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後継者にまつわる小説あれこれ(その9)

司法書士の木村貴裕です。

小説は気軽に読めて、でも何か気づきを得たり、力がわいてくることってありますよね。

ほんの少しでも何か感じてもらえそうなものをこれから少しずつ紹介したいと思います。

後継者の学校パートナーブログですので、もちろん後継者や事業承継に関するものを。

 

後継者の学校パートナーで司法書士の木村貴裕です。

私は通勤時間をもっぱら読書にあてております。

地下鉄なので外の景色を眺めても面白くもなんともないという理由もありますが。

 

経営書ではなくあまり肩のこらない小説ばかりなのですが、結構事業承継にからむ話もあります。

後継者や後継者候補の方に何か少しでも感じてもらえるものがあればと思い、今まで読んだ中から、後継者や事業承継に関係するものを何冊か紹介します。

 

今回紹介するのは、

 

「仏果を得ず」三浦しをん 著(双葉社)

 

純粋に面白いので読んで欲しい小説で、ここで取り上げるのはどうかなぁと、ずっと悩んでいたのですが、まぁ四の五の言っててもしょうが無いので紹介します。

 

人形浄瑠璃・文楽の若き義太夫が主人公の物語です。

高校の修学旅行で文楽を観劇した主人公は、後に師匠となる老義太夫の語りに圧倒され、心奪われ、ついには一生をかけてやってみようと決意し、文楽の世界に飛び込みます。

 

義太夫の神髄を極めるため芸に打ち込む日々、そこに心乱す女性が現れたりして、という青春小説です。

 

後継者や事業承継に関係するものをということで続けておりますが、この話は今までとは少し違うと感じるかも知れません。

 

もちろん承継に関する話なのですが、自身の芸を極めるという、どちらかというと経営者というのではなく職人的なと読んだ方は感じるかも。

余りにも文楽に夢中で、純粋にその真髄を探る姿勢は、少し嫉妬すら覚えます。

 

「あぁ、こんなにも自分の好きなことにのめり込めたら幸せだろうなぁ」と感じる方も多いかもしれません。

 

主人公が「女殺油地獄(近松門左衛門作の人形浄瑠璃ですが、ものすごいタイトルですよね)」の登場人物である与兵衛の心情をくみ取ろうとするくだりで、「あらかじめ定めづけられた生への疑問」という言葉がでてきます。

 

生まれついた家により選択の余地が無くその人生が定められていることへの疑問。

 

主人公の仕事にのめり込む姿、世襲、この物語には後継者や後継者候補の心を刺激せずにはおかないものが多くあります。

 

ちなみに文楽の世界は、その家に生まれた者もいるが研修所出身者も多数いるとのこと。

 

自身の人生を単に窮屈に感じて過ごすのか、前の世代が造り次の世代に残したもの、残そうとしているものを受け取り、そこに自身の思いや考えを加え生かすのか。

 

色々な刺激を感じたい方、単に面白い小説が読みたい方、いずれでも是非ご一読を。

少なくとも、文楽観劇に一度は行ってみようと思うこと間違いなしの一冊です。

 

後継者の学校では、後継者や後継者候補が、自身の心情に深く触れることのできるプログラムを用意しています。

 

ご興味のある方は、一度ご連絡下さい。

 

この話が少しでも何かのきっかけになれば幸いです。

 

後継者の学校は、後継者を経営者に育てるプログラムをご用意しています。

詳しくはホームページをご覧ください

 

後継者の学校
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気になる方は、ぜひ一度、後継者インタビューをお試しくださいね。

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後継者はつらいよ ~涙の辛子レンコン編③~

後継者の学校のパートナーの児玉秀人です。

私はメーカーに勤めていたことがあります。営業のマネージャーだったころ、九州地区の販売網を構築しに毎月通っていたことがあります。その頃に出会ったある後継者の方のお話です。

 

後継者の学校のパートナーコンサルタントの児玉秀人です。

 

前回までのお話を整理すると、

 

社長は創業者の長男(3代目)

専務は次男

常務は3男

 

後継者候補のAさん(3代目の長男)

 

次期社長はだれになるのか?

 

社内でも皆が気にしていた・・・そんな状況で、 Aさんは部下からの突き上げを食らうのです。

 

社員の前で「私は皆さんと同じ一社員だから・・・」

 

と言えば言いうほどモヤモヤとしたものがこみ上げる・・・ お酒の席で愚痴り愚痴る

といった状況でした。

 

「親父もどうしたいのかはっきり言ってくれない」

そうこぼすAさんに今アドバイスするとしたら?

 

・あなたはどうしたいの?

・後継社長になるのだったら、今何をすべきだと思いますか?

・今後、会社をどうしていきたいですか?

・会社の現状は?

・株式の保有状況は?

・財務状況は?

・社長のセカンドキャリアはどうする?

・親族の皆さんへのポジションは?

・・・

・・・

 

こんなことを聞いてあげるのですが、

当時の私はただただ・・・うなずきながら聴くことしかできませんでした。

 

そんな時、突然、Aさんが感動し始めました!!

「児玉さん、そんなに共感してくれるなんて嬉しいよ。。。」

 

私「???」

 

Aさん「わかってくれるのは児玉さんだけだ!飲もう!!」

 

私「???」

 

 

突然スイッチが入ったAさんにほだされて、深酒をする出張の夜でした。

 

今更、言えるはずもないことですが

Aさんの話を聞いているとき

 

つい、

 

辛子レンコンを一口で食べてしまい

涙目でAさんの話を聞いていたということを・・・

 

別に共感して涙したわけではないけど、

Aさんにエールを送りたい夜だったことは覚えています。

 

 

・・・それから2年後

Aさんは常務取締役になりました。

後継社長は前専務の叔父さんが就任。

 

Aさんは次期社長です。

後継社長への道は続いていきます。

 

 

おわり

 

 

このエピソードに胸がざわついた

そんな後継者(経営者)の方! まずは

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「後継者と共に強い会社をつくるヒトとおカネの専門家」

児玉秀人でした。

 

メディカル、デンタルのサポートをしています。

「クリニックの財務が劇的によくなる秘密の方法」教えます。

 

財務状況を改善したら次はヒト。

「業績が30%向上する人事評価システム」教えます。

私が得意なのは以下です。

 

・人材採用・育成相談、人事評価システムの提供

・資金調達のための経営改善計画書の作成

・設備投資と事業計画に基づいた財務計画の策定

・Web戦略相談など

 

事業承継の現場から -そこの後継者のあなた。相談できる人はいますか?-

後継者は悩みの総合商社だと言われます。さらに苦しいのはその悩みを自身ですべて抱え込もうとしている後継者の方が多いという現状です。後継者には悩みを吐き出せる相談相手はいるのか?

ある日の後継者の方との会話からその答えが見えてきました。

 

2月から後継者の学校のパートナーになりました高浜亮と申します。主に中小企業の財務面や収益改善を中心とした経営支援を行っています。同じくらいの年代の30代の後継者と会社の成長をサポートしたいという想いで後継者の学校のパートナーになりました。

現在は九州の熊本で後継者の学校 九州校の立ち上げに奔走しています。今後も定期的にブログを書いていきますので宜しくお願い致します。

 

私は仕事柄、様々な後継者とお会いする機会があります。その中でよく聞くのが「色々と悩みはあるんですが相談できる人がいないんです。」ということです。

 

相談相手がいない・・・しかし、相談相手になりそうな人を考えてみるといくつかでてきます。

そこで、こんな質問を後継者の方にしてみました。

 

事業承継に関する相談相手として、「例えば現社長。つまりお父さんはいかがですか?」

 

「社長には相談はできませんよ。だって社長でもありますが父親でもあるため、身内にはなんか恥ずかしいのもあるし、そんなことで悩むな!と言われそうなんで・・・」

 

やはり親と子の関係であるが故に相談しにくい部分があるんでしょうね。

 

じゃあ外部で身近な人なら。「では、税理士さんはどうですか?」

「うーん。確かに税理士さんは数字の話とかはしてくれます。数字とかに関しては少し相談はできるかもしれませんが、社員との人間関係や父親とのことは話しにくいんですよね。

それに社長に話がいったりしても嫌ですし。」

 

後継者からしたら今の税理士さんは父親が選んだ税理士さん。つまり自分の味方にはなりえないって感覚があるんでしょうね。

 

「ではいろいろ所属している団体、例えば商工会や青年会議所で一緒に活動しているお仲間の後継者の方たちとかはどうですか?」

 

「立場も一緒ですし相談しやすいのでは?」

 

「そうですね。事業承継という同じ悩みを抱えてることがあるんで相談はできるかもしれません。

でもなかなか、面と向かって相談を持ち掛けるのも少し気がひけるんですよね。たまに懇親会とかで流れでそんな話にもなったりしますが、お酒も入ってるのでなんか大変だよね。お互い。で終わっちゃうんです。」

 

そう考えると後継者の相談相手って本当にいないんですね。でも後継者の方々はたくさんの悩みを抱えています。悩みを相談でき一緒に解決策を探し、導いてくれるような存在がとても重要なんですね。

 

そんな存在になるべく「後継者の学校」は発足しました。今、抱えている悩みを話すことで問題が可視化され明確になります。そんな機会を後継者の学校では「後継者インタビュー」という形で設けています。

是非、この機会に受けてみてはいかがでしょうか?

(詳しくはhttp://school-k.jp/interview/ をご覧ください。)

ご興味のある方は是非ホームページ(http://school-k.jp/)からお問い合わせください!

 

Photo credit: andreasw1966 via Visual Hunt / CC BY

事業承継~後継ぎはカッコいい!

後継者の学校パートナー、司法書士の村中順子です。

事業承継に対する悩みは、現経営者そして後継者、共にとても深いと日々感じています。

「起業家はカッコ良いけど、後継ぎはカッコ悪い??」という世間のイメージ、それ本当でしょうか?

今回は、初回ですので、自己紹介を兼ね、私の事業承継支援への決意と覚悟をお伝えさせていただきたいと思います。

真面目に書きました(照)。ぜひご一読ください!

 

はじめまして。

後継者の学校パートナー、司法書士の村中順子です。

 

「起業家はカッコ良いけど、後継ぎはカッコ悪い??」 後継者の皆さんはこの問いにどうお答えになられますか?

 

親が社長と聞くと、「ぼんぼん」「未来の社長」などなど、やいのやいのと、「継ぐこと大前提」で周囲に言われる。大人になり、いざ後継者として親の会社に入社すれば、大歓迎で迎えてくれる?!というとそうでもない。

「なんとなく感じる冷たい雰囲気?キャリア云10年の社員さん、本当にこの人私の言うこと聞いてくれるん?」

「うちの会社の財務どうやって見ればいいん?借金いくら?返せるん?連帯保証って私が?!」

「うちの事業に未来はあるん?」

「え?!法令違反?そんなん親の代からやろ?経営責任?って私の責任なん?」

「そもそも私が継いでいいのかな?でも今更継がないって言えないし・・」

 

つまり、「起業家はカッコ良いけど、後継ぎはカッコ悪いだとーー! 誰が言ったん?そんなこと!こっちは毎日たいが大変ったい!(意訳:とにかく死ぬほど大変。誰かわかってよ。この気持ちとこの頑張りを!)」

が本音ではないかと思います。

 

事業承継支援をしていると、こんな声を山ほど聞きます。

後継者という立場は、理論に基づき分析すると、創業よりも複雑な人間関係・利害関係に置かれます。

そしてその立場ゆえに、生き残るために身につけなくてはならない能力、磨かねばならない「力」があります。

「子供だから継ぐ」が成功するには、実は後継者側に多くの前提能力を必要とするのです。そして、それには押さえどころ、コツが存在し、力ですので伸ばすことができます。先に述べた、「こっちは毎日たいが大変ったい!」に対する具体的な解決策があるんです。

 

私は、今まで相談に応じる形で培ったノウハウを個別にお伝えしてきました。というのも、後継者が体系的に学べる場所(学校)は、自分がやらなくても、どこかにあると思っていたからです。でも、お伝えすると、「相手の目の輝きが変わる」「目から鱗だ」と仰って頂ける、そんな後継者の姿を見ていて決意と覚悟が決まりました。「誰かがやるのを待つのではなく、生まれ育ったここ九州で自分から始める。専門家の支援も変わらなければいけない。」そう思い、後継者の学校パートナーに加わりました。

 

「後継ぎってカッコイイ!!」と言われる後継者とワイワイと学びながら、どこにも負けない強い会社にしていく。それが私たち後継者の学校が専門家チームとして実現できることです。お一人で悩みを抱え込む必要はありません。ぜひ仲間になってください。一緒に未来をつくっていきましょ♪

 

次回はもう少し具体的な「力」「押さえどころ」の話をさせていただこうと思います。

ご興味をお持ちの方、ぜひ後継者の学校に参加なさいませんか?いきなりはちょっと・・という方は、まずは後継者インタビュー(無料)を受けてみませんか?時間は30分~1時間ほどです。事業承継に関する自身の悩みが整理され、すっきりすると好評です。お気軽にお問い合わせ下さい。

後継者の学校のプログラムの内容について気になる方は、下記から詳細をご覧ください。

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後継者インタビューについては下記から詳細をご覧ください。

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新年 明けまして おめでとうございます

新年、明けましておめでとうございます。

後継者の学校の代表の大川原基剛でございます。

 

新年となりまして、一本目のブログは、後継者の学校で代表を務めるわたくし大川原から

2016年の後継者の学校についてお伝えさせていただきます。

 

後継者の学校プログラムに参加していただき、その後後継者から経営者になり、私どもが継続的にサポートさせていただいている方々は、とても頼もしい経営者になりつつあります。

彼らを見ているとやはり後継者の経営は、やはり創業者の経営とは違うものだと実感をしていますし、単に経営の知識や手法を教えるだけでは、たりないものだと実感しているこのごろです。

そういった経験も踏まえて、わたしたち後継者の学校は、より後継者の育成・成長に特化させ、他にはないオリジナルのサービス・プログラムを展開していこうと考えております。

 

昨年2015年は、パートナ-を増強し、パートナーブログを始めて毎日発信して参りましたが、

今年は、それを具体的な動きに変えていきたいと思います。

 

ひとつは、「事業承継」と「後継者の経営」「後継者育成」という視点でブログ以外でも情報を提供させていただく場所をつくっていきます。

そして、東京・大阪・九州の3か所で後継者の学校プログラムを開催します。時期は、2016年は4月開催で予定しています。

さらに、後継者の学校プログラムの応用版、経営するための具体的な手法・スキル・技を学ぶアドバンスコースを開催します。こちらも4月開校を予定しております。

 

こうした取り組みを進めながら、後継者が経営者となるために、成長する場、学ぶ場、楽しむ場として、後継者の学校を発展させていきたいと考えておりますので、皆さまにはご指導、ご鞭撻をしてただければ幸甚でございます。

 

われわれ後継者の学校は、本年も後継者、経営者と共に一歩一歩前進し成長し行きますので、よろしくお願い申し上げます。

株式会社 後継者の学校

代表取締役 大川原 基剛

 

 

後継者の学校プログラムの内容について気になる方は、下記から詳細をご覧ください。

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プログラム参加はちょっとなあ・・・という方は、まず、後継者インタビューを受けてみてはいかがですか?

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実録 事業承継~後継者が決して忘れてはいけないこと②~

前回、なぜ後継者が受け身になってしまうのか、その理由の一つをお伝えしました。他にも大きな理由がありますが、それは後継者の学校で…ということにしまして、今回は受け身になってしまいがちな後継者ですが、後継者はどんな存在なのか、後継者が存在する意味について考えてみました。

 

後継者の学校大阪校を担当しております税理士の河合です。

このブログでは、私自身の事業承継の経験を踏まえ、またお客様の事業承継の現場からより具体的なお話をご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。

本日は後継者が事業を承継していく際に、決して忘れてはいけないことについて書かせていただきます。

 

後継者はどんな存在ですか?

残念ですが、「後継者?『ぼんぼん』やね。」と言われる方は多いです。

それは、後継者に主体性が無いように見え、お人よしで苦労知らずという印象から言われるのでしょう。でも、そうなってしまう理由があることは前回お伝えしました。

ここで、まず後継者の存在について考えてみましょう。「後継者がいる」のと「後継者がいない」のとで現在の事業の可能性や広がりは感覚的にどうでしょうか?どちらの方が、様々な事柄に関して長期的な視点で意思決定することができるでしょうか?もちろん「後継者がいる」方が長期的な視点で現在の意思決定をすることができますよね。

そうです。後継者はその存在だけで会社の可能性を広げることができるのです。もちろん、経営者となるには様々な知識を身につけなければなりません。知識だけではなく、人として成長しなければならないでしょう。その前に、経営者になる決意と覚悟も大切です。ただ、間違いないのは、後継者の存在自体が、会社の将来を明るくするということです。

 

ある後継者が陥った間違い

後継者の存在自体、会社にとって素晴らしいことですが、後継者は経営者になっていく存在であるということを忘れてはいけません。当たり前の話に、そんなことを忘れるなんてあり得ないだろうと思われるかもしれません。しかし、主体性のないままに、後継者の立場でいると実は勘違いした行動をとってしまうことがあるのです。

ある後継者の方が、父親である社長に不満を持っていました。「やり方が古い、時代遅れだ。」「自分が経営したらもっとこうするのに。」そんな思いから、勝手な行動をすることも度々ありました。社長は意見の衝突はあるけれど、これから先を託していく息子になんとか成長してもらいたいという気持ちで、ある程度のことは大目に見ていました。後継者である息子の行動は段々エスカレートしていき、とうとう独立するとまで言い出しました。社員は動揺するし、業務は滞るしで大変です。

独立すること自体悪いことではありません。市場の変化によりこれまでの事業が上手くいっていないこともあるでしょう。先のことを考えると、父親の事業をソフトランディングさせるために、後継者が別の事業を立ち上げておくということも、事業承継の戦略の一つです。

ただ、この後継者は後継者として最も大切な、「忘れてはいけないこと」に気づいていませんでした。だから、様々な問題を巻き起こしてしまうことになってしまったのです。

この「忘れてはいけないこと」については次回をお楽しみに。

 

後継者の学校では、細かいテクニックではなく押さえるべきポイントをしっかり理解し、実践に移していただける仕組みがたくさん入っています。

また、お得に参加できる「放課後勉強会」や無料で受けられる「後継者インタビュー」好評実施中です。ご興味のある方は是非ホームページ(http://school-k.jp/)からお問い合わせください!

 

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「後継者と経営者の違い」 【マンガ・事業承継】

後継者の学校の小峯です。マンガで事業承継の本質について、なるべくわかりやすくお伝えしていきますので、

よろしくお願いいたします。今回は、後継者と経営者の違いについて、お伝えします。

まんが2

 

こんにちは

 

後継者の学校の小峯です。

 

『後継者の学校』では、中小企業の後継者の皆さんに

「後継者インタビュー」を実施しています。

 

インタビューした方々は、

大きく2つのグループに分けられます。

 

1つめのグループは、

将来は経営者になると思うけど、今はまだ営業部などで修行中という方々。

いわゆる「後継者」のグループです。

 

もう1つのグループは、

最近、事業承継をして経営者になったばかりの方々。

「後継者」のグループと区別して、「新社長」のグループと呼びます。

 

新社長のグループは、きちんと会社の現状把握をしていました。

 

一方、後継者のグループは、

会社の現状把握が十分ではないことがわかりました。

まだ経営していないから、知らないことが多いのかもしれません。

 

でも、ちょっと待ってください。

後継者の方は本当にこのままで良いのでしょうか?

 

もしかしたら、

ある日突然、経営者や経営者代理になることがあるかもしれません。

そのとき、経営者として行動することができるでしょうか?

 

もしかしたら、

会社が何か深刻な問題を抱えているかもしれません。

今から手を打たないでよろしいのでしょうか?

 

会社の現状を知らないままに経営者になると、

もしかしたら、

経営者になってから、さまざまな問題が出てくるかもしれません。

 

ですから、後継者の方は「まだ先のことだから…」と思わずに、

今から準備を進めてほしいと思います。まずは会社の把握をしましょう。

 

 

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実録 事業承継~後継者が決して忘れてはいけないこと①~

事業承継ってどんなイメージをもたれるでしょうか?お坊ちゃんお嬢ちゃんが、先代がひいてくれたレールの上に乗っかって、主体性のないままボーっとしていても社長になれること。なんて思われている場合も少なくありません。そして、実際にそんなつもりはなくても後継者は受け身に、厳しい言い方をすれば他責になりがちです。だからこそ決して忘れてはいけないことがあります。まず今回は、なぜ後継者が受け身になってしまうのか、その理由の一つをお伝えします。

後継者の学校大阪校を担当しております税理士の河合です。

このブログでは、私自身の事業承継の経験を踏まえ、またお客様の事業承継の現場からより具体的なお話をご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。

本日は後継者が事業を承継していく際に、決して忘れてはいけないことについて書かせていただきます。

 

後継者は受け身

みなさん、「後継者」という言葉を聞かれた際にどのような印象を受けられますか?ハングリーなところが少ない、ぼんぼん(関西弁で「お坊ちゃん」ということです)、いろんなことが分かっていない、努力しなくても良い、などなどマイナスイメージの言葉が結構出てくるかもしれません。確かに育った環境は恵まれていたかもしれません。それに、割と「人がいい」言い換えれば「お人よし」なところもあるかもしれません。だからどこか頼りなく、しっかりしていない。関西弁で言う「ぼんぼん」にはそういった意味合いも含まれているようです。

しかし、考えてみてください。好きで社長の息子に生まれたわけではありません。好きで良い環境で育ったわけではありません。生きていくのにそんなに苦労をしていないから、結果としてお人よしになってしまった(お人よしが悪いというわけではありませんが。)のも仕方がないのかもしれません。それで周りからは「ぼんぼん」と呼ばれる。ある意味仕方ないのかなと思いながらも、どこか反発心を持っているのが後継者です。

いや、そんなの贅沢だ!自分の立場をラッキーだと思うべきだ!と思われたでしょうか?それとも、わかるわかる、その通りと思われたでしょうか?いずれにしても、後継者は人から見れば主体性がなく受け身な状態になっているのです。

 

後継者が受け身になる理由

なぜ後継者は受け身の状態になってしまうのでしょうか?その原因の一つは後継者の入社時の考え方にあります。

どんな職業に就いている方でも、人生のどこかでその職業を選択するという決断をします。生まれながらにして特定の職業に就かなければならないと決められている人は、ほとんどいません。ということは、人生のどこかで、何をして生きていくかを決定するときがあるのです。

例えば就職活動を想像してください。どの業界を選ぼうか、業界を選べばどの会社にしようか、と考えます。そしてその会社に就職した場合の自分の人生を思い描きます。このようにして、自ら決めるというプロセスを経て仕事を始め、転職を考えたり出世を考えたりし続けます。

しかし、後継者はほとんどの場合が「親の仕事だから」とか「なんとなく当たり前だと思っていた」という理由で入社しています。つまり、自分自身の将来や本当にやりたいことを考えずに進んでしまっている場合が多いのです。これが、後継者が受け身になってしまう理由の一つです。

 

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実録 事業承継~株の事知っていますか?⑤~

後継者の学校パートナーの河合由紀子です。

前回は、なぜ経営者主体の株式移転になってしまうのか、また移転するときの経営者の気持ちについてお伝えしました。今回は、前回の内容も踏まえて、株式の移転はどのような考え方に基づき進めればよいかについてお伝えしたいと思います。

 

後継者の学校大阪校を担当しております税理士の河合です。

このブログでは私自身の事業承継の経験を踏まえ、またお客様の事業承継の現場からより具体的なお話をご紹介していきますので、よろしくお願いいたします。

本日も、引き続き株の移転のお話です。前回は、現経営者主導で、早々に後継者に株式を移転してしまう理由と、その時の経営者の気持ちについてお伝えしました。今回は、そういった事情を踏まえて、株式移転はどのような考え方に基づいて進めていくと上手くいくかについてお伝えしていきたいと思います。

 

後継者が自ら動く

前回書きました通り、経営者の多くは、後継者に安心して事業を任せることはできないと考えながらも、相続税の対策として仕方なく、あるいは株を渡せば息子も少しはしっかりするかもしれないという思いで株式を移しているのが実態です。

ところで、以前から書いてきましたように、事業承継の「主役は後継者!」です。なぜなら、事業を引き継ぎ、その後の会社の業績を良くするのも悪くするのも、後継者次第だからです。

では、具体的に主役になるにはどうすればいいか。後継者自ら現状を把握して、この会社を継いでどのように売り上げを伸ばし、お世話になってきた取引先を大切にしながら、社会に貢献して、どのような組織作りをして…と、自分で会社を運営していくならという将来像を描き、行動が変わってくれば、経営者はどう感じるでしょうか。少し安心できるのではないでしょうか。そうです。まず後継者が主体的に事業承継を考え、行動し始めることです。

そして、描いた未来を実現するために、後継者が株式の取得についてもしっかり戦略を練って自ら動き出す必要があるのです。後継者が主体的に事業承継を考えた時、全てが動き出すといっても過言ではありません。

ただ、実際に株式を取得していく際には、押さえるべきポイントがあります。これらを外すとかえって大変なことになってしまう場合もありますので注意が必要です。

 

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2代目が、父親よりも会社を上手く経営する8つのポイント

後継者の学校パートナーの千野康幸です。

みなさん

ご無沙汰してしまいました。

 

2代目が、父親よりも会社を上手く経営する8つのポイントと言うタイトルで書かせて頂いております。

前回はポイント①として立場を誤解してはいけない!について書きました。

受け身にならず、自らが主体にならなければ事業承継は果たせないという内容でした。

 

さて、今回はポイント②として、「覚悟のススメ」をお伝え致します。

 

覚悟のススメ・・・

結婚する気あるの?

パートナーから突然言われて、ドキッとした経験ないですか?

 

いや~

ドキッとしますよね?実際。

まだ心の準備が・・・

覚悟できてないです・・・

 

え?

お前だけだ?

いやいやいや

いるはずだ!

まだまだいるはずだ!!

 

ところで・・・

ブログが約1ヵ月ぶりに更新・・・

すんません。

どえりゃー怒られました。

頑張って書きます。

見捨てないで下さいね。

 

さて、話しを戻します。

後継者として悩まれている皆さん、そもそも会社継ぎたいですか?

 

いやいやいや!

継ぎたい、継ぎたくないではなくて継がなきゃならんでしょう・・・

って思ってません?

 

いいんですよ。

会社なんて継がなくて。

 

だって貴方の人生なんだもの。

決めるの自分じゃん。

 

だけど、親父を安心させてやりたいし・・・

今の会社投げ出して違うことやるわけには行かないし・・・

 

解ります。

難しい立場ですもんね。

後継者って。

 

ですが、考えてみて下さい。

本当にやりたい事を諦めて親父さんの会社に集中できますか?

イヤイヤ仕事して親父さんより会社経営上手くできますか?

あなたの人生、会社に捧げられますか?

 

大丈夫!とハッキリ言えない方は覚悟をおススメ致します。

 

どんな覚悟か・・・

それは会社を継ぐ覚悟です。

自分の手で会社を継ぎ、経営していく決意です。

 

この決意と覚悟

持つことが出来なければ、会社を継いではいけません。

 

気合が足らん!!

だからお前はダメなんだ!

そんな意味ではないんです。

 

よく周囲から言われませんか?

覚悟が足りない・・・って

 

違うんです。

周囲があなたに投げかけている決意と覚悟ではないんです。

 

あなたの人生をどのような道で生きて行くのか?

その決意と覚悟です。

 

会社を継ぐ決意をしたのであれば、

それは会社を継ぎたいと自ら決意したことです。

そして会社を継ぎたいと自ら決意したからこそ、

己に責任があるんだ、と思う覚悟です。

 

逆にです。

会社を継がなかったのならば、継がない決意をすべきですし、

継がないことによって手に入らなかったものに後悔しない覚悟が必要です。

 

後継者の皆さんは、大変難しい立場にいらっしゃいます。

ですが、己の道は己が決め、己が背負うものだと考えて下さい。

これは後継者とか経営者とか普通の一般人とか関係ありません。

 

人生すべて己が決めた道なのです。

 

生まれは自分では決められない・・・

こんな親の元に生まれるんじゃなかった!

こんな田舎より都会に生まれたかった!

 

言いたいことはあるでしょうが、

自分が、自分に生まれてきたのは

己の実力です。

今、ある地位は己の力で手に入れたはずなのです。

親の七光り

なんて言葉がありますが、七光りできる環境に生まれたのも自分

生まれなかったのも自分

そしてその七光りが落ち目になってしまっても自分の力と責任なのです。

 

そう考えて生きて行かなければ、

人生をずっと蹲って座り込んでいる

生きることを止めている状態です。

 

成功するためには、僅かでも動き出さなければなりません。

 

あなたに会社を受け継ぐ覚悟はありますか?

決意と覚悟は、ハイそうですかって決まるものではありません。

自分の人生をどう進んでいくのか、しっかり見据えるものです。

 

自分の人生を良く見つめて下さい。

これから会社を継ごうとする人

覚悟はありますか?

自信がなくて、覚悟ができない・・・

必要なのは自信ではありません。

自信は後継者の学校でつけましょう(笑)

自分がやる!

という覚悟です。

 

もう会社を継いでいる方、覚悟は出来ましたか?

まだという方

今一度人生を見つめ直してみましょう。

 

親父の会社を継がないとどんな人生がありますか?

その人生は自分が満足するものですか?

 

もし、会社を継がなくて

弟なんかが会社を継いで大成功した場合

嫉妬しませんか?

 

私だったら嫉妬で狂ってしまいますね(笑)

 

会社を継ぎ、経営することは大変な覚悟を要求されます。

だからこそ、自分の人生をかけてやっていくものなんです。

そして自ら会社を継ごう、経営しようと決意すれば、

きっとあなたの力は大きく変わって行きます。

そしてその決意に覚悟をもって行えば、どんな人生であれ

満足が行くものになるはずです。

 

私の知っている後継者の方(後継者支援はしてません)で

父親の会社を継いだことを50歳にもなって後悔している方がいらっしゃいます。

先代と確執があり、不景気になったり、人手不足になったりして困ったことがあると

先代の父親のせいにします。

「お前のせいだ、死んでやる」と脅すそうです。

先代も80歳になるのに未だに引退できそうにありません。

 

こんなマインドでは成功なんてしません。

上手くいかないのは、全部自分のせいなんです。

 

私も21歳の時に人生に絶望し引きこもりになりました。

納得いかない人生に終止符を打とうと、

本気で自殺することも考えたこともあります。

 

こんな人生は親のせいだ!

本気で思っていました。

 

責任を取れと、父と母に詰め寄ったこともあります。

上手くいかないのは、自分のせいではない、

世間が悪いんだ

時代が悪いんだ

親が悪いんだ

 

・・・こんな風に考えている人間に

誰が力を貸すでしょうか?

成功しますか?

 

皆さんが経営者になってもそうです。

赤字なのは、不況のせいだ

世間が悪いんだ

どんなに理由を並び立てても、言い訳にしかなりません。

こんな考えを持つ経営者のもとに、

有能な社員が集まりますか?

 

21歳のとき

私には自分という人間で、

生きて行く覚悟が足りませんでした。

自分の無力さを言い訳していただけです。

 

自殺をしようと思い、

自分で自分を殺せないと分かった時に

私の覚悟が決まりました。

 

死ねないのなら、生きて行くしかない

生きるなら、無力のままでいたくない

 

この身体と魂で生きて行く・・・

 

覚悟してからは行動が変わりまた。

どうやって生きる力を手に入れるか?

 

そこで出会ったのは社会保険労務士という資格でした。

合格するために、人生で初めて勉強に打ち込みました。

6ヵ月の短期間で合格できたのも、

覚悟があってのことだと思います。

 

その後の人生は紆余曲折ありましたが、

今ではこうしてブログを偉そうに書けるようになっています。

 

覚悟があれば、己の力不足を補完しようとする

覚悟があれば、利益が出るように工夫をする

覚悟があれば、周囲が協力してくれるようになる

 

必ず、自分で何とかしようと行動します。

そして一生懸命に行動しているからこそ

周囲が力を貸してくれるのです。

 

今、上手くいっていない方

覚悟は足りてますか?

 

父親よりも上手く経営したいなら、父親以上の覚悟を持ちましょう!

 

 

覚悟のススメ!

自分のすべては己の力

どう生きるか決意をし、覚悟をする。

そして、自分自身を認めてあげる。

 

富める時も病める時も生涯、会社を愛しますか?

会社を継ぐならば、会社と結婚する覚悟を持ちましょう!

 

では

また次回お会いしましょう。

 

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