こんにちは。後継者の学校の大川原です。
最近、いろいろなところで事業承継の話をさせていただいていますが、どうやら専門家の視点が現場の経営の視点から離れていっている気がします。おかしな事業承継支援にならなければよいのですが・・・
私は、月に4回くらいは全国のどこかで事業承継の話をさせていただいているのですが、
その対象は、経営者だけでなく、後継者、あとは専門家(士業)向けなどに話をさせていただいています。
私たち後継者の学校のメッセージは一貫したもので、
事業承継のキーマンは後継者で、主体的に動かなければ未来がない。
そして、それを支えるのが経営者。
相続と事業承継は別もので、同じと考えるから事業承継が受け身になる!
などといったメッセージですが、
受け取る反応は、聴講していただいている人によってさまざまではあります。
よく聞く反応としては。
経営者からは、
「他の事業承継のセミナーでテクニカルな話をきいてもよくわからなかったけど、わかりやすかった。その通りだと思う。」
となどがあり
後継者からは、
「まさに自分が考えていたモヤモヤの正体がわかった。」
「自分がやらなければいけないんだと、心をあらたにした。」
などと、反応していただきます・
一方で、専門家に話をすると
「本質はわかるけど、そうはいっても、そんな簡単じゃない。」
「概要はいいから、もっと具体的なテクニックを教えてほしい」
「後継者がそもそもいないんだから、そんな話をされても・・・」
などといったネガティブな反応が目立ちます。
私は、ちゃんと伝えきれなかった自分を反省するとともに、
その反応の差を見ると、事業承継に関して経営者後継者と専門家の間に大きな隔たりがあるのでは?と心配になってしまいます。
経営者が専門家だと思って事業承継の相談をした相手が、実は事業承継の大事なところを知らずにアドバイスをする・・・そんな状況を想像すると、その後どうなったのか結果を聞くのが怖いですね。
ですので、私の想いとしては、
経営者と後継者のみなさんには、事業承継について何が本当に大事なのか、自ら考えてみていただきたいと思いますし、
専門家のみなさんには、事業承継のリアルな現場の思いを受け止めて、事業承継に本当に大事なところをわかったうえで支援をしていいただきたいと、切に願います。
そうして未来に繋がる事業承継がたくさん成功して、価値を世代を超えて積み上げていけば、次の世代の日本の経済はもっとよくなると考えています。
ご興味があれば、当社の入門講座で事業承継の本質と全体像について聞きに来てください。
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○東京校
2017年1月26日(木)18:30~20:00
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2017年2月25日(土)13:30~15:30
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どうぞよろしくお願いいたします。
代表取締役 大川原 基剛