後継経営者が事業承継を踏まえ、社内でマネジャーとして経験を積んでいることも多いと思います。でも、マネジャーとリーダーたる経営者は、本質的に異なる役割を担うものです。この違いを理解し、新たな役割を全うする覚悟を持つことが大切です。
後継者の学校パートナーの知識茂雄です。
後継経営者は、承継すべき会社内で仕事を覚えていくことも多いと思います。
一つの部門を任され、マネジャーとして経験を積んでいく方もいらっしゃいます。
一見、そのキャリアの積み方はスムーズな事業承継を実現するやり方のようにも思えます。
でも、そこには一つの大きな壁があるのです。
なぜならば、経営者とはリーダーであり、マネジャーではありません。
マネジャーの経験をいくら積んでも、簡単にリーダーにはなれないのかもしれません。
組織行動学者のハロルド・J・レビットは、リーダーとマネジャーの違いをこう表現しています。
「リーダーとは道を切り開く人であり、マネジャーとは問題を解決する人である」
”与えられた”問題を解決する立場から、”自ら”道を切り開く立場へ。
そこには、大きな、大きな意識の改革が必要なのかもしれません。
しっかりとリーダーとして生きていく覚悟を決めることも必要でしょう。
そして、そうやって覚悟を決めた人は、何もないところから道を切り開いてきた創業者の偉大さに気づき、感謝の念を抱くでしょう。
創業者とその仲間が築き上げてきた、”既にある”自社のリソースのありがたみに気づくでしょう。
そして、それがまた、後継者としてリーダーの役割を全うする覚悟を強固なものにし、一歩を踏み出す勇気につながるのだと思います。
現経営者にとっても、後継者にとっても、事業承継とは多くの場合初めてのことです。
だから、どうやって良いのかわからなくて当然。
でも、だからこそ本当はどういうものなのかを知ることが大事です。
知ることで、意識を変える、覚悟を決めることが大事であることに気づく。
そして、一旦覚悟を決めてしまえば自分から見た世界の見え方が変わります。
そこに本質的な学びを加えることで、本物の経営者になっていくのだと思います。
「後継者の学校」では、事業承継の本質を捉えた学びを提供しています。
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