を継ぐ以外にも新しい会社をつくって事業と従業員を引き受けるなど、別の選択肢があるかもしれません。

 

後継者である今のうちに、しっかりと会社の現実と向き合ってほしいと思います。

 

同時に、会社の持つ良いところや価値とも向き合ってください。

 

後継者として、何を受け取り、どんな価値を生み出していくのか、今から少しずつ考えてみませんか?

 

後継者の学校のプログラムの内容について気になる方は、下記から詳細をご覧ください。

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プログラム参加はちょっとなあ・・・という方は、

まず、後継者インタビューを受けてみてはいかがでしょうか?

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