以前の書いた商標の記事に関して,その続きを書きました。商標って実際何のためにつけるのでしょうか。今回はその点について触れたいと思います。
以前に商標に関する記事を書きました。多少時間が空いてしまったので,以前の記事が気になる方はこちら をご覧ください。
前回の内容は,要するに,商標とはマークやブランドのことで,登録することにより法的に保護される,といったものでした。
今回は,商標にはどのような働きがあるのかという点について,お話したいと思います。
この働きとしてよく言われるのは,次のようなものです。具体例として,私の好きなビール「黒ラベル」を挙げて説明します。
まず,黒ラベルと聞くと,他のビール製品と区別することが出来ますし,サッポロが作ったものと判断できますよね。
また,黒ラベルと聞くと,その味が「いつも飲んでるあの味だな。」となって消費者に安心感を与えることができます。
それに,例えば缶ビールに「黒ラベル」と印字することで,その商品を覚えてもらいやすくなります(単なる製造番号だけや,何も書かれていない場合と比較してみてください。)。
以上が商標の働きですが,これを分かるように,消費者は,商品を買うとき,その商品のロゴ等を見て,買うか否かを決めていることが多いのです。そのため,ロゴ等の力に,他社がフリーライドすることを防ぐため,法的に保護する商標というものが存在するのです,
余談ですが,私が関わっている後継者の学校も商標登録をしています。これも,先程述べた商標の力を十分に得るためということになります。
なお,後継者の学校では,今回私が書いた記事に限らず,広い視点から,後継者が事業承継をするにあたり不可欠な知識を分かりやすく学ぶことができます。興味のある方は,お気軽にHPをご覧になったり,各パートナーにお声がけいただければと思います。
また,後継者の学校では,各パートナーが後継者となる又は今後なるかもしれない方々に,無償で「後継者インタビュー」というものを行っています。
(詳しくはhttp://school-k.jp/interview/ をご覧ください。)。
後継者の方々にとって「気づき」の場面となるとして,これまでに多くの方々から好評をいただきました。こちらも興味が湧いた方は,お気軽にインタビューをご検討ください。