後継者が採用において事業承継前に知っておきたい事②

坂本さん後継者の学校のパートナーで人を中心とした経営支援専門家の坂本です。

事業承継前に採用についておさえておくと良い内容をシリーズとしてお伝えいたします。今日はシリーズの2つ目です。少人数の中小企業にとって中途採用は一大イベントです。採用した中途社員が陥りやすい罠である「人間関係 軽視の罠」とは・・・早速、ご説明します。

 

いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。後継者の学校のパートナーで人を中心とした経営支援専門家の坂本です。今回は中途採用をした時に陥ってしまう「人間関係 軽視の罠」についてのお話をさせていただきます。

 

シリーズ②という事で「人間関係」をキーワードにお送り致します。私が専門家として求職者の転職相談に乗る事がありますが、人間関係が問題で退職する方はたくさんいらっしゃいます。毎回、勿体ないという気持ちでいっぱいになりますね。

 

それだけ、人間関係は企業にとって重要な事になります。だからこそ、罠にはまらないようにする事は、事業承継前の後継者の学ぶべきポイントです。中小企業においては大企業と違って従業員の数が限られます。会社も本社のみで全員が集合する環境の会社も多いのではないでしょうか?例えば、1000人、10,000人などの規模で仕事をしてみると分かりますが、上司は数年で変わりますし、部下も変わります。今の上司と部下と定年まで一緒に机を並べて仕事する事は少ないかもしれません。

 

しかし、中小企業だと、今の上司と部下とは長い付き合いになります。部署間異動も少なく、最初の人間関係で躓いてしまうと、人間関係が上手くいかず、仕事に集中できない可能性も出てきます。このあたりを、事業承継前の後継者はしっかりとフォローをしておく事で、人材が人財となり、育つ環境を創る事が出来てきます。

 

特に、大手企業や大企業といった規模の大きな会社から転職をする方は、今までの環境に慣れているので苦労をする事が多いと予測できます。今までだったら、「●●さんとは働きたくないから異動したいです・・・」「上司が他の人が良いです・・・」というわがままを受け入れる事が出来たかもしれませんが、中小企業は全員が全員と関わるという場合が多いので、如何に一人一人が信頼関係を結ぶ事が出来るのかどうか・・・が、会社の業績にも関わってきます。

 

是非、後継者は事業承継をしてから関係を構築しようといった考えではなく、今から、従業員との関係構築に動く事で事業承継後にスムーズな経営を行う事に繋げていきましょう。途中から入社される社員へのフォローは勿論ですが、既存社員との関係も強固にしたいですね!!

本日は、罠の2つ目である「人間関係 軽視の罠」をご紹介いたしましたが、次回は3つ目についても丁寧にお伝え致します。お楽しみ下さい。

 

後継者の学校
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