事業承継の現場から -そこの後継者のあなた。相談できる人はいますか?-

後継者は悩みの総合商社だと言われます。さらに苦しいのはその悩みを自身ですべて抱え込もうとしている後継者の方が多いという現状です。後継者には悩みを吐き出せる相談相手はいるのか?

ある日の後継者の方との会話からその答えが見えてきました。

 

2月から後継者の学校のパートナーになりました高浜亮と申します。主に中小企業の財務面や収益改善を中心とした経営支援を行っています。同じくらいの年代の30代の後継者と会社の成長をサポートしたいという想いで後継者の学校のパートナーになりました。

現在は九州の熊本で後継者の学校 九州校の立ち上げに奔走しています。今後も定期的にブログを書いていきますので宜しくお願い致します。

 

私は仕事柄、様々な後継者とお会いする機会があります。その中でよく聞くのが「色々と悩みはあるんですが相談できる人がいないんです。」ということです。

 

相談相手がいない・・・しかし、相談相手になりそうな人を考えてみるといくつかでてきます。

そこで、こんな質問を後継者の方にしてみました。

 

事業承継に関する相談相手として、「例えば現社長。つまりお父さんはいかがですか?」

 

「社長には相談はできませんよ。だって社長でもありますが父親でもあるため、身内にはなんか恥ずかしいのもあるし、そんなことで悩むな!と言われそうなんで・・・」

 

やはり親と子の関係であるが故に相談しにくい部分があるんでしょうね。

 

じゃあ外部で身近な人なら。「では、税理士さんはどうですか?」

「うーん。確かに税理士さんは数字の話とかはしてくれます。数字とかに関しては少し相談はできるかもしれませんが、社員との人間関係や父親とのことは話しにくいんですよね。

それに社長に話がいったりしても嫌ですし。」

 

後継者からしたら今の税理士さんは父親が選んだ税理士さん。つまり自分の味方にはなりえないって感覚があるんでしょうね。

 

「ではいろいろ所属している団体、例えば商工会や青年会議所で一緒に活動しているお仲間の後継者の方たちとかはどうですか?」

 

「立場も一緒ですし相談しやすいのでは?」

 

「そうですね。事業承継という同じ悩みを抱えてることがあるんで相談はできるかもしれません。

でもなかなか、面と向かって相談を持ち掛けるのも少し気がひけるんですよね。たまに懇親会とかで流れでそんな話にもなったりしますが、お酒も入ってるのでなんか大変だよね。お互い。で終わっちゃうんです。」

 

そう考えると後継者の相談相手って本当にいないんですね。でも後継者の方々はたくさんの悩みを抱えています。悩みを相談でき一緒に解決策を探し、導いてくれるような存在がとても重要なんですね。

 

そんな存在になるべく「後継者の学校」は発足しました。今、抱えている悩みを話すことで問題が可視化され明確になります。そんな機会を後継者の学校では「後継者インタビュー」という形で設けています。

是非、この機会に受けてみてはいかがでしょうか?

(詳しくはhttp://school-k.jp/interview/ をご覧ください。)

ご興味のある方は是非ホームページ(http://school-k.jp/)からお問い合わせください!

 

Photo credit: andreasw1966 via Visual Hunt / CC BY

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