こんにちは
後継者の学校の代表の大川原基剛です。
今回のブログでは、よくある会社の事例を踏まえて、なんでそんなことになってしまったのか、
どうすればそうならなかったのか、についてお伝えしたいと思います。
今回は、突如後継者が事業承継をしなければならなくなり、準備ができていなかったがために事業が立ちいかなくなってしまった事例を紹介します。
その会社の社長は、年齢は65歳ですが、35歳で創業してから30年間いわゆるワンマンを経営してきました。
その社長がある日突然病気にかかり突然倒れたことをきっかけに、従業員としてその会社で働く息子が次期社長として指名され半年後に代表を交代することになったのです。
息子はいつか継ぐのだろうなと思っていましたが、社長が言ってくれないからと、なんとなく受け継ぐのを待っていたのでした。
そして、半年後に後継者は代表取締役になったのですが、そこから後継者の苦労が始まり、結果として数年後に事業が立ちいかなくなってしまったのです。
よくある事業承継の話ですが、なぜ、こんなことになってしまったのでしょうか?
いくつもの理由が重なった結果でもありますが、事業承継を考えるときに一番初めにやらなければならなかったことをこの会社はやっていませんでした。
それは、いつ事業承継をするのか具体的な年月を決めて、そのための準備を始めていなかった、ということです。
■残された後継者は
突然経営者が倒れてしまい、後継者が準備が足りない状態で経営者にならなければならなくなると、知らないことわからないことが多く、いろんな問題が顕在化してきてしまいます。
最悪の場合、以下のようなことが起こってしまう可能性があります。
・従業員が後継者の言うことを聞かずに好き勝手やってしまい、組織が崩壊する
・借金が返せなくなり、連帯保証をした後継者個人の資産も売却することになってしまう
・コンプライアンスの問題が顕在化し、取引先や社会から制裁を受ける
・事業が立ちいかなくなり、会社を倒産させることになる
知らないから、わからないではすまされない状態になってしまう可能性があるのです。
そして後継者は、継いだことを後悔するようになってしまうのです。
■いつ事業承継をするか決めて、準備をはじめる
事業承継は、いずれ来るのを待つものではなく、いつ事業承継をするのかを決めて、そこへ向けて課題をひとつひとつクリアするように行動していくことが大切なのです。
また、経営者はその事業承継を成功させるための準備を、早くから考えておくべきです。
できれば今このブログを見ていただいているのであれば、いまから意識をしていただくとよいと思います。
自身の代で事業を終わらせるのでないのであれば、いまから事業承継を考えていくことで、よりスムーズに事業承継を迎えることができるのです。
そして、数年かけて事業承継を成功させるための計画を作成し、計画的に行動していくことで思い通りの事業承継を実現することができるのです。
今回はここまでですが、後継者の学校ではもっと詳しくこのあたりの学びができますので、
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「後継者を導く江田島平八」
後継者の学校代表の大川原基剛でした。
Photo credit: AhmadHammoud via Visual Hunt / CC BY