後継者の学校パートナーで税理士の河合由紀子です。
事業承継と一口に言っても、何から始めればいいんだろうと思われる後継者の方は多いようです。
小さいころから跡を継ぐものだと感じながら生きてこられ、何の迷いもなく親の会社に入り、真面目にやれることをやってきたという方は本当に多いです。
決して怠けているわけではないけれど、このまま頑張っていても社長になれる気がしない。そんな声にならない気持ちを感じることがよくあります。
後継者の学校大阪校を担当しております税理士の河合です。
このブログでは私自身の事業承継の経験を踏まえ、またお客様の事業承継の現場からより具体的なお話をご紹介していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。本日は財務データについてです。
このままでいいのだろうか?
何年か経験を積み年齢的にもそろそろ、という時期になっていても、具体的にどのように動けばいいのか分からず、日々目の前にある業務を一生懸命こなしているという後継者の方はたくさんいらっしゃいます。
例えば営業をされている方であれば、お客様との関係をしっかりと築かれ、他の社員さんには到底こなせないような仕事きっちりこなしておられる方。努力して現場の仕事を覚え、古株の職人さんにもなかなかやるなと一目置かれるようになっている方。
皆さん後継者としての責任を感じ、大変な努力をされてきたのだと思います。
しかし、現在のスキルをさらに伸ばしていけばその延長線上に、立派な経営者となる未来がまっているのでしょうか?そうではない気がする。ここまでは何となく感じていらっしゃる方が多いです。しかしどのように動けば良いか分からず立ち止まっている状態。しかし動き出さなければ何もはじまりません。
いくら借金があるか知っていますか?
後継者の方に「会社の借金がどれくらいあるかご存知ですか?」と尋ねると、実は「分からない」「知らない」と答えられる方が多いです。
後継者の学校では、これまで後継者の方の実際のお気持ちや考え方、現状を知るために、後継者の方を対象にインタビューをさせていただいております。
質問の中に、承継する会社の財務状況を尋ねる項目があります。これまで全体で約100人の方にインタビューをさせていただきましたが、ほとんどの方が「知らない」「わからない」という答えでした。
このお話をすると、後継者の方の意識が低いからでしょ?と思われる方も多いかもしれませんが、実は後継者の方が財務状況について知らないということには理由があるのです。
考えてみてください。後継者の方はどのような働き方をしておられますか?
営業を頑張る、現場を知るために社員さんより長く働く、とにかく頑張る、などなど。思い当たられることはないでしょうか?目の前にあることに一生懸命になっている。
それが自分のやるべきことだと思っている方が、会社の財務状況を知る機会はあるでしょうか?
社員の中で一番になることと、経営者として会社の舵取りをすることとは根本的に違うのです。
事業承継の第一歩は現状を知る事です。現状を知るためには財務状況の把握は外せません。このように後継者が真の経営者になるために、押さえておくべきポイントがあります。
後継者の学校では、細かいテクニックではなく押さえるべきポイントをしっかり理解し、実践に移していただける仕組みが入っています。また、後継者インタビューも無料でさせていただいています。ご興味のある方は是非ホームページ(http://school-k.jp/)からお問い合わせください!
後継者の学校
http://school-k.jp/
後継者の経営、後継者の勉強、後継者主導の事業承継を学びたいなら「後継者の学校」へ