事業承継への第一歩は自社の分析・理解

後継者の学校パートナーの永井貴之です。永井さん

後継者となることは、今回っている会社を舵取りしていくこと。

まず、会社の実態を把握・理解しましょう。

はじめに

後継者&後継者候補のみなさん、はじめまして。中小企業診断士の永井貴之と申します。今回は自己紹介とともに、私の事業承継への考え方を簡単に紹介します。

私の経歴

私は大学卒業後、情報システムの開発・運用業務に従事しておりました。就職した当時はバブル景気の真っ最中でシステム業界は大型開発案件が多数動き、猛烈なスケジュールをこなす日々でした。そのような状況のなか、「自分はこのままシステムエンジニアを続けていくのか?」という疑問のもと、純粋に自己啓発のために中小企業診断士の受験勉強を始め、平成14年度に合格。平成20年度に「創業とIT支援」をキーワードに独立・開業しました。

多くの社長さんから、このような言葉をよく聞きました。「後継者がいない」、「事業承継したいがどうしていいか解らない」。多くの社長さんが事業承継という問題を抱えており、2代目経営者の育成に悩まれています。日本の中小企業は独自技術を持ち、雇用や経済全体を支えています。私は独自技術を次世代につないでいくことの意義に気づき、事業承継と後継者育成支援を仕事の柱とすることを決意しました。

私の事業承継に対する考え方

事業承継には、経営の承継、事業用資産の承継など様々な側面があります。後継者となることは、会社を舵取りしてくことに他なりません。その舵取りをするには、会社の実態を把握しなければなりません。「そんなの当然だ」と思われるかもしれませんが、多くの後継者が、会社の実態を分析・理解せずに後継社長となっています。

まず、会社の実態を分析・理解しましょう。分析・理解は以下の4本柱で行うことが大切です。

① 会社の沿革~創業から現在までの歴史

② 事業の仕組み~製品・サービスの価値や顧客のプロフィールなど

③ 財務状況~そもそも儲かっているのか、お金の流れはどうなっているのかなど

③ 統治基盤~株主は誰か、法令を遵守しているかなど

4本柱それぞれに分析・理解のポイントや手順があります。このブログで紹介していきますので、ぜひお読みいただき、実践していただけば幸いです。
後継者の学校

http://school-k.jp/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です