金魚のお話

後継者の学校パートナー中小企業診断士の岡部眞明です。

今日は、金魚のお話です。

「皆さんが、金魚を飼っているとします。ところが、金魚鉢を床に落としてしまいました。

金魚鉢は割れ、金魚は床ではねています。そんな時、皆さんはどうしますか?」

この原稿を書いているのは、今は、3月11日です。東日本大震災から、5年目を迎えました。そして、今日は、あの時と同じ金曜日です。

なので、昨年、韓国の高校生が岩手県の陸前高田市を訪問したときに、復興の取組みについてレクチャーしていただいた、なつかしい未来創造(株)の田村満社長が、高校生になげかけた質問の言葉から始めさせていただきました。

震災当時、田村社長は(株)高田自動車学校を経営(現在も社長です。)していました。この、自動車学校は高台にありましたので、被害は少なかったといいます。そこで、支援物資の配布や、自衛隊の前線基地として使われていました。(私も、岩手県には何度か支援に

入りましたが、高田自動車学校の練習コースは勿論、敷地全部にトラックと人が満杯の状態でした。)

その後、田村社長をはじめとする地元企業の社長さんたちは、陸前高田市などと協力して震災復興事業に取り組みます。

そのなかで、復興まちづくりの会社として、立ち上げたのが、なつかしい未来創造(株)だったというわけです。

さて、みなさんの答えは「急いで、金魚を掬って水の中に入れる。」ですよね。金魚をほおっておいて、金魚鉢の替えを探す人は、あまり(まったく)見たことはありませんね。

田村社長は、津波被災地のかさ上げや強大な堤防ばかりの復興事業ではなく、(もちろん、必要なものもありますが)人々の心や暮らしの復興こそが重要だと言いたかったのだと思います。地震のない韓国の高校生たちも真剣な表情でうなずいていました。

会社に引き戻して考えてみると。会社を大きくすること、売上を上げることに、(ここでは、金魚鉢=器としての会社)目が行きがちの毎日ですが、何のための会社か?と考えてみます。

 

次は、銀座九兵衛店主今田洋輔さんの言葉です。

「法政大学の坂本光司先生が、会社というのは社員の生活をよりよくするための手段だ、と書かれているのを読んで、なるほどなぁと思いました。私も面接の時によく言うんですが、仕事というのはもちろん報酬を得るためにやるというのもあるけれども、やって楽しいとか、この道を突き詰めたいというような気持ちがなければ続かないと思うんです。会社というのは、そういう社員一人ひとりの思いを実現するための手段だと私は考えています。そのためには商売も上手くいっていなくてはいけないし、それによってまた社員の生活がよくなるし、表裏一体なわけです。」(「致知」2016.2月号)

会社とは、会社に関係するすべての人を幸せにするためにあるんですね。中身の状態を保つための器ですよね。器だけしかない器は、器の意味がない!これは、後継者の学校の根っこにある考え方と一緒です。というより、そのものです。

みんなを幸せにする、その責任と特権を持っている経営者って、やっぱりすごいですね。

そんな経営者を目指して学んでいきたいものです。

後継者の学校では無料セミナーを行っています。

公開セミナーは詳しくはこちらをごらんください。

http://okawara.wix.com/school-k-program

 

ベーシックプログラムについてはこちらをごらんください。

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将来輝く後継者のみなさまに出会えることを楽しみにしています。

また、当プログラムの卒業生の経営者の仲間もみなさんが参加して仲間になっていただくことを心待ちにしておりますので、

一度セミナーに来ていただければと思います。

 

後継者の学校パートナー、FPの江浦誠です。

はじめての投稿ですので、今回は自己紹介から。 現在の仕事、生命保険の販売に携わり20年になります。その直前10年は、不動産広告7年・不動産実務3年です。もっと前は求人広告3年。 (書きながら、相続・事業承継絡みの気がしてきました。)
『相続』をあらためて強く意識したのは、この生命保険との関わりからです。 広告をいただいていた不動産業のお客さまを訪ね、 『やっと保険のことを相談できそうだ。』の言葉を聴いたときから。

そのお客さまの『相続』と『事業承継』の話しを食い入るように聞かせていただき、当事者として経験したこと・親(先祖さま)への思い・子供への思い、そして事業存続・事業承継への思い。

そして、なぜあの言葉が出たのか。 今後のことの成就させるためには、ご自身の本業である不動産だけでなく、生命保険の大きな役割があること。

今までその願いがなかなか理解してもらえなかったこと等を聞かせていただきながら、次代への引継ぎのために常に側に居てくれるようにお願いをされました。

8年程前には、友人が立ち上げた相続専門の会社に役員として籍を置いた時期もありますが、大半は、相続発生後の相談に応じる形でした。 あのお客さまの時ほどの強い思いを持って対処した事例になかなか出会いませんが、あの時のことが、その後の『相続』への指標になっています。

“軍師アカデミー”で『相続』と『事業承継』の違いが明確になりました。“後継者の学校”パートナーになることで、その後継者に専門的に寄り添えると確信しています。

今年は申年。 冒頭に出たお客さまの近くに『木葉猿』があります。 皆さんご存知の『見猿・聞か猿・言わ猿』の三猿です。

これから皆さんと共に後継者の方々のお役に立つためにも、『“逆”三猿』を目指します。 『しっかり見て・しっかり聞いて・先方に思いの丈を包み隠さず言ってもらう』 そのためのスキルアップに精進いたします。 どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。

 

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後継者にまつわる小説あれこれ(その7)

司法書士の木村貴裕です。

小説は気軽に読めて、でも何か気づきを得たり、力がわいてくることってありますよね。

ほんの少しでも何か感じてもらえそうなものをこれから少しずつ紹介したいと思います。

後継者の学校パートナーブログですので、もちろん後継者や事業承継に関するものを。

 

後継者の学校パートナーで司法書士の木村貴裕です。

私は通勤時間をもっぱら読書にあてております。

地下鉄なので外の景色を眺めても面白くもなんともないという理由もありますが。

 

経営書ではなくあまり肩のこらない小説ばかりなのですが、結構事業承継にからむ話もあります。

後継者や後継者候補の方に何か少しでも感じてもらえるものがあればと思い、今まで読んだ中から、後継者や事業承継に関係するものを何冊か紹介します。

 

今回紹介するのは、

 

「シャッター通りに陽が昇る」広谷鏡子 著(集英社)

 

この小説を読んでいるときに、中学生の息子から「何を読んでるの?」と問われたので逆に「シャッター通りって何か知ってる?」と問い返すと、「さびれた商店街」という簡潔明瞭な回答をしたので感心しておりました(はい、親ばか丸出しです)。

 

いきなり余談から始まりましたが、

 

さて物語は、瀬戸内の城下町を舞台に、かつては賑わっていた商店街の復興に主人公が立ち上がり、個性豊かな人たちと共に奮闘します。

 

こう書くと聞こえは良いのですが、

果物屋の一人娘でアラフォーの主人公は、大学から一人東京で過ごしていたのですが、父が病に倒れたことをきっかけに、退職し地元へ戻ってきます。

失恋もし仕事にも行き詰まり感もあって、正直ちょっとこれ幸いという感じで。

カバー裏の説明でも「ドロップアウトして戻ってきた」と書かれています。

 

両親からは家を継げと直接言われたことはないが、周りからは将来はお婿さんをもらって家業を継ぐということが当たり前のように思われているのに嫌気がさし、高校卒業を機に東京へ出て行きます。

 

上京する頃は、家業に対して抱く印象は垢抜けせずぱっとしないもの、それにも増して自身が小さな町に縛られ、何やらレールをしかれているような感じがたまらなく嫌になっている状態でした。

 

継ぐのが当たり前。

 

後継者候補の方たちも、周りからそのような目で見られることが多く、中には主人公のように選択肢の無い閉塞感を抱き、反発する方も少なくないと思います。

 

積極的に「継ぐ」という意思決定をした人のほうが少ないかも知れませんね。

この場合の「積極的な」には、「決まっているのだから仕方が無い」とか「漠然とそう思っていたから、はなから他の選択肢なんて考えなかった」というのはもちろん除きます。

 

物語の主人公は、行きがかりで参加することになった商店街の復興事業に関わっていくいくうちに、両親への感謝や地域への愛情、色々な思いを深めていく中で家業を継ぐことを決意し覚悟を決めます。

 

家業の果物屋について何も知らなかったということも知り、復興事業を進める中で仲間や友人の指摘で自身の長所や短所を知り、それらを素直に受け止め、不安を抱えながらもわくわくした気持ちを抱きながら、自身の成長と事業の成功を目指して歩み始めます。

 

タイトルから受ける印象のとおり、明るい読後感の一冊です。

一度手にとってみてはいかがでしょうか。

 

消極的だったり漠然とした気持ちからの行動、と、自身の本心から決意覚悟しての行動。

当然、前者より後者の方が力が発揮できるのは想像に難くないと思います。

 

後継者の学校では、主人公がたどった、自己と事業の客観視や積極的な決定覚悟を促すプログラムを用意しています。

ご興味のある方は、一度ご連絡下さい。

 

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後継者はつらいよ ~涙の辛子レンコン編②~

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

私はメーカーに勤めていたことがあります。営業のマネージャーだったころ、九州地区の販売網を構築しに毎月通っていたことがあります。その頃に出会ったある後継者の方のお話です。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

前回のお話を整理すると、

 

社長は創業者の長男(3代目)

専務は次男

常務は3男

 

後継者候補のAさん(3代目の長男)

 

次期社長はだれになるのか?

 

 

社内でも皆が気にしていた・・・そんな状況です。

 

Aさんは営業所長だったので部下から

(部下の何人かはAさんの高校の同級生です)

「社長は何を考えてるんですかね?」

「また、無茶なもの仕入れて・・・」

「売るのはオレらですよ!」

 

などと突き上げられていました。

 

 

Aさんは、

そこには言葉にこそ出さないものの

(お前、社長の息子なんだからビシッと言えよ・・・)

という意味が込められているといつも気にしていました。

 

 

そしていつも

「私は一社員で皆さんと同じ立場ですから、会社の方針に従うことしかできないです」

と言って、現場が静まりかえる・・・

 

 

というような状況でした。

 

 

そして、いつも仕事が終わり食事に行くと

お酒を飲みながら、こんなことを言っていました。

 

「オレは社長に何も言われてない・・・だから後継者候補でもない」

「専務もいるし、何とも言えない」

「でも社員はオレを経営者の一人として文句があるときだけ言ってくる」

「やってらんないですよ・・・」

 

と「ひともじぐるぐる」を白岳のお湯割りで流し込みながら

愚痴っていたのでした。

 

Aさんは仕事もできるし、若手の社員からの人望も厚い

前職は取引先メーカーの社員として名古屋で勤務。

結婚もして凱旋帰国しているので、誰がどう見ても

後継者候補だったのです。

 

Aさんは立ち直れるのか?

 

・・・つづく

 

 

このエピソードに胸がざわついた

そんな後継者(経営者)の方! まずは

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「後継者と共に強い会社をつくるヒトとおカネの専門家」

児玉秀人でした。

 

メディカル、デンタルのサポートをしています。

「クリニックの財務が劇的によくなる秘密の方法」教えます。

 

財務状況を改善したら次はヒト。

「業績が30%向上する人事評価システム」教えます。

私が得意なのは以下です。

 

・人材採用・育成相談、人事評価システムの提供

・資金調達のための経営改善計画書の作成

・設備投資と事業計画に基づいた財務計画の策定

・Web戦略相談など

2代目が、父親よりも会社を上手く経営する8つのポイント No.7 ポイント その④

chino

海賊王に俺はなる!的な発想

渇望せよ!成りたい自分を!!

貴様は何を望む?

目的・目標を持て!

 

 

こんにちは。

後継者の学校パートナーで社会保険労務士の千野康幸です。

2代目が、父親よりも会社を上手く経営する8つのポイントと言うタイトルで書かせて頂いております。

前回はポイント③として「現状把握」!について書きました。

今の自分を正確に知ることで課題を明確にし、方向性を間違わない様にするという内容でした。

 

さて、今回はポイント④として、

目的・目標を持て!です。

 

取り敢えず、「ビール」っていいよね。

乾いた喉を潤してくれるよね。

何をメインにするか、ガッツリ決める前の、

取り敢えず!

 

目的地を決めない旅っていいよね。

俺は好きだな。

取り敢えず、行ってみよう。

行く先は現地で考えればいいさ~

 

雲のジュウザ(北斗に拳参照)みたく

雲は自由!

 

会社も取り敢えず、継げば分かる!

経営は取り敢えずやってみよう!!

 

四の五の言わず、行動しようぜ!

 

愚か者めが!!!

 

そもそも、何のために会社を経営するんだ!

なんのために会社を継ぐのだ!

 

ワンピースのルフィーを見なさい!!

1話目から「海賊王に俺はなる!」

って言ってんじゃん。

 

少年ジャンプの主人公のほとんどは、明確な目的を持っています!

かの有名な、ナルト先生は「火影になる」とまで言っています。

ナルト先生はその昔、大変な落ちこぼれでした。

しかし、火影になるって目標をずっと持って、一途に努力したのです。

 

会社を継ぐ、それは人生そのものですよね。

何のために継ぐのか・・・?

 

父親のため?

何となく?

かっこいいから?

継がないといけなかったから?

 

己の人生を決めるのに、こんな感じで決めますか?

戦えますか?

こんな理由で?

 

あなたの人生にはきっと、ルフィーの海賊王以上の目標があるはずです。

また、なんのために海賊王になるのか、目的があるはずです。

 

何もない、考えつかない・・・

甘ったれないで頂きたい。

 

あなたが継ぐ会社には、従業員の人生がかかっています。

その人生をなんとなくで背負えません。

 

あなたが経営する会社には、色々な人の人生に影響を及ぼします。

なんとなくでは、誰もあなたについて行きません。

 

あなたの行動、言動一つで世界が変わるのです。

 

それでも何も思いつかない人・・・

欲しいものはありませんか?

その欲しいものは、絶対に手に入らないでしょうか?

 

手に入らないものを欲している人。

それと同じくらいのものってないですか?

 

小さなものを一つ一つ手に入れてみて下さい。

一段一段、小さな階段を昇って行くように。

 

「諦めたら、そこで試合終了ですよ」

スラムダンクの安西先生も言っています。

 

己と己の人生に全力で向き合って見ませんか?

 

では

また次回お会いしましょう。

 

後継者の学校の

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Photo credit: geckoam via Visual Hunt / CC BY-NC-ND

東の空に見える明け方の光

後継者の学校パートナー中小企業診断士の岡部眞明です。

今日は、ちょっと格調高く(?)万葉の歌人柿本人麻呂の句から始めましょう。

東(ひんがし)のかぎろひのたつ見えてかえり見すれば月かたぶきぬ

「かぎろひ」を、ネットで調べてみると「東の空に見える明け方の光。曙光(しよこう)」

とあります。

これを現代的に、直訳すると、

「夜明け時、明け方の東の空を見ると太陽が昇る光がさしているのが見える。振り返って、西の空をみると、満月の月がまさに沈もうとしている。」

とでもなるのでしょうか。

大宇宙の大きな営みを詠んだこの歌からは、朝の澄み切った空気を胸いっぱいに吸って大地を踏みしめ、これから始まる新しい一日に向かっていく、人麻呂の気概が感じられます。

人麻呂の生きた飛鳥時代は、聖徳太子が「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子にいたす。つつがなきや。」と、隋の皇帝に送り、冊封体制からの離脱を表明したことは昔習いましたよね。この頃から、我が国は「日本」となります。

聖徳太子が、大国「隋」の皇帝に自分も同じ「天子」であることを表明することは、とても勇気のいることだったのではないでしょうか。でもそのおかげで、現代まで続く独立の基礎をつくり上げることができたのです。

人麻呂は、聖徳太子より100年ほど後の人のようですが、人麻呂をはじめとする万葉の歌人たちは、和歌という日本文化の基礎を創りました。

この時代の人々が、日本の基礎を創ってくれました。そのおかげで、今の私たちの生活があるわけです。

昔に生きた人々の、時代を超えた視野や天地の感謝する心を一つひとつ積み重ねて、一つの国の生活や文化がはぐくまれてきたのです。

私たち一人ひとりの祖先も確実に飛鳥時代に生きていましたし、その後の時代もずーっと暮らしてきてくれたので、今の私たち一人ひとりの今の生活があるわけです。

そう思うと、人麻呂も聖徳太子も、信長も、秀吉も、家康も、うちの頑固な先代社長もいとおしくなりませんか?

ずーっと、紡いできてくれたこの会社、やっぱり、きちんと渡していかないと。

まさかと思うかもしれませんが、飛鳥時代から続いている企業を含めて、日本には1000以上続いている企業が14社もあるそうです。100年以上続いている企業は26,000社もあります。

「自分の会社ももちろんずーっと続いてほしい、いや、続いて行ってもらわないと…。」と、皆さんお考えでしょう。長く続いてきた会社には、間違いなく代々続く家訓や社是が伝わり、その成功のDNAを脈々と伝え続けています。

会社は、その時々の景気や社会の影響を大きく受け、その業績までも転換しなければならない場合もあるかもしれません。

そんなとき、社員の心を一つにするものが、家訓や社是といわれるものです。

宇宙に思いをはせる人麻呂や時代を見通す聖徳太子のように、空間と時間を大きくとらえて、従業員や家族、先代や会社の今後を考える。

たまには、早起きして朝の空気を吸うのも良いかもしれません。

もっとも、私などは、自然に早起きする年齢になってしまいましたが。

 

後継者の学校は、経営者、後継者をあらゆる面でサポートします。

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受け取りは万全ですか?

法人契約の生命保険や損害保険。さまざまなリスクへの備えですが、その役目を果たす時、受け取る予定者のところに滞りなく届きますか?

 

後継者の学校のパートナーフィナンシャルプランナーの江浦誠です。

 

私は、主として生命保険を取り扱っています。

経営者や後継者は多くの場合、法人の保険の受取人になっていると思います。

現在ご加入の保険がどのようなときに受け取れて、どのようなときに受け取れないことがあるか、ご存知ですか?

保険金の受け取りというと、まずはふたつのことが考えられます。ひとつは死亡保険金。もうひとつは(入院・手術等の)給付金。ほかに年金等もありますが、今回はこのふたつについてお伝えさせていただきます。

法人契約の場合は、契約者:法人、被保険者:社長、受取人:法人 という形が一般的ですね。個人契約の場合は、契約者:ご主人、被保険者:ご主人、受取人:奥様・お子様 が一般的でしょうか。

この形でスムーズに完了することを望んでいますが、随分以前にこんなことがありました。

「(契約者ご本人の契約を)解約したい。本人は(ご病気の後遺症で)文字が書けない。」 との相談でした。

法人契約のみをいただいていた私の手続きは支障なく完了しましたが、旧来のご友人からの個人契約の手続きが捗っていませんでした。

聞くと、「成年後見人を立ててその人からの手続きを。」 と保険会社から言われているとのことでした。 実は、奥様のご友人がご苦労をされていたのを間近で見ていたので、ほかの手立てを模索している最中でした。

そこで、ご本人の意思判断が不明な状態ではありませんでしたので、代筆での手続き等が可能ではないのか再度確認してみてはとアドバイスをし、手続きは完了することができました。

 

この場合はお亡くなりになったわけではなく、契約の中途での解約でしたので、基本は契約者ご本人からの手続きが必要でした。

死亡保険金は受取人指定をされた方からの手続きとなりますが、入院給付金は本人が受け取るものですから受取人指定はされていません。

ですから、亡くなってからの給付金は、法定相続人からの請求となります。複数人居れば皆さんで手続きとなります。複数人の意見が折り合わなくて宙ぶらりん状態だってあります。

特定疾病一時金支払というまとまった金額の支払特約も増えています。残された方の生活費も考えての金額設定ということも多々あります。

 

保険の受け取りという事柄だけでも、知っているか知らないかで、さまざまな違いが出てくると思いませんか?

 

法人契約か個人契約かということだけでなく、現経営者と後継者の保険すべてを把握することで、さまざまな想定をすることができます。死亡保険金・給付金という形態以外に、今回のような解約によるお金の発生もあります。

それぞれの状況に事前に、また定期的にアドバイスをできる専門家を置いておくことも経営者の重要課題のひとつではないでしょうか。そしてそれが事業承継をするにあたり、大いに効果を発揮することになるかもしれませんね。

現状把握をすることは事業承継の最初の一歩です。

「後継者の学校」では、そういうさまざまな場面に寄り添い支援します。

 

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経営者の決断力について

今日は経営者の意思決定について,私が聞いた話を踏まえ,お伝えしたいと思います。人が決断をするにあたり,それを誤らせる1つの要因として,サンクコストの問題があり,今回はそれに関するお話です。

 

今日は,後継者の方々が今後経営者となり,日々決断をするにあたって気をつけなければならないことを,私が聞いた話を踏まえ,書いてみたいと思います。その話とは次のような内容でした。ある会社の社長は,経営の悪化を打開しようと,アドバイザーを社内に迎え,投資をしてインバウンドビジネスに取り組みました。しかし,様々な要因も重なり,そのビジネスは成功せず・・・。現在その社長は資金繰りに窮し,破産をせざるを得ない状況にあるとのことです,

 

この社長は,周りからのアドバイスを聞くものの,自分にとって辛い選択肢を迫られるものについては,目をつぶってきたとのことでした。たとえば,インバウンドビジネスについても,手を引くタイミングがあったかもしれません。また,破産せずに,民事再生の道を模索することが出来たかもしれません。

 

経営者の方々は,それぞれの専門家にアドバイスを求めることは必要です。自分のブレインとして活用しなければならないと思います。ですが,そのアドバイスをもとに決断をするのは経営者自身です。

 

では,上記のケースで,社長の決断を妨げたのは何か?必ずしも1つだけではありませんが,例えば,サンクコストの問題があるかと思っています。これは,これまでのコスト(費用・時間・努力等)をもったいないと思い,それが回収できるまで頑張ろうとしてしまうというものです。合理的に考えればその時点で止めるべきなのですが,正常な意思決定を妨げてしまうのです。

 

このサンクコストの問題は,日常生活の中にも潜んでいます。当たりの出ないパチンコを続けることなどが典型でしょう。

後継者の方々に限った話ではありませんが,いざというときに決断できるために,何が私達の判断を誤らせるのかというものを客観的に把握しておくことも大切かもしれません。

 

なお,後継者の学校では,今回私が書いた問題点に限らず,広い視点から,後継者が事業承継をするにあたり注意しなければならないポイントを分かりやすく学ぶことができます。興味のある方は,お気軽にHPをご覧になったり,各パートナーにお声がけいただければと思います。

また,後継者の学校では,各パートナーが後継者となる又は今後なるかもしれない方々に,無償で「後継者インタビュー」というものを行っています。

(詳しくはhttp://school-k.jp/interview/ をご覧ください。)

後継者の方々にとって「気づき」の場面となるとして,これまでに多くの方々から好評をいただきました。こちらも興味が湧いた方は,お気軽にインタビューをご検討ください!

後継者にまつわる小説あれこれ(その6)

後継者のパートナーで司法書士の木村貴裕です。

小説は気軽に読めて、でも何か気づきを得たり、力がわいてくることってありますよね。

ほんの少しでも何か感じてもらえそうなものをこれから少しずつ紹介したいと思います。

後継者の学校パートナーブログですので、もちろん後継者や事業承継に関するものを。

 

司法書士の木村貴裕です。

私は通勤時間をもっぱら読書にあてております。

地下鉄なので外の景色を眺めても面白くもなんともないという理由もありますが。

 

経営書ではなくあまり肩のこらない小説ばかりなのですが、結構事業承継にからむ話もあります。

後継者や後継者候補の方に何か少しでも感じてもらえるものがあればと思い、今まで読んだ中から、後継者や事業承継に関係するものを何冊か紹介します。

 

今回紹介するのは、

 

「かばん屋の相続」池井戸潤 著(文藝春秋)

 

「下町ロケット」の佃航平も確か親父の会社を継いだんじゃかと言われそうですが、今回取り上げるのはこれです。

表題作含め六編の小説が収録されている短編集です。

 

作品の全てが都市銀行や信用金庫などの銀行員の視点で描かれています。

 

表題作である「かばん屋の相続」というタイトルを見ると、多くの方が実際に起こったお家騒動を思い浮かべるでしょう。

かばん屋、遺言書による兄弟二人の争いと、ここまでは同じですが、当然ですが物語はオリジナルです。

 

物語は、社長が急逝し、会社を手伝っていた次男にではなく、社業には一切関わっていなかった大手銀行員の長男に会社の全株を相続させるという内容の遺言書があったというところから始まります。

ちなみに銀行員である兄ではなく、その会社の担当者の信金マンの視点から描かれています。

 

この物語を取り上げた理由は、事業承継とはいうが、「何を承継するのか」ということです。

 

前回の企業理念でお伝えした、その会社の存在意義、不易なる価値とは何なのかというところにもつながってきます。

 

継ぐべきものが見えていた者、見えていなかった者、それによってそれぞれの将来の明暗をわけることになるのですが、継ぐべきものは何なのかを見極めるというのは、実際には言うは易く行うは難しなのかもしれません。

 

でも事業承継では、それらを選別するチャンスでもあります。

いかにうまく継ぐべきでは無いものを切り離すことができるのかというのも生き残りには不可欠になってきます。

 

池井戸潤氏の作品の多くは、力強かったり穏やかだったり色々ですが読者に明るい読後感を与えてくれるものが結構多いですよね。

この短編集もほとんどがそのような作品です。

 

一度手にとってみて下さい。

 

ちなみに私は作者の作品で銀行を舞台にしたものでは「オレたちバブル入行組」のシリーズも好きですが、一番好きなのは「シャイロックの子供たち」です。

 

この話が少しでも何かのきっかけになれば幸いです。

 

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変えざるべきものと変えるべきもの

後継経営者の第一の役割は、自社を存続させることです。その役割さえ見失わなければ、変えざるべきものと変えるべきものの峻別は自ずとできるはずです。

 

前回のブログでは、後継者が現経営者と異なる資質や性格を持つならば、それに合わせた自分なりのリーダーシップのあり方を貫くべきと書きました。

 

一方で、その逆のようなこともまた起こりがちなのではないかと思います。

 

すなわち、豊富な経験と実績を持つ現経営者とは違う自分なりのやり方でやってこそ自分の価値があると思い込み、ことさら現経営者のやり方を否定し、変えようとしてしまうことです。

 

これもまた、後継者の勘違いと思い込みによって起こり得ることだと思います。

 

後継者は本来いるだけで価値のある存在です。

 

ことさらに自分の存在価値をアピールする必要など、本来ないはずなのです。

 

確かに、いち早く自分のことを経営者として従業員に、そしてステークホルダーに認めて欲しいと思い、”自分だけの”実力で何か成果を出したいと思う気持ちはわかります。

 

それでも、そこで立ち止まって、踏みとどまって思い出して欲しいのです。

 

後継経営者としての自分の本来の役割は何なのかということを。

 

後継経営者の第一の役割は、なんといっても自社を存続させることです。

 

そのためには、今あるリソースを、現経営者の豊富な経験からくる知恵を含めて最大限活用することです。

 

もちろん、何かを変えることが必要なタイミングは必ずあります。

 

しかしながら、変えること自体が目的化してはいけないのです。

 

変えざるべきものと変えるべきもの。

 

それは、本来の目的を見失わなければ、自ずと見えてくるはずです。

 

「後継者の学校」では、後継者、経営者としてのスキルだけでなく、心=マインド、あり方の部分も大切に扱います。

 

まずは、「後継者インタビュー」を受けてみませんか?今抱えている悩みを語るだけでもすっきりしますよ!

 

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