カテゴリー別アーカイブ: 経営ナビゲータ 児玉秀人

後継者はつらいよ ~涙の辛子レンコン編①~

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

私はメーカーに勤めていたことがあります。営業のマネージャーだったころ、九州地区の販売網を構築しに毎月通っていたことがあります。その頃に出会ったある後継者の方のお話です。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

当時勤めていた会社の商品は、九州の各お客様と直接の取引をぽつぽつとしており、いわゆるQCDにおいて不利な状況でした。

※QCD(品質、コスト、デリバリーの略、ものづくりの指標の一つ)

 

その状況を打開するべく、ある卸問屋さんを訪ねたのです。

その会社は戦後に先代が立ち上げ、先代亡き後、奥様が一旦社長になり、当時は長男である社長が切り盛りしていました。

 

社長は3兄弟で長男は社長、次男は専務、三男は常務と3人で仲良く経営をしていました。

 

・・・

・・・

・・・

 

というふうに私には見えていたのです。

 

世話好きの社長は、私が訪問すると必ず食事に連れて行ってくださり、その地方のおいしいお酒と抜群の料理をふるまってくださいました。今でも感謝しています。

 

しっかり者の専務は経理を担当しており、やさしいまなざしでいつも協力してくださいました。

 

破天荒な常務は卸先を一緒に開拓したり、べろべろになるまで飲み歩いたりと、本当に仲良くしてくださいました。

 

 

とても仲良しの素敵なファミリー企業なのです。

 

そして、もう一人のキーマン

 

それが、社長の息子さんで当時は営業所長だったAさんです。

Aさんとは年が同じで気も合ったことから、ご自宅に泊めていただいたこともあるほど、仲良くしていただきました。

私が海外駐在していた時も遊びに来てくださり、私の携帯で娘のお土産について、国際電話で1万5千円分も奥様と話していました。請求に目が飛び出そうになりましたよ(笑)

 

 

その会社も私が担当していたころから、次期社長について

誰がなるのか?

 

というのが社内でも、誰も口にしませんがみんなが気にしていました。

社内はというと、社長と同世代の社員が数人、社長とAさんの間の世代が数人、

そしてAさんの同級生を含む、Aさんと同世代が数人いる、

非常にバランスの取れた年齢構成でした。

 

このAさんの悩みこそが「後継者の陥る罠」に

見事に嵌っていたのです。

 

・・・つづく

 

 

このエピソードに胸がざわついた

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「後継者と共に強い会社をつくるヒトとおカネの専門家」

児玉秀人でした。

 

メディカル、デンタルのサポートをしています。

「クリニックの財務が劇的によくなる秘密の方法」教えます。

 

財務状況を改善したら次はヒト。

「業績が30%向上する人事評価システム」教えます。

私が得意なのは以下です。

 

・人材採用・育成相談、人事評価システムの提供

・資金調達のための経営改善計画書の作成

・設備投資と事業計画に基づいた財務計画の策定

・Web戦略相談など

 

人気グループ解散騒動にみる事業承継に潜む罠

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

最近人気アイドルグループの解散騒動から浮き彫りになった所属事務所の事業承継問題をニュース等でお聞きになった方も多いと思います。後継者支援の専門家として彼らはどのような罠に陥っていたのか考察してみたいと思います。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

皆さん、人気アイドルグループの解散騒動はご記憶に新しいと思います。

 

年末の紅白歌合戦の話題が出始めたころから、所属事務所の後継者問題が取りざたされており、後継者問題を取り扱う上でも気になっておりました。

 

真偽のほどは報道で伝えられた範囲でしかうかがい知ることはできませんが、どのような罠にはまっていた可能性があるのかを想像してみたいと思います。

 

【後継者の立場誤解の罠】

まず、後継者候補と噂されている人物が2人いたということです。

そして承継する現経営者も含め、「事業承継=相続」と認識していた可能性があります。

それゆえに「受け身」の姿勢にならざるを得ず、混乱を招いたと思われます。

 

そこに勘違いを生んだことの一つに

【家と経営混同の罠】があったのかもしれません。

「事業承継=相続」だとするならば、親族に譲るのが当然という意識が芽生えます。

 

それは後継者候補がそれぞれ独立してマネージャーとなり

別々のグループを育て、成功に導くという戦略が競い合いのような形となり

【理念戦略不在の罠】におちいった可能性があります。

 

そのほかの部分、知識経験、現状把握や問題の重要度の認識など、

想像できない部分ですが

 

 

一つだけ言えるとすれば

 

【決意・覚悟欠落の罠】に嵌っていたのかなと思います。

会社全体のことを自分事として捉えていれば、

ライバルもまた大事な経営資源であり

そこには感謝しかないはずです。

 

 

そういう意味では「人に依らず理念に依れ」とでも申しましょうか

良質なエンターテイメントの提供に主眼をおいて、

崩壊の回路に進んでいかないでほしいなと思います。

 

 

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「巨人の星」に学ぶ昭和の事業承継⑥

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。この物語には昭和の事業承継が詰まっています。今回は主人公の星飛雄馬の親友、伴忠太のケースです。彼の事業承継とは?

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

皆さん、「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。

 

先日、ある経営者との雑談で「ここに事業承継に関する様々な事例が隠れているよね」という話で盛り上がったので、ここで整理していきたいと思います。

 

今回も主人公の星飛雄馬の親友 伴忠太(バンチュウタ)のケースです。
伴忠太は昭和のガキ大将です。

伴もまた、当時の花形産業である「自動車産業」の「伴自動車工業」の後継ぎとして生まれました。

 

星雲高校時代は柔道部に所属し、父の伴大造はPTA会長であり、なぜか飛雄馬の入学の面接をしていました。。

親分肌で根性があり、野球部をシゴキ自宅に招いて飯を食わせるなど「威張っているけど仲間想い」な昭和の番長でした。

 

飛雄馬と出会って敵対するが、飛雄馬の根性に惚れ込み、以後親友となります。 野球の素人であるにもかかわらず持ち前の根性で飛雄馬の剛速球を捕球できるようになるなど、若い時から努力家で義理と人情を重んじる性格でした。

 

高校卒業後も親友の飛雄馬と一緒に巨人の入団テストを受け、補欠合格します。 その後も飛雄馬の女房役として大リーグボールの躍進に貢献しますが、飛雄馬の父一徹により中日への移籍を強いられます。友情に熱い伴は悩みますが、やがて飛雄馬のために・・・最後のライバルとなるのです。

 

伴はのちに「伴自動車工業」(後の伴重工業)に常務として入ります。

 

しかし、仕事よりも元プロ野球選手としての活動が多く、後継経営者として活躍する場面はあまりありません。

 

自社のスポンサーするテレビ番組に出演するタレントに惚れ込んでしまいます(笑)

 

 

では、伴忠太の事業承継の特徴とは?

 

 

・伴は経営よりも人心掌握にたけており、営業が得意

・「事業承継」を「相続」と思っているため、社長の聖域へ踏み入れる事に遠慮がある

・若い時から父の威光を苦にも感じず、継ぐことにためらいがない

 

 

つまり伴忠太は事業承継することは当たり前という環境で育っています。

後継経営者というよりは「親父の会社を相続する」という風に思っています。

 

「後継者の罠」に見事に嵌っていますね。

 

 

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児玉秀人でした。

 

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・設備投資と事業計画に基づいた財務計画の策定
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Photo credit: DRD4-7R via Visual Hunt / CC BY-ND

「巨人の星」に学ぶ昭和の事業承継⑤

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。この物語には昭和の事業承継が詰まっています。今回は主人公の星飛雄馬のライバル、花形満のケースです。彼の事業承継とは?

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

皆さん、「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。

 

先日、ある経営者との雑談で「ここに事業承継に関する様々な事例が隠れているよね」という話で盛り上がったので、ここで整理していきたいと思います。

 

今回も主人公の星飛雄馬のライバル花形満(ハナガタミツル)のケースです。
花形満は生粋のお坊ちゃんです。

当時の花形産業である「自動車産業」の「花形モータース」の後継ぎとして生まれました。

 

幼稚園の頃から英国に留学し、乗馬やテニスなどの英才教育を受けました。

負けん気が強くすべての面でトップにならないと気が済まなくて、当時は黄色いジャップなどとさげすまれていた日本人にも関わらず、エリザベス女王に謁見を許されるなどの栄誉を得ます。

 

ところが帰国すると、隆盛を極める花形モータースのおかげで忙しい両親にかまってもらえず不良になります。

 

中学生の頃は無免許でスポーツカーを乗り回し、「ブラックシャドーズ」という不良の野球チームを持っていました。

そのころ飛馬と出会い、永遠のライバルとなるのです。

 

花形はのちに予定通り「花形モータース」(後の花形コンツェルン)を継ぎます。

 

しかし、花形がプロ野球選手になると言ったときは花形の父はがっかりします。

でも、そこは商売人。プロ野球選手の花形をテレビCMに起用します。

 

「ミツルハナガタ2000」という2シーターのスポーツカーです(笑)

花形モータースは自動車メーカーになってました・・・

 

 

では、花形満の事業承継の特徴とは?

 

 

・花形は自分の人生を自分で選択している

・大リーグボール攻略のときも花形コンツェルンの施設や研究チームなど遠慮なく使っている

・親子の関係に遠慮がない

 

 

つまり花形満は一流を目指し続ける「主体的」な生き方をしていたため

後継経営者という立場においてもカリスマのままでいられたということでしょうか。

 

次回は飛雄馬の親友、伴宙太です。

 

 

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「巨人の星」に学ぶ昭和の事業承継④

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。この物語には昭和の事業承継が詰まっています。今回も主人公の星飛雄馬のケースです。親子の衝突で何が起きたのか?

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

皆さん、「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。

 

先日、ある経営者との雑談で「ここに事業承継に関する様々な事例が隠れているよね」という話で盛り上がったので、ここで整理していきたいと思います。

 

今回も主人公の星飛雄馬のケースです。
飛雄馬は何を継いだのか?

 

前回のお話で飛雄馬は「針の穴を通すコントロール」と「魔送球」という技術を継承したとお伝えしました。

 

 

ところが、ようやく父を超えていこうとした頃に

厳しい父と努力家の息子の関係にひびが入り始める・・・

 

世の中の「親子承継」によく見られる「衝突」が起こります。

 

 

飛雄馬が大リーグボールでブイブイ言わせるようになると

父 一徹の出番はもうなくなり、飛雄馬の時代になります。

 

 

そんな時、飛雄馬攻略のために中日ドラゴンズが飛雄馬を一番よく知る人物である一徹に監督のオファーを出します。

父 一徹は飛雄馬のさらなる成長を願い、それを受け、打倒飛雄馬に燃えるのです。

 

アメリカからアームストロング・オズマを呼び、鍛えに鍛えて飛雄馬を脅かし・・・

飛雄馬の親友伴宙太を巨人から引き抜いて飛雄馬と対決させる・・・

 

精神的にも追い込んでいくのです。

 

 

自分の父親が自分のビジネスのライバル店に行き、経営者として自分の親友を雇い切磋琢磨する。

なかなかすごいストーリーですよね。

 

 

一徹は飛雄馬のさらなる成長を願った側面もあったのでしょうが、

実は寂しかったのではないでしょうか。

 

 

事業承継では先代の花道をつくるという重要なステップがあります。

先代を尊敬し感謝する。簡単なようでできていないケースが多いように思います。

 

人生をかけた事業、経営資源を使わせてもらうわけですから感謝しかないはずです。

感謝が足りないと喧嘩になり、邪魔される。すべて自分のせいです。

親子承継とは最も合理的であり、最も難しいのかもしれません。

 

次回は飛雄馬の永遠のライバル花形満編です。

 

このエピソードに胸がざわついた

そんな後継者(経営者)の方!
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「後継者と共に強い会社をつくるヒトとおカネの専門家」

児玉秀人でした。

 

メディカル、デンタルのサポートをしています。

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財務状況を改善したら次はヒト。
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事業承継におけるキャッシュ(現金)の重要性

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

経営において事業ドメインを定めて損益計算書(P/L)上で黒字化することは財務上最初に目指さなければならないところですが、損益計算書(P/L)上黒字なのに手元にお金がない・・・そんなケースについてお話します。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

皆さん、「黒字倒産」って聞いたことありますでしょうか?

 

事業が立ち行かなくなるには理由があります。

シンプルに言うと手元に支払いのためのキャッシュ(現金)が無くなったとき、会社は倒産します。

 

つまり黒字倒産とは「利益が出ているのに会社がつぶれてしまうこと」なんです。

シンプルな卸売業の場合、商品を仕入れて利益を乗せて販売先に卸します。

この取引自体は、本来なら仕入先にお金を払って販売先からお金をもらえば何の問題もありません。

P/L上は黒字です。

 

ところが多くの場合、販売先が支払い(売掛金)をすぐに払ってくれるわけではありません。

しかし、仕入れの支払いは約束通りに行われないと信用にかかわります。

 

会計上これを表す指標は「必要運転資本」と言います。

売ったお金を回収してから、買ったお金を払えばお金は忙しくありません。

しかし、多くの場合その反対なのが実情です。

 

私の得意なクリニックを例に説明しますと

 

病院に行った人は窓口でお金を払います。

多くの場合健康保険を使って3割負担して、7割の支払いは国がします。

 

病院側はその診療に対する「診療報酬点数」を計算して、「社会保険診療報酬機関」というところに請求をします。

これは月に1回行われて、間違いがあると返戻されます。

 

こうして概ね入金まで1か月から2か月ほどかかります。

 

しかし、その間もスタッフのお給料やボーナス、お薬などの仕入れ先への支払いは現金で行わなければなりません。

そのために必要なのが、「必要運転資本」つまりキャッシュなのです。

 

 

それは当たり前ですよ!と言われてしまいそうですが、それだけではありません。

 

キャッシュを潤沢に持つとどんないいことがあるのか?

1. 仕入先の信頼が厚くなる

支払を期日通りに行うことで信頼が生まれます。信頼が生まれることでより有益な情報を得たり、

前金やまとめ買いで仕入価格を増やし利益を増やすことができます。

 

2. 金融機関からの信頼が厚くなる

現金を持つと銀行借り入れだけでなく、様々な資金の調達方法の選択肢が増えます。

さらに財務諸表がスリムになり、見た目もよくなります。

 

3. 従業員からの信頼が厚くなる

辞めてしまう優秀な従業員の本音の退職理由は「上司、経営者の仕事の仕方が気に入らなかった 23%」

その他は全て給与、評価の不満です。(リクナビNEXT調べ)

裏を返せば「不安」だから辞めていくのです。会社にお金がないのが不安なのです・・・

 

4. 精神的余裕が生まれる

手元資金に余裕があると経営に専念できます。資金繰りが忙しいとほとんど仕事になりません。

こういうところを従業員は見ています。

 

5. 安い税金が選べる

利益を現金で残すためには税金を払わなければいけません。現金が手元にあれば有利な税金を選ぶことができます。

 

 

結論: キャッシュを潤沢に持つと儲かる

 

ではどうすればいいのか?

後継者の学校では基礎を学んだ後継者に専門家がサポートを行います。
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「巨人の星」に学ぶ昭和の事業承継③

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。この物語には昭和の事業承継が詰まっています。今回も主人公の星飛雄馬のケースです。彼は何を承継したのか?

 

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皆さん、「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。

 

先日、ある経営者との雑談で「ここに事業承継に関する様々な事例が隠れているよね」という話で盛り上がったので、ここで整理していきたいと思います。

 

今回も主人公の星飛雄馬のケースです。
まず飛雄馬は何を継いだのか?

 

言うまでもなく球団や会社を継いだわけではありません。
父の一徹は日雇い労働者でしたから、経営者ではありません。

 

余談ですが・・・

一徹はさすが元プロ野球選手です。

日雇い労働者とはいいながら昼夜なく働きづめ、飛雄馬を「星雲高校」というお坊ちゃん学校に入学させます。

高度経済成長、オリンピック景気、建設ラッシュ・・・などの追い風はありましたが、大したものです。

 

 

話を戻しますと

 

飛雄馬が継いだものは「野球選手」という「個人事業主」にとっての

最も重要な経営資源である「独自技術」を承継しました。

 

そして、さらなる工夫により「新たな価値」を生み出したのです。

 

 

父の一徹は結果的にプロ野球選手を辞める原因になった

「魔送球」という技術を持っていました。

 

戦争で肩を痛めた一徹は一塁への矢のような送球ができなくなったため

三塁から一塁への送球を走者に向けて投げ、ボールが当たりそうになって

走者の足が止まったとたん、ボールは鋭く弧を描き一塁手のミットに吸い込まれます。

 

これなら送球が遅くても一塁でアウトに出来ます。(強引ですが・・・)

ところがこれが走者への「危険球」扱いになり、反則とされてしまうのです。

 

飛雄馬はこれを受け継ぎ進化させるのです。

針の穴を通すようなコントロールが「大リーグボール1号」を生み出し、

「魔送球」を縦に変化させたのが「消える魔球」で有名な「大リーグボール2号」です。

大リーグボールについてはこちらの動画を https://www.youtube.com/watch?v=UF5keZtV4nA

 

ところが、ようやく父を超えていこうとした頃に
厳しい父と努力家の息子の関係にひびが入り始める・・・

 

世の中の「親子承継」によく見られる「衝突」が起こります。

その辺については次回。

 

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「巨人の星」に学ぶ昭和の事業承継②

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。この物語には昭和の事業承継が詰まっています。今回は主人公の星飛雄馬のケースです。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

皆さん、「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。

先日、ある経営者との雑談で「ここに事業承継に関する様々な事例が隠れているよね」という話で盛り上がったので、ここで整理していきたいと思います。

 

今回は主人公の星飛雄馬のケースです。

まずこの物語の時代背景と飛雄馬の家族関係を整理しておきます。

原作は梶原一騎、作画は川崎のぼる。発表時期は1966年から1971年とされています。

ちなみに「巨人の星」の続編「新巨人の星」の発表時期は1976年から1979年です。

ちょうど今、後継者として事業承継に関わる世代が生まれた年かもしれません。

 

主人公 星飛雄馬の母はすでに他界しており、家族は、父 一徹、姉 明子の3人家族です。

そうです。ご想像の通り、今回は星一徹から星飛雄馬への事業承継です。

 

 

星飛雄馬の父、一徹は元巨人軍の選手でした。

名三塁手として戦前は巨人軍で活躍していました。ところが世は大東亜戦争のさなか。一徹も従軍を余儀なくされます。

戦場では手りゅう弾を投げまくり、肩を壊してしまいます。

 

終戦とともに野球選手へと復帰しますが、かつての矢のような送球は出来ず、努力の末ある方法を生み出すのですが、それが反則だと言われ、巨人軍を去ります。

そしてこの一徹の夢を飛雄馬が継ぐことになるのです。

 

このケースは後継者である飛雄馬の意志は全く尊重されていません。

子供の頃から野球選手になり巨人軍で活躍するべく特訓されます。飛雄馬は父を信じて猛特訓に耐え抜きます。

ここで姉の明子だけが心配そうに見守るのですが、この時代、女性が口出しすることなどできないのです。

 

ちなみに後継者である飛雄馬は相当後になって、このことを後悔することになります。

アームストロング・オズマに「お前は人間じゃない。俺と同じ野球マシンだ」と言われ、

野球選手、巨人入団は自らの意志ではないのか悩みます。

 

そして、悩んだ末になんと・・・

クリスマスパーティを開きます(笑)

このエピソードは切なすぎます。

なにせ、誰も来てくれないというオチですから・・・

http://gentle-breeze.org/anime/9092/

 

 

昭和の時代の事業承継、飛雄馬のケースは完全に受け身の姿勢でした。

しかし、事業承継とは「事業」を継ぐこと。飛雄馬は何を継いだのか?

 

父一徹の夢を継いだだけなのか?

 

そのへんについては次回。

 

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「巨人の星」に学ぶ昭和の事業承継①

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。「この巨人の星には事業承継に関するヒントがいろいろあるね」とある経営者との雑談の中から出てきました。これから何回かにわたって「巨人の星」に学ぶ昭和の事業承継について書いてみたいと思います。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

皆さん、「巨人の星」という漫画をご存知でしょうか。アニメ化もされていたので再放送をみたことあるよと言う方も多いと思います。

先日、ある経営者との雑談で「ここに事業承継に関する様々な事例が隠れているよね」という話で盛り上がったので、ここで整理していきたいと思います。

その経営者も後継経営者です。 10年前に都内にあるお父様の経営する印刷工場に入社しました。

当時はネット印刷などの新業態が台頭してきた時代でもあり、経営は芳しくなかったそうです。

それでもなんとか家業を繁盛させようと彼は懸命に勉強し得意先を回って、新しいものを生み出そうとしていました。

しかしながら、お父様はそのやり方に違和感を感じ毎晩のように喧嘩し、言い争い、決して楽しい日々ではなかったそうです。

結果的には彼がお父様を追い出す形になり、工場は閉鎖。今はお得意様を引き継いでクリエイティブ全般を引き受ける新会社を興しました。

今でも、親子関係は円滑には、いってないようです。

 

彼は今でもこういいます。

「親父には悪いことした・・・今、児玉さんから聞く話を当時知っていればなあ」

 

そんな彼のお誘いで共通の友人に自分の写真を撮ってもらいました。

その撮影の中で雑談するうちに「巨人の星」の話になり、盛り上がったというわけです。

 

おっと、「巨人の星」の話が出ない第1回目となってしまいました。

次回、本題に入っていきます。

 

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「後継者と共に強い会社をつくるヒトとお金の専門家」
児玉秀人でした。

私が得意なのは以下です。

・人材採用・育成相談、人事評価システムの提供 ・資金調達のための経営改善計画書の作成
・設備投資と事業計画に基づいた財務計画の策定
・Web戦略相談

金融機関が語る「事業承継時に後継者が事前に学ぶべきこと」

児玉写真後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

後継者は経営者になるとき、どのような勉強が必要なのでしょうか?現場での経験、人心掌握術、お金の事、株の事・・・いろいろありますが、中小企業を支援しているある信用金庫さんがおっしゃっていた興味深いお話をシェアさせていただきたいと思います。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

皆さん、金融機関とのお付き合いは得意でしょうか?

「銀行は晴れているときに傘を貸し、雨が降ったら取り上げる」などと言われ、何だか苦手だなと思われる経営者の方も少なくありません。昨今では「倍返しだ!」みたいなテレビドラマの影響もあって、何だか怖いところのイメージもありますよね。

 

しかし、本来金融機関というのは事業において大切なパートナーです。

あなたの事業を客観的に分析し継続的に社会に価値を生み出せるように、わかりやすく言うと儲かるように、もっとわかりやすく言うと「ちゃんと金利を払って期限通りに返済してくれる」ように必死にお手伝いしたいと思っている人たちです。

 

話は少しそれますが、創業の時によく聞く話で

「銀行で法人口座をつくろうとしたら、犯罪者を見るような目で見られて断られた!」

「すごくめんどくさそうに対応されて、キレそうになった!」

こんな話があります。

 

なぜこんなことが起こるかというと、

これは小さな会社を創業するときに都銀、いわゆるメガバンクに行った時の話です。

 

ざっくりですが金融機関の中ではこんな区分けがあります。

都銀 大手企業担当

地銀 地元の大手、及び中小企業担当

信用金庫、信用組合 中小及び零細企業担当

 

つまり担当が違うので信用金庫等の方が親切に対応してくれるわけです。

もちろん、業績が好調で儲かってくればメガバンクも相手にしてくれますが・・・

こんなこと金融機関の人は絶対に言えませんけど、客層は選んでいます。

 

話が少しそれましたが

その中小零細に親切な信用金庫の方と事業承継について

お話した時のことです。

 

事業承継がうまくいっているケースはどんなケースですか?

と質問したところ

「後継者がしっかりしているところは大体うまくいきます」

「後継者がぼーっとしているところはかなり厳しいですね」

 

これを聞いてまさに我々後継者の学校で進めている

「後継者主導の事業承継」の優位性を確信しました。

 

ちなみにその担当者に後継者の学校のプログラムを見ていただいたところ

こんなお言葉をいただきました。

 

「これはまさに中小零細企業用のMBAですね!」

「これなら実務に落とし込める」

「後継者だけじゃなくて中小零細の経営者も絶対これ勉強した方がいいですよ」

 

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