今回取り上げるテーマは商標です。
後継者が今後会社を経営し,自社のブランディングしていくという点からも,商標は必要な知識となるかもしれません。
そのような理由から,今回は,この商標について取り上げたいと思います。
後継者の学校パートナーで弁護士の佐藤祐介です。
今回のブログは,本のタイトルのようになってしまいましたが,取り上げるテーマは,商標です。
最近,仕事で商標を取り扱うことが多く,後継者の方も知識として知っていても損は無いと思い,記事に書いてみることにしました。そんな感じで,今回以降,何回かに分けて,この「商標」を扱っていきます。
商標と聞いて,言葉自体を聞いたことはある方は多いかもしれません。ただ,商標と聞いて,具体的にイメージできる方はあまり多くないと思います。
商標とは,ざっくり言うとマークやブランドです。そして,この商標は世の中に溢れています。
このブログと書いている私のパソコンの脇にはスマホが置いてありますが,そのスマホには「SONY」と書かれており,これも商標ですし,私が昨日飲んだ「アサヒスーパードライ」や今日外出の際に履いた「NIKE」のスニーカーに付いていたスウォッシュのロゴも商標です。
そして,この商標は,登録することにより,法的に保護されることになります。これが商標権です。
法的に保護されることによって,他社が,自分たちと同じ商標を使っていた場合,商標権侵害として,差し止めや損害賠償請求をすることが可能となります。
なお,この登録は特許庁に対して出願することになります。よく早口言葉で「東京特許許可局」というものがありますが,ここに出願する訳ではありません(そもそもこのような局もありません。)。
このように商標は登録することによって権利として保護されるのですが,なぜ,わざわざ登録する人が多いのでしょうか。それは商標にはいくつかの利点があるからなのですが・・・この先の話は次回ということにしたいと思います。
なお,後継者の学校では,今回私が書いた記事に限らず,広い視点から,後継者が事業承継をするにあたり不可欠な知識を分かりやすく学ぶことができます。
興味のある方は,お気軽にHPをご覧になったり,各パートナーにお声がけいただければと思います。
また,後継者の学校では,各パートナーが後継者となる又は今後なるかもしれない方々に,無償で「後継者インタビュー」というものを行っています。
(詳しくはhttp://school-k.jp/interview/ をご覧ください。)。
後継者の方々にとって「気づき」の場面となるとして,これまでに多くの方々から好評をいただきました。こちらも興味が湧いた方は,お気軽にインタビューをご検討ください。
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